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観光のプロから贈る「千鳥ヶ淵緑道と北の丸公園から眺める千鳥ヶ淵の🌸桜」

 2月に入り、桜の季節もすぐそまで「春よ来い ♫ 早く来い ♫」
今年は東京都内でも、抜群の人気を誇る桜の名所、千鳥ヶ淵をご紹介させていただきます。

千鳥ヶ淵ってなあに

 千鳥ヶ淵は旧江戸城の内濠の一部です。田安門から半蔵門にかけての内濠で、チドリが羽根を広げた形に似ていることから名がつけられました。西側は千鳥ヶ淵水上公園で、北の丸側の江戸城跡の石垣は天然記念物ヒカリゴケの生育地です。また千鳥が淵は東京でナンバーワンの桜のスポットです。開花時期はだいたい3月の下旬、3月20日前後からです。

千鳥とは、水辺にいるチドリ科の鳥のことです。
海外でご活躍の皆様 童謡、浜千鳥(歌)お聞きください。

 千鳥が淵は皇居のお堀と緑道にソメイヨシノなどの多くの桜を見ることができます。緑道を歩いて散歩をするのが定番コースです。上のお写真は千鳥ヶ淵の桜並木歩道を歩行している様子です、写真右下には江戸城のお堀が広がり北の丸公園と隣接しています。

千鳥ヶ淵水上公園 憧れのボート❤

 桜の季節には、ボートで枝垂れる桜を、下から眺めることができ、迫力満点です。ボート乗り場は千鳥ヶ淵の真ん中あたり、北の丸公園の対岸に位置します。値段は通常期は30分で500円、60分で1,000円、観桜期は30分で800円、60分で1,600円です。
 
とくに桜が満開時の土日は30分ほど並びますが、満開の少し前であれば寒さも相まって、10分程度の待ち時間で乗ることができますとガイドブックには記載。でも、あの憧れのボートが繁盛期でさえ30分待ちで乗れるとは、とても信じられません。


 以前私はツアーで早めに到着した時に、朝が早いためかボートに人が並んでいないところを初めて見ました。私はとても乗りたかったのですが、仕事で来ているので、一人寂しくボートに揺られているところをお客様に発見されるのが恥ずかしく、乗ることができませんでした。今ならできます、絶対に一人でも乗る!!!
 このボートに限らず旅には運の良し悪しがあります。皆様もチャンスを逃さぬよう、心が動いたら即、実行してみて下さい。

 満開の桜が散る頃になっても、お堀に花筏(はないかだ)が広がるので、やはり美しい景色を見ることができます。是非とも素晴らしい桜をボートから楽しみたいところです。

  • アクセス「九段下駅」2番出口・徒歩10分
    「半蔵門駅」5番出口・徒歩10分

場所 千鳥ヶ淵緑道営業時間午前10時~午後5時
※受付時間 営業終了の30分前までです。
定休日 毎週月曜日休業
(ただし祝祭日の場合は翌日以降の平日を休業)
電話番号03-3234-1948 料金 乗船30分 500円
(※観桜期は30分800円)


穴場中の穴場 北の丸公園から見おろす桜並木

 東京メトロ九段下駅、竹橋駅から徒歩5分の場所にある「北の丸公園」皇居に隣接するこの公園は、都内にありながら広さ約20万平方メートルという、広々とした敷地を誇ります。園内には四季折々の草花を臨むことができ、訪れる季節によって表情を変えるのが特徴です。

 江戸城の本丸や吹上御苑と接する北側に位置し、三代将軍、家光の時代には、三男長松(甲府宰相綱重)や春日局、天樹院(千姫)、弟の駿河大納言忠長らの屋敷がありました。その後、1731年(享保15年)から田安家と清水家の屋敷地となりました。

 北の丸公園は江戸時代に江戸城、北の丸があった場所で、公園の名称や町名はこのことに由来します。明治時代からは近衛師団の兵営地等として利用され多くの建物が建てられました。戦後になり皇居周辺の緑地として活用が決定され、森林公園として改修が進められました。
 そして 旧皇室園地に由来する国民公園皇居外苑の一部に編入され、昭和44(1969)年に昭和天皇の還暦を記念して開園、広く一般に公開されています。

