見出し画像

【札幌駅前で健康づくり×まちづくり】人体改造カラダコラム vol.51

人体改造カブ式会社とは、札幌駅前通地区全体の健康=エリアヘルスマネジメントに取り組むプロジェクトです。51回目のコラム執筆者はシャインの田中裕子さんです。


「早起き」より、大事なのは…
 
(一部乱暴な健康管理要素を含みますので、良いコは反面教師にでもしてください、ね。)
 
 中学か高校生の頃からだと思うのですが、気がついたら「夜型人間」になっていました。自分にとって「ベスト」と思える睡眠時間は「4時間」くらい。今も同様なので、かれこれ四十年以上、そんな生活をしています。

 そんな生活というのは、勉強とか、書類作成とか、読書とか、調査研究等思考を伴う作業は夜遅くなるほど全集中!ノリノリにノッテくる(あ、フルイ言葉ですね)。逆に朝は苦手です。いえいえ社会人ですから、ちゃんと自分で起きて出社して、キチンと仕事していますよ。でも、一度寝た後に早起きして会議資料を作ろう!なんて技は、ぜーったいに出来ません。

 私の場合、半強制的に頭を使おうとする時、糖分を摂取します。ゆるゆると起きてブラック珈琲を飲み、黒砂糖を舐め、ゆーっくり糖分を取り込みながら頭を起こす。…時間が掛かってしょうがない。(結構反動がキツイので、あまりオススメしない方法です。お試しの際は、純黒糖をお使いください。)砂糖依存症などという言葉があるくらいなので、この方法を繰返し使用するのは御法度です。とりあえず自分の身体に合わない時間に活動するというのは、それ位負荷が掛かるのです。

 受験生の時分、母親が私に「朝型」の生活を薦め、随分尽力していただきましたが、早寝して夜中過ぎに起きた後、頭が動き出すまで待っていて、結局勉強時間が少なくなるという結果でした。頭を覚醒させる方法が判って後、大人になってからも「朝型」に変えないのは、糖尿病予防と老化を少しでも遅らせたいから。(くれぐれも糖分の摂取は慎重に‼)

 その後、色々と経験していく中で編み出した技が、睡眠時間を調整する方法でした。

 まず、自分の頭が起きた後、直ぐに動きやすい睡眠時間を分析。それが「4時間」なのでした。今も早朝出発の出張なんかは、この時間に睡眠時間を調整していますが、毎日この睡眠時間だと頭は働きやすいのですが身体に負担が掛かってしまいます。なので、質に拘って5時間程度は眠るように心掛けています。それでも、少し短いですよね。
 
 年齢により差がありますが、人間に必要な睡眠時間は、10歳までは8~9時間、20歳頃になると7~8時間程度になり、40代後半頃で約6.5時間、65歳になると約6時間といわれますから、私の睡眠時間はかなり短い方という事になります。

 俗に睡眠時間が6時間未満の人をショートスリーパー、9時間以上の人をロングスリーパーと呼ぶそうですが、実体験から「その体質は遺伝する」と娘が申しておりました。(正直、もう少し健康的なところを受け継いで欲しかった。)

 ショートスリーパーが悪いと言う訳では無いのですが、やはり生物学的に人間は日中に活動する動物ですから、夜にキチンとした睡眠時間を確保して、陽が昇ったら起きて、しっかり食事を取る生活をして欲しい。(朝食が、ブラック珈琲か野菜ジュースの私が言っても説得力ありませんが(;^_^A)。先日も、医療関係者の方から「固形物を食べなさい」と注意されました。)
 
 睡眠時間は、短いのはもちろん長いのもあまり宜しくないそうです。そうは言っても、一朝一夕に7時間睡眠の身体に変われるはずも無いので、短時間睡眠の体質を過信せず、睡眠不足になっていないかチェックしましょう。

1 日中にアクビが出るなど、眠気を感じていないか。
2 イライラや倦怠感を感じていないか。
3 気分が落ち込みやすくなっていないか。
4 記憶力や知覚、思考力などの認知機能が低下していないか。
5 肌荒れしていないか。

 自分の身体、自分の健康ですから、当てはまる事が少しでもあれば睡眠方法を見直します。無理して早寝や早起きする必要はありませんが、その時の自分に合った睡眠を確保する事が重要なのだと思います。 

 さてさて、少し前に生活環境が変わったため、日中に眠たくなることは無いのですが、夜、帰宅した後、家事の途中で寝てしまうことが多くなりました。これまでも入浴中に眠ってしまって水没しかかった事は何度か経験していたのですが(いやいや、これはこれで問題なのですが)、気が付くと床にゴロンと寝転がっていたというのは、今まであまり無かったのでちょっと気になります。

 ショートスリープ体質が娘に遺伝した、というのなら、私がどんな姿勢でも眠る事が出来るのは母からの遺伝かもしれません。座ったままは勿論、立ったままでも眠ることが出来ます。これはこれで15分程度昼寝するのには便利な体質で、乗り物で移動中でも仮眠出来ちゃったりします。しかし、横になっているからといっても「気が付くと寝ている」というのは少し問題がありそうな?

 友人に話をすると、「貴方、それは気絶であって、睡眠じゃないわよ」と言われてしまいました。気絶=突然意識を短時間失う状態のこと。確かにそんなカンジですが、直前まで手を動かしていたのに気絶なんかするものかしら。

 友人曰く「携帯電話やlineしていて寝落ちするのも『気絶』。布団に入って数分以内に寝付くのも『気絶』状態に近い睡眠」。(あぁ成程納得。)
「睡眠負債が溜まっている事も原因かもしれないけど、貴方の場合、慢性的な貧血症も一因じゃないの」。(はい、耳の痛くなる程、的確な御指摘です。)
「気絶は睡眠じゃあないから、自律神経やホルモン分泌に影響が出て、更年期障害が重くなったりするのよ」(それは困るわぁ)

 早起きして時間を有効に使うと、お金では手に入らない精神的なユトリが生まれる。そのユトリの価値を150円くらい(三文?)と換算するのは少し安過ぎな気がしますが、自分に合った「上質な睡眠が大切」というお話でした。

 シャイン 田中裕子

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?