「さらに追い詰められた我が家」

　さらに追い打ちをかけられ、追い詰められる目にあった。
　出るお金が大きいので、なるべく現金を残そうとする。
　そのために、クレジットカードの使用が増える。
　妻と娘には親子カードを作り渡してある。

　収入だけは高額であったのでプラチナカードだ。

　運の悪いことにカードの限度額が1000万円と高額過ぎである。
　妻と娘は、ショッピングをする時、そのカードを頻繁に使用するようになる。
　しかし、支払日が来れば支払わなくてはならない。
　わたしの生命保険の代金は、カードからの引き落としである。
　光熱費・電話料金、すべてがカード落ちでフル活用である。

　妻と娘は、それ以外にデパート専用のカードを持っている。
　そのデパートでの支払いは、カード決済である。

　ある日、大手デパートのフロアの主任から電話が来た。
「お宅の奥様とお嬢様がカードにてお買い物をされているのですが、その代金の決済が奥様の銀行口座から引き落としができません。今後、当店で買い物をされるときは現金でお願い致します」
と。

　これには驚いた。妻の口座は残高がないのか・・・言えばいいのに。
と、とっさに思った。
　住宅ローンの他にクレカの支払いに追われるようになった。
　クレカのキャッシングはフル活用である。

　このままでは、消費者金融行きは時間の問題化も・・・・
と心配になった。

　現在、港区にある仕事部屋として使っているマンションを売るかどうかである。
　殻の大きなヤドカリではなく、殻を失ったヤドカリになっているかもしれない！！