 こちらのリンクは江戸城天守閣画像です。幕末から明治初期の江戸城他、江戸の街が紹介されています。戦前にこのような日本が確かにありました。ノスタルジックで感動します。

 爆風スランプの大ヒット曲「大きな玉ねぎの下で」で有名な日本武道館の屋根にある金色の玉ねぎのようなものの正体は、「擬宝珠(ぎぼし)」と呼ばれる魔よけの意味を持つ宝珠だそうです。

 
 お堀の桜を眺めながら千鳥ヶ淵緑道を歩いていると、お堀のずいぶん上のほうから桜を見下ろす人影に気が付く事があります。
 私はあんな高い場所から桜を見るには、どうすればいいのかと思っていました。

 実は父が以前に参加したバスツアーで千鳥ヶ淵の散策をしたとき、お堀の上にいる数人の人影を不思議に思い、父から質問を受けたことがありそのときはまだ、質問に答えられずにいました。
 後に別のツアーで北の丸公園を散策していた時、お堀の上から見下ろす桜のロケーションを偶然見つけることができました。
 父は不思議だったその場所からの、桜を見ることなく他界しましたので、桜の季節になると、父との切ない思い出となり、蘇ります。

 気づきにくく穴場でもありますので、是非探してみて下さい。

 九段下駅を出ると靖国神社の大鳥居(地図上には記載なし)が見えます。左手に昭和館を眺めながら進むとすぐ田安門に向かう入り口があります。
 田安門をくぐり武道館を目指して下さい、武道館から南に向かうと右の木立が日本庭園になります、小さな滝や水辺があり、赤まるで囲んだ石碑付近から下を覗くと、千鳥ヶ淵を見渡すことができます。ボート乗り場の上の位置です。

この場所から、千鳥ヶ淵緑道を歩く人たちを眺めることが出来ます。

 石碑は日本庭園の西橋にあり、お堀の水面からは50mくらいの高さです。上の写真のように、ベンチが幾つか並んでいます。
 上の方は混雑していないため、眺めがよく、これは知っている人しかたどり着けないので、ちょっとした優越感が味わえます。

※ 昔は知られていませんでしたが
現在はSNSの情報で知られて、混雑している可能性もあります。

 

キータンさんの「秘密の東御苑二の丸公園」


 武道館から南に進み、北桔梗門や平川門から行くことができます。
 私も近くまで行ったことがありますが、入り口を見落とし、たどりつけませんでした。是非探してみて、二の丸庭園もあわせてご覧いただければと思います、お勧めです。

キータンさんの写真をお借りしています。
千鳥ヶ淵の桜とは違う桜の優美さが素晴らしい。

キータンさんの写真をお借りしています。
インドネシアのヒレナガゴイと日本の錦鯉を交配して生まれた珍しい鯉です。
キータンさんの写真をお借りしています。
後ろのビルの風景が都会のオアシス感を倍増させてくれます。

昭和館 

 昭和館は、東京都千代田区九段南にある日本の国立博物館です。戦中、戦後の国民生活を中心とした資料を展示しています。
 1999年(平成11年)3月27日開館。戦時中や戦後の資料をご覧いただけます。
トイレを借りたり椅子をみつけて休んだりすることができます。

千鳥ヶ淵戦没者墓苑

 千鳥ケ淵戦没者墓苑は、先の大戦において海外で亡くなられた戦没者の御遺骨を納めるため、昭和34年、国により建設された「無名戦没者の墓」です。ここに納められている御遺骨は、昭和28年以降政府派遣団が収集したもの及び戦後海外から帰還した部隊や個人により持ち帰られたもので、軍人軍属のみならず、海外において犠牲となられた一般邦人も含まれており、いずれも遺族に引き渡すことができなかったものです。
園内には募金箱があり白と黄色の菊の花の献花は毎日できます。
千鳥ヶ淵緑道から小さな入り口を探してみて下さい。


 英霊にご挨拶と感謝の気持ちを伝えたい。


グルメ情報
お食事はこちらをご参考にして下さい。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。




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