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「愛国者学園物語」を書いたわけ

 なぜ「愛国者学園物語」を?
 私がnoteの助けを借りて公開する小説みたいな文章「愛国者学園物語」は、私が創作したものである。これは、近未来の日本、保守派が絶対的権力を握り攻撃的な態度を見せるようになった社会を舞台にしている。神道と天皇制と愛国心を教育の柱にした愛国者学園の学園生たちが、いかに社会を混乱させ、人々を傷つけたかを語るものだ。そして、逆説的に、特定宗教と天皇制への過度な忠誠、それに愛国心に傾倒した教育を子供に押し付けることがいかに危険か、を考えようと試みる。

 私は、今の日本社会に恐怖感を感じることがある。それは保守派の一部が、神道を絶対的な宗教として崇め、愛国心を煽り立てるような言動をしているからだ。私は無宗教に近い宗教観の持ち主ではあるが、神道を嫌ってはおらず、天皇制を支持し、改憲で自衛隊を軍隊として認めることを望む保守派である。

 しかし、他者に対して攻撃的な言動をする政治家や有名人などが多いことを憂いている。彼らは靖国神社を絶対視し、自衛隊の予算を倍増させる。徴兵制度の復活を叫ぶ、あるいはLGBTに対しその人権を無視するような言動をしているではないか。彼らは攻撃的なのだ。


約6万字
 そこで私は、神道や天皇制への絶対崇拝と忠誠、愛国心などを強要するよう攻撃的な態度をとる保守派やその思想、私の創作した言葉では、    「日本人至上主義」がいかに危険かを考えようと思った。それは、保守派 イコール右派は危険で、中道や左派は安全だというような単純な考えではない。私も保守派なのだが、度がすぎた保守思想が日本社会を破壊するのではないかという危機感を書いたつもりである。

 私はそれを「愚行の総和」と称して約16万字にまとめたが、私はただのブロガーだから、書いても、それをハードディスクに死蔵するしかない。しかし、その一部、この「愛国者学園物語」ともうひとつの小説を、ネット上で公開できないか。そう思っていたら、このnoteにたどり着いたというわけだ。「愛国者学園物語」は約6万字あるが、その全部は公開できないので、その一部だけ、noteの読者に読んでいただけたらと思う。


続く 

大川光夫です。スキを押してくださった方々、フォロワーになってくれたみなさん、感謝します。もちろん、読んでくださる皆さんにも。