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北京と上海 私的オススメは・・・

中国で最も有名な都市といえば北京と上海。私は20年近く前にこの二大都市で留学で半年ずつ過ごしているので「旅」と「定住」二つの側面から良し悪しを比較したいと思います。

旅するなら…北京!

2泊3日で旅行するとしたら私なら迷うことなく北京を選びます。紀元前11世紀の「周」の時代から都が置かれ、悠久の歴史を持つ北京。万里の長城はじめ、故宮(紫禁城)に天安門、明十三陵、天壇、頤和園、清明園など歴史的建造物のオンパレード。さらに紅葉の季節には香山、景山公園から見下ろす故宮と北京の街並みも絶景で、風光明媚な観光地も多いです。

景山公園から見下ろす故宮

一方、上海にも豫園などの観光地はありますが、やっぱり私としては観光で行くならそこまで東京の風景と変わらない場所も多いので、もったいないなぁと感じてしまいます。

また、食の面でも上海料理は焼きそばや海鮮など、結構日本人好みのあっさり系の味付けですが、北京料理はパンチが効いていて、宮廷料理の北京ダックは有名ですが、涮羊肉(羊肉のしゃぶしゃぶ)や葱油饼(ネギパイ)など日本では珍しい美味珍味も多いのでオススメです。

実際には北京にも上海にも四川料理や広東料理、湖南料理に東北料理までたいていなんでもあるんですが、それは今や日本も同じ。中華街や池袋などのガチ中華スポットにいけばある程度各地方の料理を味わえます。そういう意味では、案外北京料理って日本では珍しいのでレア度が高めなのかな?とは思ってます。

住むなら…上海!

上海が「魔都」と呼ばれる所以かもしれませんが、とにかく上海には娯楽が多く、みんなでワイワイ飲み食いしたりエンタメ施設で楽しんだりするならやはり上海に軍配が上がる感じがします。もちろん北京にもいくらでも娯楽はありますが、外滩に南京路、新天地、静安寺に徐家汇、田子坊と、オシャレスポットも満載でデートにも困りません。

外滩

あとは古北という日本人街もあって和食が食べたいならそこに行けばいいし、日本食材のスーパーなんかも大抵揃うので、日本人が暮らしやすい環境が整ってるのも人気の理由でしょう。

日本式のキャバクラにハマって抜け出せなくなった駐在さんもよく見ましたね…

北京なら西单や王府井、三里屯といったオシャレ繁華街がありますが、個人的には観光で一回行けば良いかなぐらいの感覚なので、ずっと住むならやっぱり上海が飽きないかなぁと思います。

遊びに行くなら学生街が穴場

ちなみに、短期間の旅行であればわざわざ行くほどではないですが、長期滞在であれば大学付近の学生街がグルメあり、娯楽あり、しかもリーゾナブルなお店が多いのでオススメです。

北京では「五道口(ウーダオコウ)」という北京語言大学や北京科技大学の近くにある街で、ここは韓国人街でもありつつ日本料理屋さんも多かったりして、カラオケやボーリングなど娯楽施設も多いので、留学生にも大人気のスポット。

上海だと復旦大学の近くにある五角场(ウージャオチャン)という場所が同じようにグルメに娯楽になんでもあるので、賃貸で住むならこの辺だと楽しいだろうなぁと思います。

以上、超個人的考察にはなってしまいますが、私にとっての北京と上海の推しポイントでした。



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