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「鬱や不安障害、適応障害からの回復の道筋」<*サグラダファミリア方式:書き足しました2024/4/21 更新>


はじめに


今日は今まで感じたことを含めて上記についてまとめてみたいと思います

*当初書き切ってからアップしようと思ったのですが、やはり長くなりそうなのでサグラダファミリア方式でちょこちょこ修正、編集の形をとることにしました お付き合いいただければ

私は、最初の会社でいわゆるパワハラ・長時間労働でうつ病(いまだに私はそう思っていませんが、医者にはそう言われました)になり、その後それが適応障害、不安障害へと変化しました

どうしてそう思っていないかというと
おそらくうつ病というわけではなく、当時はちゃんと休みさえすれば
それまでの疲れが蓄積しており溜まっていた状態と思っていました
振り返ってもそう思います
なので、逆に医者にいったことが道筋をややこしくしてしまったと今は思っています

今は病名はついていませんが
・不安
・倦怠感
が少し残っているという状態です

ではここまでにどのような道筋を通ってきたかということをまとめてみたいなと思います

心療内科との出会い


まずは
本意ではありませんでしたが(というかこれが間違いの元だったかもしれません)
最初の不調を感じた時に心療内科に行きました

そこでの診断はうつ病

そしてSSRIのトレドミンという薬が出ました

当時の私は何の知識もなかったし、医者に信頼を置いていたので
ただただ真面目に薬を飲むという生活を送っていました

しかし、私の場合 薬の効果よりも副作用がひどく
とにかく苦しみました
具体的には

・なんだか前に進みたいのに進めない感覚
・体がゼリーに包まれたような感覚
・とにかく表現できないほどのイライラ感

こういったものが出ました

何度も医者に伝えましたが、医者からの返答は
・とにかくこの薬はとても弱いもので、問題はない
・副作用はほぼ出ないはず
・一生飲むつもりで挑んでください

というもの

しかも、生活習慣や考え方の指導などもありませんでした
その医局は結構有名な、評判もある医局でしたが
私は強い不信感を持ちます

その医者には3年間通いました

その間に私は心療内科というもの、あるいは薬に関して
勉強をすることになります

今でこそそういった関連の情報や本は溢れていますが
当時はまだ数が少なく、信じて良いかもわかりませんでした

しかし、少しずつ全体像を理解するために勉強していきました

その段階でわかってきたことがあります
それは

・結構心療内科の分野というのは医者の世界でもまだまだわからない領域であるということ
・医者のマニュアルは米国のDSM4(当時は4でした)に則って診察されるということ
・また、医者にとってはリスクがあるためそのマニュアル外の診療をすることは問題があること(カルテに残ってしまうため、もし患者が亡くなった場合訴訟リスクがあること、つまり診療には幅を持たせるのが難しいこと)

そしてこれも大きな気づきだったのですが

・あくまで医者は診断を下し、薬を処方し、経過観察するという場所だということ
・もし自分が求める話を聞いて欲しい、対話がしたいとなった場合はカウンセリング併設の場所が望ましいこと

だった

ここの勘違いをしていたため、医者への求めていることと、実態が食い違って苦しむことがありました

薬に関すること


次に薬に関することです

薬は大きく
1・SSRI系
2・ベンゾチアピン系
3・漢方
に分けられるかと思います

人によっては睡眠補助の薬も出ますが、私は睡眠には問題がなかったのでそこは通りませんでした

1−3に行くに従って、薬の強さと副作用の強さがあると思います(薬にもよりますが)

この中で1、2に関しては、注意が必要だと思っています
それは依存と副作用です

人によると思いますが、私はある種特異体質で
普通の薬も通常の人よりもかなり少ない量で効いてしまうという状況がありました

それが上記の薬にも出てしまった

なので、薬をやめる時ひどい離脱が出ました
当時はトレドミンからリーゼに変わっていて
本当に微々たる薬でしたが
ピルカッターで4つに割ってすこずつ、確か2週間とか3週間ずつ減らしていった記憶がありますが
それでもひどい離脱が出ました

今でも後遺症があるのではないかと疑っています

しかし、実際に薬が必要な人もいます
それは重篤な人やはっきりと病気が限定されている人だと思います
そういう人は治し方もかなりわかってきているので医者の指示に従った方がいいと思いますが
いわゆる未病の方
これは注意が必要だと思っています

