中小企業の約7割が赤字と言われていますが計画的に赤字にしている会社を除けば日本の中小企業は危機的状況です。

そこで、令和の今、利益を増やす2つの方法を考えます。
先ずは、中小企業経営者の一番の関心ごとである売上拡大です。
売上を増やせば利益が増えると思い込んでいる経営者も多いです。
しかし、よーく経費を見てみると増収減益という事態もあります。

具体的に言いますと
売上を上げるために必要な経費が売上を上回ってしまうことです。
売上を上げるために広告宣伝や在庫の確保、販売スタッフの採用など必要経費を湯水のように掛けてしまっている経営者が居ます。
これでは利益は増えません。
経費に見合う売上が上がるかを管理しなければいけません。

また、売上を上げるより、もっと簡単に利益を増やす方法があります。

※後編に続きます。

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～後編～

それは、経費削減です。

売上を上げるには、営業マンに発破をかけたりマーケティングを勉強したりと大変ですが、経費削減は比較的簡単です。

現状の経費の把握をして、無駄な経費を見つけ削減するだけです。
営業マンに発破をかけてパワハラのリスクを背負ったり、売上拡大セミナーやコンサルなど怪しいものに飛びつく必要もないです。

毎月の経費一覧を作成して、無駄なものにお金を使っていないかを確認するだけです。
意外と使っていないクラウドサービスや無駄なタクシー、会食があったりします。
そんなものを削るだけでも利益は増えますし、利益体質の会社に生まれ変わります。

そもそも利益というのは、売上から経費を引いてプラスであればいいだけなので赤字であれば、売上より経費を少なくすればいいだけです。
昔、コストカッターと言われた企業再建請負人だったゴーンさんはリストラで無駄な経費を削減して日産を立ち直らせました。

先ず、赤字会社がやることは売上拡大よりも経費削減です。
経費削減で利益が出れば、そこから売上拡大の事業計画を作ります。

リストラというとイメージが悪く聞こえますが、無駄に膨らました経費を見直すのが経営者の仕事です。
適正な売上、適正な経費、適正な利益この3つをつくるのが経営者の仕事です。

無謀な売上や利益を追い求めると粉飾や偽造を生み犯罪に繋がります。
経営者の倫理観ひとつですべてが決まります。

7割の赤字の中小企業が1社でも黒字に変わることを祈ります。

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by事務SOLマン