アイスクリームフィーバー
鑑賞:2023年7月@TOHOシネマズ六本木
90年代渋谷な作品。
撮りたいシーンが詰め込まれています。監督のセンスで溢れてます。広い心で受け入れたい、女性キャッキャうふふなムービー。
スクリーンの左右がタイトでカドが丸いフレームですが、なんと途中でフレームが違うのが出てきて拍子抜けです。そういうのが好きなんですね。
とにかく吉岡さんとモトーラさんの文学的接近、原作が原作だから行けるという印象。そこが真骨頂なのはしっかりしていて、良さを感じます。ちょいちょい良いセリフも、原作の良さが際立ちます。
監督とキャストによるご挨拶つき上映で、ネタバレ含むお話を聞かせていただきました。何度も撮り直したのにカットされたシーンも多いそうです。編集も、何度も順番を入れ替えたりとか、試行錯誤をされてるとのことで、贅沢な作り方に驚きました。
エンディングの小沢健二曲が渋谷文化の系譜を強調しています。でもそれ以上に、劇中で盛り上がりを押し上げるのが主題歌の吉澤嘉代子「氷菓子」。ここは強調したい。吉澤嘉代子「氷菓子」が最高すぎるのです。リピート再生間違いなし。スコアMAXです。
好きなように映画撮って、好きな人が見て楽しめれば良いのです。作り方も、他の映画とは違うらしいのですけど、好きに作れば良いんです。松本まりかさんをオバさんと呼ぶのはいけないんです。ありがとうございました。
▲大変印象的なモトーラ世理奈さんのショートフィルム。
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