また、薬での寛解率というのは高いわけではありません
要は合う人とそうでない人がいるということです

基本、鬱の薬は脳のセロトニンを増やすという考えがあるのですが
これは
臨床の実験が少ない時代に、鬱の重篤な方の亡くなった遺体を解剖したら
脳にセロトニンが異常に少ないことが判明したというところから来ています

しかし、今ではセロトニンだけが原因ではないことがわかってきています

私は脳医学の世界はもう一段階進化すると思っていますが、それはもう少し先かもしれません

その時は、昔はこんなことをしていたんだと驚きを持って迎えられるかもしれません

極端なことをいうと、ロボトミー手術など世界的な賞を受けたものであっても、後年とんでもない人間を破壊する行為だということがわかりました

これはかなり極端ですが、人間の脳の領域はとにかくまだわからないことが多いし、繊細であると思っています


薬以外の選択肢へ


そこから私は、薬以外の選択肢へと舵を切ることになります

ここまでも心療内科は確か5つ、薬も様々試してきました
しかし、自分の体と学んだ知識を信じて
私はこれでは良くならないと判断し、他の手段をとります

そして紆余曲折あったのですが
結論から言うと効果があったのは下記の方法です

1・認知の歪みを治す
2・エクスポージャー
3・運動する
4・漢方やサプリ 鍼灸といった手段
5・楽しみを増やすこと

1つ1つみていきたいと思います


1・認知の歪みを治す


まずは認知の歪みを治すです
これは全てに並行して行ってきたことですが
精神的に病む人の多くは認知が歪んでいることが多いです

もちろん先天的なものも大きいのでなんとも言えませんが
でもやはり認知の歪みも大きいと思っています

それは何かと言うというと
大きくは バイアス 価値観
と言うものになります

これは誰しも生育過程で教えてもらったり自分で学び取って、これが正しいと思う価値観を醸成していきます
そして、それは例えば両親と仲が良く、従順であった人に多いのですが(私はこのパターンでした)

両親とうまくいっており、従順であるパターンは学生時代まではうまく行くことが多いと思っています

しかし、社会に出た途端にそれまでの勝ちパターンは通用しなくなります

どう言うことかというと
社会に出た時のルールや判断は今までのようなすっきりしたものではなく、カオスに満ちています

正しいことだけでは正論だけでは到底進んでいけません
要はタフでなければ到底やっていけません

そして、親が持っている価値観は残念ですが古いものになります

それを現代社会に当てはめていくにはかなり無理があり、そこから脱却し現実を見る必要があります

ここにうまく適用した人は問題ないのですが、失敗するとなかなかに厄介です

要はこだわりということなんです

人間は生きるには問題ないということはたくさんあります
しかし、価値観への傾倒が強ければ強いほど
それがなかったら極端なことをいうとしぬしかないみたいなことになるケースがあるということです

しかし事実実態は全然なくても生きていけます

しかし、思い込んでしまっていたらなかなかそこから離れることは難しい状況になります

その思い込みに気づき、そこから離れる

これが認知の歪みを治していくということになります
具体的には色々とありますが
すごく効いたのは2つです

それは
・本を読み、多様な生き方や価値観を知ること
・動画で多様な生き方をしている人を見ること
・認知行動療法をやること
でした

逐次解説していきます

・本を読み、多様な生き方や価値観を知ること


本は素晴らしいものです
なぜかというと一人でも色々な世界を覗くことができます
しかもあまりお金もかかりません

図書館を使えば無料ですし
私はKindle Unlimitedというサービスに入っていて、電子書籍でかなりの量の本を無料で読むことができます

もちろん、相当に重要な本は躊躇なく買ってきました

本はどのようなものを読むかというと
他の人の人生がわかるようなもの
経験談とか自伝とかそういうものは自身の常識や価値観を壊したり緩めるには良い内容だと思います
なるべく自分の人生から離れた人の本を読むのが良いと思います

あと、本は連鎖します

ある本を読むとその中に本の紹介が出てきたり、関連んする本が出てきたりして
追いかけていくと無限ループです 笑
しかし、この無限ループがいいと思っています
なぜなら人生は長いので、本は自分と向き合ってくれる良いツールだと思っています

