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チェコの瓶ビールについて

Ahoj!

チェコへ移住してすぐにビザを申請してから
待つこと数ヶ月。。。

ついにビザを手に入れました!期間は5年間です。ビザ受取の時に職員のお姉さんが間違って期間を10年にしてましたがすぐに気づいて訂正されました。(10年でもかまわないのに)

通常なら2か月ほどで手続きが完了するはずが、コロナの影響なのか遅れていました。連絡が来ない間どれだけ不安だったか。

ともかく手に入ったこのビザ、パスポートか?!と思うようなしっかりした作りで、綺麗なブルーのカバーにちょっとテンションがあがります。

無事にビザを手に入れたしホスポダ(チェコの居酒屋的なところ)で美味しい生ビールでも一杯、と言いたいところですがチェコはまだ予断を許さない状況のためホスポダは営業禁止です。

ビールのボトル販売をしているホスポダも見かけますが、「違う、そうじゃない」感。地元の人々が集まって盛り上がっている雰囲気の中で注ぎたてのビールを飲むのが格別なんです。

移住してから数か月、生ビールはまだ数え切れるほどしか飲んでおらず、ほとんどスーパーで買う瓶ビールを飲んでいます。たくさん種類があるし、安いからそれも良いんですけどね。

日本では500mlの缶を飲んでいた私にとって、瓶ビールを当たり前のように飲む生活は考えられないものでした。勝手に高級品だというイメージを持っていたので、チェコのスーパーのレジで前に並んでいたおじさんがビールを3ケース抱えていた時は驚きました。ちなみに1ケース20本です。

もし旅行や出張などでチェコのスーパーに立ち寄られることがあれば、瓶ビールを買う時に覚えておくとちょっと良い(かもしれない)知識をご紹介します。

日本で瓶ビールを飲む機会が少なかったので知らなかったのですが、ビール瓶のリサイクルは意外と当たり前のものなんですね。チェコでは店頭や店内で瓶を回収する機械が設置してあります。写真のは古い機種のようで、最新のものは画面がタッチパネル式になっています。

上の段に瓶を置くと自動で吸い込まれていき、画面上に本数と返金価格が表示されます。一本一本置いていくので本数が多いと意外と手間がかかります。下の段はケース買いしたビール好きな人のための投入口です。

ボタンを押すと金額が印字されたレシートのような紙が出てくるので買い物の際にレジで紙を手渡し、買い物金額から割引してもらいます。

気になる返金価格ですが、瓶一本につき3Kč(約15円)です。ケースも返金対象で一つ100Kč(約500円)です。実はビールを買う際に課金されているのですが、初めてビールを買った時にこれを知らず、レシートに3コルナと書かれているのを見て「なんか知らんけど課金されとる!」となりました。

一本だけだと高い金額ではないですが、ビールをたくさん飲むチェコ人にとっては絶対にリサイクルしたくなるような素敵なシステムだと思います。

夫は子供の時に瓶ビールをリサイクルしたお金でよくパンを買っていたそうです。チェコにはRohlík(ロフリーク)という一本2Kčもしないパンが存在するんです。味の薄いシンプルなロールパンですが素朴な美味しさがあります。スーパーによってはハーブやスパイスが入っているものもあり、挟む具材によっていろいろな味が楽しめます。安いので是非試してみてください。

チェコの瓶ビールは安いものだと一本10Kč弱(50円以下)で買えます。安かろう悪かろうではなく、美味しいのにこの値段なんです。恐ろしきチェコ。。

チェコでの乾杯の挨拶はna zdravíです。日本語にすると「健康に」という意味ですが、コロナが早く終息してホスポダでビールを飲める日が来るのを待ち望んでいます。

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