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ぼっち人事が心掛ける「人事評価業務」の勘所

みなさんこんにちは。1人で人事部をやっている、ぼっち人事のpapaoと申します。
このブログでは、私と同じように「ぼっち人事」として働いている人たちに向けて、何か参考になるお話ができればと思い、人事業務にまつわるお話をなるべく本音で語っています。いつか、これが私の部下が出来た時に、引継ぎ資料として使えればいいなぁと思って書いています。

では、今日はアイスブレイクなしで早速お題に入りたいと思います。

  • そもそも人事評価は何のためにやるの?

  • 実際に人事部がやっていること

  • 人事評価業務に臨む際の心がけ

【そもそも人事評価は何のためにやるの?】


 papaoはもう社会人生活20年近くになる者なのですが、最初から人事をやっていたわけではありません。新卒入社した会社では、評価制度の下でただただ訳も分からず自己評価や他者評価のシートに思うところを綴っていました。
 「何のためにやるねん?」「メンドクサ。仕事の邪魔すな。」なんて思いしかなくって、一時期人事部に対して斜に構えていた時期もあります。今そんな人が私の会社にいると思うと((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル怖くてストレスで帰りたいとか思う。

多分、経営サイドから言えば、建前上は人事評価の理由はこんなところです。
「社員の成長、競争と協調による価値向上を目指すため」とかなんとかね。←適当(;^_^A
ですが、ざっくり本音でいうと、概ねこんな感じになるはずです。
「限られた給与・賞与原資を公平に分けて、社員に不満を持たれないようにする」
評価制度の根幹は、「公平」であることです。経営者や上長によるエコヒイキやどんぶり勘定によって評価が決められると、当然のことながら従業員は腑に落ちず、どこかしら不満を持つことになります。もちろん、今までpapaoが勤めてきた会社は全て公平で明確な評価制度をうんようしてくれてましたぜよはい。それが不満で転職なんてモゴモゴ
また、会社としての正しいコンピテンシーや求める人物像が成り立っているのであれば、それに伴って評価制度を整えることで、理想の人材が生まれやすい、育ちやすい組織風土の醸成にも役立てることが出来ます。

とはいえ、「人事評価は何のため」と言えば、第一義は「公平さの維持」になります。


【実際に人事部がやっていること】


以前勤めていた会社で、同僚の社員からこんなことを言われたことがあります。
「俺らの給料はpapaoさんが決めてるからな(# `艸´)」
「今年の査定、やばそうだなぁ。papaoさんなんとかして( ノД`)」
「お前なんかに俺の給料決められてたまるかよ(# ゚Д゚)」

こういう方々に対して、声を大にして言いたいのですが…

知らんがな(# ゚Д゚)


人事部がやっていることは、あくまでも「人事評価制度の運用」であって、「評価そのもの」ではありません。
そもそも人事部こそ、明確なく基準を持って評価されること自体が稀だし、一人しかいないのをいいことに公平さなどどこ吹く風でどんぶり勘定にされているケースがほとんど←過去の私の泣き言でございませんよですよなにか?

私が評価制度を運用している時に行っていることは、いわゆる各社員から評価の元となる情報を集めてくるという、極めて事務的な作業になります。
平たく言うと「アンケートの感覚で皆さんからデータを集めたりする」ようなことなので、そこに個人のヒイキや感情が入る隙間なんてありません。

【人事評価業務に臨む際の心がけ】

また、当然ながら評価情報はインハウス情報としてはトップクラスの秘匿事項です。軽率にデータを扱うことなく、秘密管理をしっかりと行う必要があります。メール誤送信なんてもってのほかですし、評価者と被評価者の名前を明かすことすらNGです。ここで大きなミスをやらかしたら、人事部どころか経営サイドへの大きな不信感=公平感の欠如に繋がりますので、業務上の緊張感だけはトップクラスなお仕事です。

…と、こんな風に書いてしまうと悪いことばかりに見えてしまいますが、もちろん業務上のメリットもありまして。。。
評価情報に目を通していれば、ある程度社員同士のヒエラルキーや能力値、課題点などが見いだせるようになります。人事として必要な情報のかなりコアな部分が含まれているので、秘匿するのは当然ながら、情報として仕入れておくには無駄な部分は一切ありません。

経営層からは、人事部はしっかりと秘密を守りつつ、正確に事務業務を進めてもらえることを期待されて、この業務を任されているのです。
綿密に準備を進めて、且つ社員の方々に対して業務の妨げとならないよう、細心の注意を払って進める必要があります。正直、papaoはあまり好きではない仕事(;^_^A


ぼっち人事の身としては、通常業務をルーティンで回すだけでも結構頑張っている中で、定期的に訪れる評価業務の繁忙にはいつも頭を悩ましています。何カ月か経ったら手順なんて忘れてしまうべぇ←お前何年人事やっとるんじゃ(# ゚Д゚)

とはいえ、「社員に対して公平な会社」を形作るための根幹をなすのが評価制度であると言っても過言ではないかと。
その意味でも、その評価制度に携わって運用をしている全ての人事部員さんを、papaoは称えたいと思っています。papaoも少しおこぼれにあずかりたく。。。


papao的には、だんだん人事業務周りの記事が増やせてきたので結構ホクホクした気分でおります。
今後も思い付きで手あたり次第←違う、人事業務周りのあれこれを綴っていきたいと思います。

ではまた来週m(__)m

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