最初は興味のあるものから
そして、だんだんとぶっ飛んだものへと変化するといいと思っています

・動画で多様な生き方をしている人を見ること


こちらも有効です
一番辛い時期は、よくないという人もいますが私は自分と同じくらい
あるいは自分よりも辛い人の動画をよくみていました

正直とても救われました

そうでもしないと自分の意識を保っていられない時は頼っても良いと思っていますし、そういった人たちの経験に感謝してもいます

そして、少し回復してきたら
今度は多様な人のものを見る

私は希望を見出すために
働かないで生きている人
ミニマリストの方々をよくみました

田舎でわずかなお金で暮らしている人
ウーバーやユーチューブ、配信で生活している人をよくみました

希望が持てました

こんな人がいるんだと

嫌なことから逃げたら人生詰むと思っていたけども、一生逃げて仕舞えば
それすら存在しない
そういうことができている人たちがいることにびっくりしました

だから視野狭窄にならないように定期的にみています

最後は働かなくてもなんとかなると思うためです

逃げ道を作っておくということです

・認知行動療法をやること


最後に認知行動療法をやることです

これは効きました正直

認知行動療法のやり方については様々本が出ていますので
そちらを参照いただき
またアプリでも7ステップ、5ステップが自然とできるものが出ています

ググってみてください

どのようにやるかということですが
一番いいのは誰かに先導してもらうのが最もいいです
それも専門家に

でも正直それってすごく難しいと思うんです
私はそう思いました
なぜかというと、まずお金がかかる
そして相性の問題がある

こんなこと繰り返していたら人生いくらあっても足りないよと
感じたのが正直なところです

なので私は自分でやることにしました

パッとできたわけではありません
試行錯誤し、ステップの中の問答についてはソクラテス式問答という本も買って勉強しました

しかし、これができてくると本当にスーッと楽になります
びっくりします
なぜそこまでこだわっていたのかわからないくらい効果があるものもありました

認知行動療法のやり方ですが、書いていくとそれだけで本が1冊かけてしまうので、簡単に抜粋をします

単純な5ステップのやり方を記載します

それは以下の5ステップ

・認知行動療法の5ステップ


1状況・・・それはどのような状況か
2気分・・・その時の気持ちを記載 複数あり 点数化する100点満点
3自動思考・・・その時にどのように感じたかを書く
4バランスの良い考え方(適応思考)・・・もし自分を他人と思って、それが親友の立場・家族の立場であった場合どのような言葉をかけてあげるかを考える ここでソクラテス思考を使う なぜを繰り返す 本当にそうですか?ということ クリティカルに捉える
5気分の変化・・・2であげた点数がどのように変化したか記載する


これらを記載していきます
慣れたらエクセルでもいいですが、まずは紙に書くことをお勧めします

この”書く”というのがポイントです

騙されたと思ってやってみてください
書くと書かないとでは天地の差があります

書いてみると、まず自動思考のあまりの偏り、あるいは自分の都合の良さにびっくりします 笑

どういうことかというと、極端にマイナス思考
あるいは自己都合でとんでもない自分に甘い解釈をしています

これは、人間が情報を視野で捉えている割合が大きいことに起因します
いわゆる主体的・主眼的なわけです

なので、そこから離れるためにメタ認知という考えがあるのですが
それも書いていくともう止まらないので、興味のある方は読んでみてください

熊野先生の書かれた本がベストですが、絶版になっているので、図書館に行くかプレミアでも購入するかの二択になります
しかし、読む価値はあると思っています

そして、もう1つは
適応思考の部分がポイントです

ここでいかに自分を俯瞰して他者の目線で忠告を述べらるかがポイントになります
ソクラテス式問答というのは
たとえば、そう思っている

それはなぜですか?と問う
また答える
それはなぜですか?と問う

また、本当ですか?それは真実ですか?と何度でも問う

というやり方です
これがうまくできると、適応思考がよりうまくいきます

そしてこれをやっていくと、問答が上手くなると

今まで頭を占めていた悩みが

一体俺はなぜこんなことに囚われていたのか?
となります

もしならなければ、何度でも同じことを違う視点から繰り返し認知行動療法をするのがいいと思います
繰り返しやって、100のゲージが10くらいになるまでやれればOKです

