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2022夢日記  遠い記憶とスキー教室  jijyo 1月19日

昨日の夢はとある歌手と運動音痴の友人が登場する展開だった。

始まりは粉雪の舞う夜空の下、スキー板を着けてゲレンデの上にいるところからだった。

隣にはスキー板を足に付けたまま立ち上がることの出来ない友人が座り込んでいた。

『ほら。早く立ってみろよ。』

『わかってる! わかってるよ! ちょっと待ってくれよ。今、先にイメージトレーニングしてるんだから。』

なかなか立てない友人をからかうように急かすとちょっとムキになった友人が目を閉じながらイメトレに没頭している。僕も決してスキーがうまいわけではなかったが、友人に至っては上手い下手という問題の前に全てにおいて運動音痴という問題が立ちふさがっていた。

『でも何でいきなりスキーなのよ?』

『しょうがいないんだ。この間、彼女とスキーの話しになって俺はわりと上手いよってつい口がすべって…。そんでじゃあ今度行こうってことになっちゃったもんだから。それまでに滑れるようにしとかないと格好がつかないだろ?』

『そんなことだったのかよ。まあいいけどさ。でもお前立つことすらままならないのに1回くらい練習来たってまともに滑れるようにはならないんじゃないの?』

『ふっふっふ。その点なら大丈夫だ。何たって今日はカリスマインストラクターを呼んであるからな。』

不敵な笑みで自信たっぷりに答える友人に本当に大丈夫だろうかという疑念を抱きながら相変わらず立てない友人を見つめていると、ゲレンデの上から颯爽と滑りながらカリスマインストラクターが現れた。

『いやーお待たせ! 今日はばっちりコーチングしていくからよろしく!』

そう言って現れた彫りの深い顔をしたインストラクターはなんと平井堅だった。

『えっ!?』

『あれお前覚えてないの? 俺たち3歳くらいの時もコーチにスキー習いに来てたんだぞ。』

『え? ああ、そうだったっけ? まあなんとなく幼い頃にもゲレンデに来た記憶はあるような…。』

『はっはっは。そうだったね。あの時は二人とも全くスキーには興味がなく、スキー板をつけたまま座って SEY♪ YE~S♪ ってそこばっかりエンドレスに歌っていたもんさ。』

ああ。確かに。そんなこともあったような遠い記憶が微かに蘇る。

『さあ! さっそくリフトに乗って頂上まで登ろう!!』

『ああ、先生。コイツまだ立つこともままならないんですよ。』

『問題ない! とりあえずリフトに乗ってしまえば何とかなる!』

そんなスパルタコーチング的な発言を聞いたところで今日は目が覚めた。

ゲレンデとスキーと平井堅。不思議な組み合わせだった。

さて、明日も夢日記を書いていこう。

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