僕が鬱病と診断されてから約4年間、太陽の光を浴び続けた結果
医師「あなたは、今、鬱病ですね。」
そう言われた時はピンと来なかった。
僕「ん?鬱?」
知識も無かったので、それがどんな病なのかも、よくわからなかったのだ。
倦怠感、めまい、やる気の喪失。
まるで体と頭が分離したような奇妙な感覚。仕事も上手くいかず休みがちに…
この体は今、誰のもの…?そんな感情になるほど、心は疲弊していた。そして、医師から告げられたのは…
医師「太陽の光を浴びてください。1日15分から30分ほどで良いので」
これは鬱と診断されてから約4年間、太陽の光を浴び続けた僕の記録である!(*注意*あくまで個人的な感想や体感です。)
1.浴びた時間
・1日、約30分
初めはやはり、外に出ること自体が辛く苦しいものだった。
そう、布団から起き上がる事すら自分には疲れる運動になっていたのだ…
「ああ、このまま、消えてしまいたい…。」
そう思った途端に、また気持ちが堂々巡りになっていった。
しかし!
僕の負けず嫌いな性格は、まだ少し残っていた!
意を決して僕は休みがちになっていた自分の職場に出勤したのだった。
幸いな事に自分の職場の周りは、緑豊かな田舎で、日光浴などをするにはピッタリな環境だった。
これを活かして、昼休憩の1時間の内、約30分間を太陽の光を浴びる時間に充てることにした!
とにかく、この時は光の下に居るだけ、何もせずそれだけを意識していた。
医師によると、「幸せホルモン」として有名なセロトニンが太陽の光を浴びる事で、脳の内部に分泌され気分がよくなり、治療の一部になるとのこと…
「セロトニン…セロトニン…セロトニン…うーん、幸せホルモン」
そう唱えながら、このモヤモヤした気持ちが晴れ渡る日が来ることを、願い続けたのだった。
2.運動
ここで出来ればセットでしたいのが、運動だ。
僕が主にしていたのは、ストレッチ、散歩、時々ランニング。
このころになると、明確に変わった部分があった。それが肩こりの消滅だ。
鬱になると身体が重く感じるようになり、運動不足になる。
体全体が凝り固まり血流が悪くなっていたのだろうと推測する。(それっぽいことを言ってみる)それが、日光浴を機会に始めた運動で消滅したのだ!
これはありがたい誤算だった!このように少しずつストレスを解消していくことで、全体のモチベーションアップに繋がったのは間違いないだろう。
4.変化
ここで、具体的に僕が個人的に体感した変化10選をご紹介。
1.肩こりの消滅
2.体力・持久力の向上
3.頭のモヤが晴れる
4.ポジティブな言動、行動、思考が増える
5.集中力が増す
6.他人とのコミュニケーションの数が増える
7.眠れるようになる
8.飲む薬が減る
9.自信が出でてくる
10.周りの目があまり気にならなくなる
特に、睡眠が深く、多く取れるようになったのはめちゃくちゃ大きかった!
眠り続ければもう完全に生まれ変われるのではないか!と勘違いしそうなくらいだった。(そんなわけない)
とにかく睡眠は大事なんだ~と感じた日々だった。
3.結論
約4年間太陽の光を1日30分程、浴び続けると、鬱病は緩解した。
緩解(かんかい)とは全治とまでは言えないが、病状が治まっておだやかであることであり、この表現を使ったのは、安易に全治したと思い込み、いざ再発した時のショックを軽減するためである。とはいえ、僕の場合は幸運なことに明らかな体質改善が見られ、精神的なストレスも減少したのは事実である!
鬱病は当事者にしか分からない苦しみが多くある。頭の中で自分自身と、辛くどこまでも孤独な戦いが続く。
だがこれだけは確信した。太陽の光が平等に世界に降り注ぐように、誰にでも起死回生のチャンスは巡ってくると。
絶対に自分に絶望してはいけない。
さあ、肩の力を抜いてまた明日から生きて行こう~
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