これは生育過程や自身の特徴で、ある価値観を極端に刷り込み、それが成長してしまっている状況を修正します

人は大抵気付かずに自己本位になっています

人から指摘されると反発しますが
自分で気づくと恥ずかしくなります

顔が真っ赤になります
私はそうでした

それに気づくと気付かないとでは大違いで、なおかつ気づくことは幸せへと一歩歩みを進めます

ぜひ活用されることをお勧めします

私はエクセルで管理して、反芻思考があるものは繰り返し実施しました

今では大半が穏やかな思考へと変化しています


2・エクスポージャー


今度はエクスポージャーの話をします

私の場合はいわゆるPTSDのような状態でした
当初は上司が背後にいるだけで汗びっしょりという状態になり
また、仕事のことを考えるとどうにも体が動かなくなってしまう状態でした

そして、そこから離婚したり
パニック障害を発症したりと、いろいろな状態に発展してしまいました

最悪期に起こった体のことを記載します

<最悪期に起こった体の状態>

・背中の肩甲骨の裏がゴルフボールのように固まって身動きが取れない
・咳が1年半以上続く
・パニック障害
・手汗脇汗足汗
・表情が出せない
・異常な倦怠感
・異常な不安感
・ひどい動悸(これにはかなり悩まされました)
・おっぱいが痛い(衣服が擦れるだけで痛い、1年以上)

です
これらのことが最悪期に起こりました
絶望でしかありませんでしたし、本当に困っていました

医者に行くと全身を検査して異常なし

心療内科に回されて、自律神経失調という診断が続いていました

咳の件は誤診されて、喘息と診断され
吸入器と薬を飲んだ時期もあります(もちろん効きませんでした)

しかし、今は上記はほぼ解消されて
残っているのは

・やや倦怠感
・不安感(特に孤独)

というものです

ようやくここまで来ました。。
長い道のりでした


そこで、なぜエクスポージャーが出てくるかというと

ご存知の方は知っているかと思いますが
エクスポージャーというのは暴露療法とも言いまして
私のPTSDによる行動制限されていた部分をなんとか解放していきたいという思いで辿り着きました

これも書籍を読み込み、独学で実践しました

これらの精神医学の書籍は私のNOTEの記事に詳しく記載しておりますし、音声で確認したい方は私のスプーンのキャストという録音をぜひご参照ください

そして、エクスポージャーでは何が得られるかというと

・自分が心理的にトラウマとなってしまっていることで、行動が制限されている部分を解放することができる
・パニック障害や不安障害のような症状を軽減できる

というものになります

詳しく書くとまた本がかけてしまうので、簡単に記載します

まずは自分が特定の場所や経験に行くと萎縮したり、気分が落ち込んだりすることを羅列します

その行動と場所を書き出して
比較的簡単なものからトライします

何をやるかというと

その場所や行動に関して
まずは特定して

そこに関わること、物理的に経験として近づくものを
順序だってできれば十段階くらいにわけて書いていきます

たとえば公園が怖いとしましょう
公園にまつわる何かのトラウマがあったとしましょう

その場合にまずは

1近所の公園を羅列する
とかから始めます

調べて羅列くらいできるよとばかにしないできちんとやってください
そして、その状態になれます
心の状態を見て、どこがどのように反応しているか見ていきます
そして、それがある程度落ち着くまでこれをやります

