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受験後の虚無感

この記事を開いてくださったということは、おそらくあなたはすべての受験が終わり、期待と不安を胸に合格発表を待っているのでしょう。

なかには受験が終わって、思いっきりはじけて楽しく暮らしている人もいるでしょうが、合格発表まで不安で眠れない、受験生として勉強していた時に比べて充実感に欠ける、という人もいるでしょう。

私がメッセージを送りたいのは後者の方です。

私も実は、受験が終わった次の日からそういう感覚に陥っています。友達とご飯に行ったり遊んだりするのですが、いまいちコレジャナイ感、モヤモヤ感が否めません。「本当にこんなことをやっていていいのか」という感覚がどうしても抜けないのです。でも、勉強をする気にもなれないし、なにをしたらいいかわからない。自分がなぜ存在しているのかわからない。

こういう感情を抱いてしまうのは、私たちがアイデンティティを失ってしまっているからなのでしょう。
なんだか大げさな言い方に聞こえるかもしれませんが、本当にそうなのです。

受験が終わる前は、私たちは「受験生」というアイデンティティをもっていました。そして、受験生として目標をもって、情熱的に勉強をしてきたのです。自分が何者で、何をすべきかわかっているから私たちは生き生きと毎日の歩みを進めてこれたのです。

しかし今はどうでしょう。
私たちはゴールを過ぎ去ってしまった。
目指していたものが自分の背中にある状態です。
そして、私たちはもう受験生ではない。かといって、合格発表もされてないから大学生ともいいがたい。


突然、自分が何者かという難題をつきつけられているのです。


正直、この状況はつらいものです。未来が不安定すぎて、そこにつながる今の自分でさえ、はっきりとイメージできない。


アイデンティティを失うのはチャンス


確かに自分が何者かわからなくなるのはつらいことです。
しかし見方を変えれば、もう受験生という称号にとらわれなくていいとも考えられます。

あなたは何者にでもなれるのです。

突然情熱的なことを言いだして驚いているかもしれませんが、そう思わなきゃ気が狂ってしまいますよね?

アイデンティティを失うというのは人間にとってはこれほどに大きなものなのです。


  この記事を読んでくださった方は次のことを約束してください

とにかく色んなことに手を出してみる

もちろんやる気が出るものだけでよいです。
「なんか違うな」「つまらないな」と思ったら直ぐにやめてもよいで  す。

ただ、やる前に「どうせつまらないしな」とか「どうせできないしな」という考え方をするのだけはやめましょう。
つまらないものだとわかること、自分には合わないとわかることだけでも大きいことです。

これを続けていれば、自分の興味があることの発見に少しは近づくことができるのではないでしょうか。

白紙の紙にいきなり精巧な絵を書くのは難しいですが、大まかな枠組みを決めて、短い線を重ねて形を徐々に作り出していくと、いつの間にかいい絵が出来上がっているなんてこともよくあります。

こんなことができるのは今くらいですよ。大学生になったらほかのことで忙しくもなるでしょうしね。

私もそういう考え方でいまブログを試しに書いてみています。
飽きたらすぐに書かなくなってしまうかもしれませんが、少なくとも今は、「結構いいかも」と思って書いていますよ。


とにかく色々チャレンジをしてみて、大学生活のどこかで、または社会に出た後に役立つ経験を得られるといいですね。

未来は明るいですよ。





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