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ジェンダー単元リフレクション 講師:INVITATION代表 松田美幸さん

LAP8期ジェンダー単元リフレクション 
講師:INVITATION代表の松田美幸さん

冒頭の古賀さんの話


「自分の見解を持つことが大事で、他社の新しい見解により自分の見解が変わることもある。その変化の幅が新たな可能性や知見につながるから恐れずに自身の見解を持とう!」と仰っていました。

「古賀さんのお話」

 以前のオリエンテーションで「何を信じ、何を大切にしているのか、もしくは生まれ育った街の歴史や習慣や風景、そこからくる価値観、またそれらを起点とした未来の話などを堂々と語る人が少ない」と。

 それぞれの講義で自分が何を信じ、大切にし、そして未来に対してどうありたいか、どこに向かうかを毎講義を通して考えていきたいと思います。

松田美幸さんのジェンダーに関する講義

 松田美幸さんが最初に今の気持ちを4文字で表してくださいと言われ私は「ゲンジツ」と答えました。

現実… 気持ちとしてあっているのでしょうか(笑)

多分その時の写真

 普段松田さんはカナダ在住で現在一時帰国中との事で対面でお会いする事ができた為、そして昨年オンラインで講義を受けた為「ゲンジツ」という事になりました。

特権とは何か?

特権とは何か?

 特権とは「自分にとっては当たり前のもの」「他者と比較した時にない物」と認識していました。

 特権に関して分かりやすく表している動画を見て、特権とは自分の力ではなく、他の誰かによって与えられた物であるという事に気がつきました。また特権とは自分で気づかない事、気が付きたくない事であります。

「特権」を持っていたならその使い方をよく考えることが大事なのではと思いました。

https://www.youtube.com/watch?v=zL-i3bXYbgM

具体的な事例を用いて…

 男女雇用機会均等法。
 これは高校の日本史の教科書でしか私は見聞きした事がなかった事です。講師の松田さんが大学を卒業した後(1985年)に制定された為、当時大学に通われていた女子大生は就活の際に今では考えられないルールの元、様々な制限があったと仰っていました。女性は自宅からしか通える範囲に住んでいないと採用しない。結婚したら仕事は辞めてもらう。女性は採用しない。といった、なんでそうなるのか分からないような規則や制限があった事を自身の経験と共に教えてくださり、そんな時代も普通に存在していて、もしかしたら今も冷静に考えたらおかしなルールが存在していて、そんな問題に自身が直面していないから気がつかないのかと感じ、ルールや規則は恐ろしい側面も持つものだと感じました。

 他にもカナダデー(カナダの独立記念日)や近年のアメリカでの中絶が禁止された州やアファーマティブ・アクションと言って歴史的・構造的に不利な立場に置かれてきた人々(黒人、少数派民族、女性など)に対し、格差を是正する目的で一定の優遇措置を講じ、機会均等の実現を目指すことが違憲とされたり、具体的な事例を用いて説明され、現在進行形でジェンダー関連だけに関わらず、多くの問題が露呈している事も知りました。

 これらは時代背景や憲法によって、合憲と判断されたり違憲と判断されたり差別や格差への対応が変化します。時代が変わればマイノリティーの層や社会情勢も変化してしまいます。

 裁判官が変われば裁判結果にも変化があり、目の前の問題を小手先で処理するのではなく、仕組みから見直したり改善する事が大事であると仰っていました。

 目の前の怒りを目の前に事象に怒りをぶつけるのではなく、そのシステムに目を向ける必要がありそのシステムを変えるためには共感が必要である事を学びました。

最近議論に上がるLGBTQ法案も同じ様に、政治的背景や利権が絡んでいて本質的な解決に向かえればいいなと思いました。(ここでの明言は避けます)

印象に残った事

「学習性無力感」と「意欲の冷却効果」

女性が大統領の国で、小さい男の子が次の大統領が男性になった時に「男の人って大統領になれるんだ」と呟いたそう。
 人は幼少期から通念や風習に自然に習うため、もし良くない通念や風習は若者たちやマイノリティーの夢や希望が奪われてしまっているんだなと感じ、普通や当たり前を少しでも疑えるような柔軟な思考や見解を改めて持ちたいと思いました。

これらは「学習性無力感」と「意欲の冷却効果」と言う効果だそうです。

「学習性無力感」とは、「自分の行動が結果を伴わないことを何度も経験していくうちに、やがて何をしても無意味だと思うようになっていき、たとえ結果を変えられるような場面でも自分から行動を起こさない状態」のことをいいます。 

「意欲の冷却効果」とは女の子はもうひとがんばりして上を目指すことを周囲から求められない。 それどころか「どうせ女の子だし」「しょせん女の子だから」といって足を引っ張られる。 それをaspiration(意欲)のcooling down(冷却効果)と言います。


以下質問回答のアウトプット

質問に丁寧に答えてくださりありがとうございました。

モチベーションの向き合い方


心理学 臨床心理学→ストレスを無くしていく。
ポジティブ心理学(21世紀の心理学)→ポジティブな感情にもっていく心理学 well-being 

愛情 好奇心 情熱 希望 感謝 このジャーナリングを書く事で脳の思考回路がよくなっていく。脳神経科学、ポジィティブ心理学を学んでいくとよい。

逃げたい気持ちの対処法。

人間は本能は生き延びる事が一番大事な事。
現代は猛獣に襲われて死ぬ確率は極めて低いが、現代において嫌な事や逃げたい事は心理的なストレスを感じている場所でそれを逃げたくなるのは別におかしな事ではない。むしろ、あー今俺、本能的にはにげたがってるんだなーって認識するとかなり楽になる。

現代だと、他者とどこで折り合いをつけるか、どう落とし所をつけるか、嫌われたくないとか、生存本能が働く。それはおかしな事
でもなく、正常な事。逃がすことが大事。

心理学でオススメはまず生存本能(ネガティブな感情や守ろうとしている物)が働いているんだなと認識する。ラベリングする。
「挫折しそうなときは、左折しよう」と言う本がおすすめ!


終わりに

 今回講師をしてくださった松田さん、ありがとうございました。
何でも話せる場作り、雰囲気がすごいなと思いました。
私も人と話す時にあのような雰囲気を作れるようになりたいと思いました。

 改めて特権とは何かやジェンダー格差やジェンダー以外の格差について以前よりも考える事ができ、今後のこれまであまり興味が湧かなかった内容にも少し理解が深まるかと思い、心に引っかかった事があれば深掘っていきたいと思います。

 個人的にはポジティブ心理学を利用して、日記を書いて自分の事を少しでも客観視してより良く生きれるように日々試してみようと思います。

ご清覧ありがとうごいました。
文書はまだ書き慣れてませんが、定期的にアウトプットとして発信していきたいと思います。よろしくお願いいたします!


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