落ち着いたら次のステップです
次は
その羅列の中の1つの公園に実際に行きましょう
しかし、まずはタッチして帰るでいいと思います
だから2は

2公園にタッチして帰る

です

このように、どんどん段階を上げていきます
無理してはいけません
体を慣れさせることが重要です

エクスポージャーというのは
まずショックな出来事があり、それを本当の体験以上に脳が苦しいことと認識してしまったことに端を発します

なので、実際の体験まで戻してあげるというのが目的となります

具体的で、かつ細分化されたものが良いです

そして心をさらしていって、慣れさせる
思ったよりも怖いものではないということを理解させる
そのステップになります

これは有効です
上手くいけばいろいろな行動が再び取れるようになりますし、自身のトラウマもそれにより少しずつ低減します

もう1つの効果があって
トラウマによる二次被害が減ってくると
今度はトラウマ自体の意味づけを変えることができたりします

解釈が変わるというやつです
このことはまた後で詳しく書きますが
解釈が変わるというのは非常に大きな出来事です

よく精神疾患を持った人が寛解に向う時に
今までとは価値観や解釈が変わったということがありますが
それに近い出来事になります

エクスポージャーはこういった問題を抱えている人にはある種不可欠だと思っています

3・運動する


次は運動するです
これは最高に有効ですが、かなり回復してきてからになるかもしれません

私も最初は運動なんてもってのほかでした

なんせ近所のコンビニにもいけなかったのです
悪い時はベットで伏せっているしかできませんでした

なので、回復期に至っているなと感じた時にやり始めましょう

これも段階を経ます
まずは

・家の中で動く

です

これは家事で十分です
しかも、1つのアクションを大事にしましょう

今日はあれを片付けると思ったらそれをしたら休む
イライラしますし、もっと動きたいという意思があっても
上手くいかないのであきらめましょう
でも着実に1つ1ついきます

そうしている間に少しずつ回復してくるので
今度はその量を増やしていく

そしてベランダで日向ぼっこする、部屋ででもいいかもしれません

・そうしたらいよいよ散歩です

一説によると1日6000歩の散歩は健康寿命を確実に伸ばすそうです
正直歩けるのであれば、それだけでも十分に健康効果は得られます

ただ、飽きる 笑
正直健康目的だけで歩いているとなかなか苦しくなってきたりします

なので、私はいくつかのことをしました

羅列してみますね

・ユーチューブで聴きたいやつをダウンロードしておいて散歩中に聞く
・ボイシーを聞く
・音声読書アプリで本を聴く
・いきたい場所を増やしてそこまで辿り着く
・万歩計アプリを使って登録する
・SNSに歩いた距離をアップしてみんなに見てもらう
・スプーンとかの配信アプリを使いながら、自分の歩いている状況を話する

こんなことをしながら距離を増やしていきました

まあ一番効いたのはSNSで万歩計の歩いた距離を報告することだったかもしれません
これはなんか効きましたね、やる気になりました
いいねとかもらえると尚且つやる気が出ました

まあとにかく歩くと血流が周り、凝り固まっていた身体中の部分がほぐれてきます
時間はかかりますが、徐々に体が変化していきます
そうなったらしめたものです
脳に血流がいくようになれば目的は果たしています

歩くことは今でも万能薬だと思っています

・次に負荷を上げていく


歩くだけでも良いのですが私は負荷を上げていきました
まずは3000歩、次に5000歩と上げていき
かなり良くなってきた後にジムに行きはじめました

こうなると健康な人と変わらないじゃないか?という声もあるかもしれませんがそれでもまだ道半ばだと思っています

正直、コルチゾール(ストレスで出てしまうホルモン)に長期間やられ続けた脳は、やはり回復に時間がかかります

海馬が縮小するなどとも言われています。。怖いことです

しかし、これは運動や快楽で戻っていくそうなので、どんどん運動や気持ちの良いと思うことをやっていきましょう

病気がひどいと快楽はほぼ感じなくなります

しかし、諦めずにステップを踏んでいくと少しーしずつ快を感じる時間ができてきます
そうなったらしめたものです
私も相当時間かかりましたが、今ではたまに快を感じます

快を感じることは以下のものです

・日向ぼっこ
・天気の良い日の散歩
・美味しいコーヒー(最近はドリップで入れるようになりました)
・気持ちの良い人との会話(この辺はまた別で話します)
・お風呂
・瞑想
・呼吸法(ドローイングを交えて:これも後述します)

こういうものでしょうか

これらが少しでも戻ってくると少し人生に光が差します

そして今ではジム通いも私の回復に欠かせないステップになっています

実はジムに通うようになったのはいろいろあったんですが
最後の後押しは芳賀セブンさんの本を読んだことでした

普段私こういった本は読まないのですが、YouTubeを見ていて
最初はちょっと気持ち悪いなと思っていた芳賀さんが
だんだんと素敵な方に見えてきて、本を手に取りました

本は、あらゆる角度から筋トレを推奨する内容になっていました 笑
まあ正直笑ってしまったのですが
他の本に比べて、なんというかパッションが強かったので、それでジムに行こうと思いました

