20190713(Sat.)夏物語と流行予想

サイン会って、結構好きで、気が付いたらサイン入りの本が何冊か本棚にあるのだけど、もしも私が明日にでも突然死してしまった場合にはいちばん行き先に困るのもまたサイン本だと思う。私の名前が入った本はどこに売ることもできないし、二束三文にもならぬ流通サイクルからも完全にこの本たちは孤立してしまう。遺品整理にやってきた家族が私の名前がそこにあるのを見つけて少し、涙ぐんだりとかそういう事態にしかならない。それ

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あかるさのすべてよ

どうにも胸がいっぱいになるまるまる一日というのがごくごくほんとにたまあにあって、それが今日だった。

昨夜から、夫の仕事についてやって来たはじめての明石は蛸とどこまでも淡い海のまちで、とても気持ちよく、なんだか一瞬で好きになる景色。昨夜から一緒のMさんと夫とともに朝とも昼ともいえない時間に明石焼きを食べたりして、それでMさんと別れて、われわれはそのまま新快速に乗って梅田へと向かった。

たまた

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最近読んでる本のこととか

青天の霹靂だった、というと大げさか。

何を狙った訳でもなく書いたエッセイが、noteの「編集部のおすすめ」ページの上から2番目に掲載され、多くの人に読んでいただけた。

▼「編集部のおすすめ」(時間が経っているので、今は掲載されていませんが。)

記事を公開して数時間後には通知が来て、編集部の人の目に留まったことを知った。

「きっとすぐに更新されて別の人のnoteに変わるのだろうなぁ」と思って

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彼女たちの場合は

久しぶりに来る喫茶店。
少し前まで出不精にかかっていたけれど、やっと外に出ることができるようになってきたことで進歩。

本を買った。
家にこもって本を読む日々が長かったけれど、その中で好きな作家が増えたのだ。江國香織さんは冷静と情熱のあいだ。で知っていたけれど、読んでいたけれど、そのほかの作品についてはあんまり読んだことはなくて、でも最近読み始めて、好きだなぁ、と思う作家の1人になった。

特に好

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私が小説を読むわけ

バイトの上司が「俺、本読めないんだよね。とくに小説」と言っていた。途中で絶対に飽きるし、そもそも必要性を感じないらしい。私は小説を少なからず読む人間だが、「必要性がない」のはまあ、わかる。

大学で文芸学科みたいなところに(一応)いるからか、周りに本を読む人はけっこういる。けれど、サークルやバイトなど一歩外に出ると、「なんで小説なんて読むの?」みたいな雰囲気がどことなく生まれるなー、と感じる。私が

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川上未映子が「嫌」より「厭」がより嫌な感じがするので「厭」を使うというようなことを書かれていた。彼女のそんなところが好き。

すまないが大島弓子が好きなのだ

川上未映子が大島弓子について書いた『大島弓子を読めないで今まで生きてきた』(『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』ヒヨコ舎・所収)が大変な名文なのですが(こちらでも読めます)この中に出てくる川上未映子に「大島弓子を読め」と強いる男の人がまるで僕のようで(苦笑)気恥ずかしいったらありゃしない。

僕もことあるごとに、大島弓子はいいよ〜、読んでないなんてもったいないよ〜とか言いまくってて、川上

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