見出し画像

【読書録】左利きって、すごい!

読書録では感じたこと
読書を経ての行動、変化を書きます。書評というより、簡単なまとめと個人的読後感です。
基本的に読書好きなので、是非こんなあなたに読んでいただきたい、との気持ちで書いています。


加藤俊徳『1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き 「選ばれた才能」を120%活かす方法』ダイヤモンド社

【こんなあなたにオススメ】
✓私は左利き
✓我が子が左利き
✓気になるあの人が左利き
✓左利きと右利きの違いが知りたい
✓私はみんなと違う…?と感じることがある

【簡単にまとめ】
脳内科医であり、自らも左利きである著者による、稀有な左利きの才能を世に伝える本。序章ではそもそも利き〇〇とは何なのか、右脳と左脳の働きの違いを詳しく解説。以降では、左利きの特徴として、「直感」「独創性」「ワンクッション思考」を取り上げ、それぞれがすごいと言われる理由、またその鍛え方を脳科学的見地から学ぶ。さらには「最強の左利き」になるための、能力の高め方を著者自身の体験を交えて紹介する。

【感想】
私の息子が左利きであることから本書を手に取った。私と夫は右利きだが、身内に左利きが複数いるので、左利きの人が全体のおよそ10%程度しかいないことにまず驚き。右脳=非言語系、左脳=言語系と、その働きが違うことはなんとなく知っていたが、右利きがマジョリティの世界で、マイノリティの左利きが生きることは、こうも脳の使い方に影響を与えるのかとこれまた驚き。そんな世界で生きる、才能の塊たる息子の脳みそを、たくさんの経験を通して育てたい。「君は選ばれし天才なんだよ」と聞かせてやりたい。

【行動と変化】
息子に関して、考えが言葉になるまで少し時間がかかる方かな?とは思っていたが、本書を読み、脳の仕組み上時間がかかるのだ、と納得。これまで以上に、言葉になるまでじっくり待つことが出来るようになった。また、左利きと右利きでは同じことをしても「脳体験」が異なる、という話から、利き手に限らず、人には差異があって当たり前なのだと、そしてそれは、優劣ではないのだと改めて感じた。夫婦でも親子でも、親しい相手だからこそ「きっとこう思ってるはず」ではなく、「どう思う?それはどうして?」と聞くことが増え、コミュニケーションが活発になった。


最後までお読み頂きありがとうございます。
左利きのお子さんがいる方には是非!
オススメです。


この記事が参加している募集

読書感想文

よろしければサポートしてください。とても喜びます。