確かに今筋肉を鍛えている時は脳からドーパミンが出ていて、帰ってきてもなんというか幸福感にしばらく包まれます
これはすごいなと思っています

筋トレは全てを解決するは嘘ではないかもしれません 笑
まあここまで来れたら筋トレはおすすめです

・有酸素運動への注意


ここで運動への注意ですが、いきなり有酸素の負荷の高い運動をするのは
お勧めしません

私がそうだったんですが、回復を急ぐあまり
有酸素の方向で負荷を上げようとしてしまいました

簡単にいうと走るということです

しかし、これが失敗でした

鬱やその他の症状に長くさらされていると
コルチゾールの長期間放出で、基本的には副腎が疲労し
そこからインスリン過多、あるいは減少が起き
糖の分解がうまくいってなかったり、あるいはそれを補助するために
肝臓や腎臓が頑張ってしまっているということがあります

数値には出ずとも、強い倦怠感などがある人はこの辺も
少し弱っていると見ていいと思っています

ご承知のとおり副腎疲労は日本では保険適用外です
アドレナルファティーグと言いますが、欧米では一般的な慢性疲労の1症状です

しかし、日本でこのクリニックを受診しようとするとかなりお金がかかるのが現実です

アドレナルファティーグについては私疑いがかなりあったので
そこもずっと対処してきました
それは別項目で書くか、別記事にしたいと思います
なぜならそれだけで相当な分量になるためです

話を戻します

有酸素よりも、私は実感として無酸素、つまり筋トレを先に持ってきて良いと思います
筋トレを続けると、自然と少しずつ呼吸や代謝にも影響が出てきます
もし持っていたらタニタの体重計などで計りながらやるとイメージがつきます

そして少しずつ筋量を上げて、代謝を上げていったら
少しずつ有酸素を増やしましょう

最初は階段を登るくらいでいいと思います

私がやったのは、階段を見つけたら登るという方法でした

これがバカにできません、結構きつい
最初のうちは駅でゼーゼーいってて恥ずかしかったのですが
今では6階くらいの階段は息切れせず登れます

これも、筋肉を先に先行していたことが無駄ではなかったと思っています

・<余談>筋肉と運動に関するコラム


ここで余談を挟みます
みなさん、筋肉強化と運動って何につながると思いますか?

私は数々本を読んできて、今ほぼ結論に至っているのですが
筋肉強化と運動はこれらにつながることが科学的にわかっています

(筋肉強化と運動のメリット)
1・頭が良くなる
2・健康寿命が伸びる
3・全ての臓器に対してプラスの影響
4・男性はテストステロン値が上がり魅力的に、女性も同じくシャイプされて魅力的に
5・ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニン 鬱への脳汁3大要素が全て出る
6・声がデカくなる、肺活量が上がる

まあ書いていったらキリがないですが
デメリット ゼロです 笑
こんなことあります?

なのに、日本ではジム使用率は国民のなんと3.3%です
(アメリカは18%です)

どう思いますか?

ちなみに日本は健康寿命は世界トップクラスです
そして識字率やIQもトップです

しかし、精神疾患罹患率が高く、自殺も高い

どう思いますか?

私は、医療や学習の環境、制度は整っているが、運動が足りていないというふうに見ました

もっともっと運動していいのだと思います
そうすれば名実ともに健康寿命のトップとなり
自殺も鬱も減り
素晴らしい国になると思っています
もっと運動を広めていく必要があると思っています

ちなみに、こういった本は科学的なエビデンスに基づいたものを読みましょう
世間にはそれってあなたの感想ですよね?っていう本が山のようにあります

比較的海外の本はエビデンスベースが多いのですが翻訳がダメだと読みにくいし、海外の本は得てして冗長です
(日本よりも出版の基準というかハードルが低いと思います、玉石混交です。まあ日本もそうですが 笑)

日本ではたとえば鈴木祐さんは信じられます
サイエンスライター
様々な論文を読み込み、エビデンスベースで私たちにいろいろと教えてくれます
彼の本は全部読んで損はないと思います
ダイゴさんのブレーンをしていた人ですね

