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できることをやるだけ

入院付き添い3日目が終えようとしている。
息子の熱も下がり、平熱を保っている。

咳も少し落ち着き、退院の日を待つだけ。
でもまだいつかはわからない。

まだかかるかもしれないし、
明日にでも聞いてみよう。

限界だ!と言えばそうかもしれないが、
まあまだ3日だし。

ただウイルス系で入院してるので、
部屋から極力出ないように言われている。

息子と2人でこの空間。
実は居心地は良い。

2人でいれば寂しくないし、辛くない。

帰りたい帰りたいと泣く時もある。
でも粘土とかテレビ一緒にみたり、
絵本読んだり、普段と変わらない
生活が戻り始めている。

普段ってこんなんだっけなーと
懐かしく思える。

それまで咳と熱でとんでもない生活
だった。まともではない。

今は病室で2人で普段の予行演習
している感じだ。

普段はもっと忙しい。料理など家事が
全て盛り込まれて、あと2人人間が
家に存在する。

さらに比べれば実にゆったりとした
時間が流れている。

本なんて読めない。
映画だって見れない。

お昼寝してくれている間に
できないことができる。

普通の生活ができないのだから
そのあたりで好きなことをしたい。

できないのにしたいことに目を向けてしまうと
気持ちが焦って良くない方向へ向かう。

どうしてもできないのにしたいと
思って自分をいじめてしまう時がある。

どうしようもないのに。
病室から何ができるというのだろう。

山頂で腕立て伏せをする人はいない。
機内でランニングする人はいない。
会社でテレビドラマを見る人はいない。
工事現場で読書する人はいない。

それぞれ場所にあったすることがある。
できることができればそれで良いのだ。

できることができない時もある。
できることをしようとすればいい。

できないことをしようとしても
イタズラに自分をいじめるだけだ。

今は子供の笑顔を増やすために
何ができるのか。

元気になるためにどんなものや
言葉が必要なのか。

その瞬間にできることをすれば良い。

本当はこんなはずじゃ。
なんでこんな目に。
いつまでこんなことに。
誰のせいで。
もしーだとしたら。
せっかくーしたのに。

そんな思いを巡らせても仕方ない。

できることをしていれば日が陰る。
先のことを考えて焦っても日は陰る。

先のことを考えてもこんな感じで
病室にいるなんて考えてもなかったのと
同じようにどうなるかわからない。

できることをできるだけやっていれば
日は陰る。そして朝になる。

明日は一緒にポテチとアイスを食べる
約束をして手を繋いで寝た。

どんなアイスにするか待ち遠しい。
明日のポテチは何味の気分だろう。

ポテチに合うジュースは何にしよう。

これくらいはできることを祈って寝よう。

あと少しでありますように。


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