ぜひお勧めします


4・漢方やサプリ 鍼灸といった手段


次は漢方やサプリ 鍼灸といった手段です
これはいろいろと考えていく中で複合的に試しました

他にも実はいろいろとやっています

ホメオパシーとかオステオパシーもやりました
知らない人には何のこと?って感じかと思います
またのちに書きますね

まずは漢方です

・漢方薬


漢方は私が心療内科の薬があわず、しかし、ストレスが鍼を振り切ってしまい下記の症状で苦しんでいました

・とにかくストレスに耐えられない
・すぐに横になってしまう
・動悸が止まらない
・不安が全てを満たしてしまう

というものでした

そこで、試したのが
・抑肝散

・半夏厚朴湯
でした

他にもかなり試しましたが、直接的に効果を感じられたのはこの2つでした

どういうことかというと、おそらく私はストレスが酷すぎて副腎疲労の状況になってました
ストレスが続くとコルチゾールというストレスをカバーするホルモンが出ます
そして、それが続くと枯渇します
あるいは、それを補うために膵臓が頑張ってインスリンを出します
これも枯渇します
そうなると
糖尿のような症状や異常な倦怠感が続くといった現象が起きます
しかし、健康診断・血液検査ではまだ大きな異常は出ません
これが特徴です

そうなると、いかに不調を訴えても自律神経失調症となってしまいます

そこでの指導は
・規則正しい生活
・正しい食事
・運動
・睡眠
などになりますが、私は生真面目なため上記は食事以外はほぼ適正に実施していました
食事もかなりストイックでしたが、やはり1人のため
あまり満足した食生活が維持できていたかは謎になります
まあこれものちに改善しますが
改善方法はまたご紹介します

そして、その不調を改善するために漢方を使いました

抑肝散に関しては
怒りによる肝の昂りを納めるというものになります

私はおそらく長期にわたって無理をしていたため、怒りの度合いが治りませんでした
特に仕事に関してはどうにも収まらないケースが多々発生しました

それを鎮めてくれたのがこちらになります
かなり穏やかになりました

また、半夏厚朴湯も効きました

こちらは、ストレスを抑えて、穏やかな睡眠を迎えられるような漢方になります

こちらも、昂ったストレスを少し低減させるのに活躍しました

双方ともに副作用はほぼ感じられず、非常に助かった記憶があります
同じような状態に苦しんでいる方は試すことをお勧めします

・サプリメント


サプリメントも同じく、相当試してやってきました
サプリって効果あるのかな?という人がいるかと思います
実際に一部のサプリメントには効果がないという科学的な証明もあります
しかし、実際に購入し飲んでみた結果
かなり効果が感じられるものもありました

こればっかりは体質に合うとか合わないとか
実際にやってみないとわからないところもありますが
これまで私が試してきた内容を共有させていただければと思います

・<余談>副腎疲労に関して

従前に書きましたが
私はおそらくではありますが副腎疲労(アドレナルファティーグ)の症状が出ていました
また、コルチゾールが数年間過多になったことで、それらの枯渇を補助するためにインスリン、膵臓の疲れも出てしまっていました
それらをなんとかしたいという思いがありサプリメントを試すことになったという経緯があります
理由としては、副腎疲労は保険適用がなく、保険適用がないというよりも日本ではそもそもそういった病気はないと診断されてしまいます
海外では一般的でうつ病と並んで精神不良の原因の1つとされ、治療方針もあります

副腎疲労に関しては代表的な本があります
2冊ありますがこれらを読めばほぼ対策含め理解できます


こちらはガチの原本になります
これを読めば亜ドレナルファティーグの定義から原因・対策 その歴史がほぼわかります ただ、元々が英書のため少し読みにくいという難点があります

もう1つはこちら

こちらも良書です
日本におけるアドレナルファティーグの第一人者と言っても良いと思う
本間医師の書籍になります
実際に医師であるご主人(奥様も医師)が極度の慢性疲労になり、その改善に際して副腎疲労の存在を知り、実際に渡米し回復するという経験を持っています
なので、説得力は非常に高いです

こちらの本を読み、チェックリストがあるのですが
私はほぼ当てはまり副腎疲労を確信しました

副腎疲労の特徴は、どこか一般的な臓器には問題がなく
健康診断はほぼ引っかからない
しかし、慢性疲労の状態がずっと続く
そして、精神的な病というよりも、そのだるさからうつを発症していると感じられる場合というのがあります

私はまさにこの状態でした
そして、その回復・対策には以下の3つの方法があります

1医者に行く

本間医師が経営しているクリニックを代表に

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