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問題は起こった方がいい

問題(トラブル)は起こった方がいい

意味:問題が起きた方が、結果的にいいことが起こる。

類義:災い転じて福となす

(例)いやぁ、この間、仕事でトラブっちゃってさぁ。ヤベェ!と思ったんだけど、素直に謝罪して、新しい方法を考えたら、前よりいい方法が見つかったんだよね。まさに、「問題は起こった方がいい」だね。

は?
と言いたくなるような始まりましたが、着いてきてくれますか?(笑)

タイトルにあるように、問題やトラブルは、起こった方がいいということなんですが、これからちゃんと理由を述べていきます。

前提としては、起こってほしくはない

そもそも、前提として問題(トラブル)は起きて欲しくはないと言っておきます。「苦労は買ってでもしろ」とは言いますが、ドMでもない限り、望んで苦労したいとは思わないですよね(笑)
ただ、苦労することは、大きな成長や得るものが大きいので、買ってでもしろと言われてるわけですね。まぁ、生きていればほとんどの人が何かしら苦労するとは思いますが、中には「天才」と呼ばれる人にとっては、他の人よりも苦労は少ないかもしれません。

問題が起こらないのは順調であるということ

苦労しない、問題が起こらないということは、順調に進んでいるということです。順調に進んでいるのに、わざわざ方法を変える必要はないし、それはむしろ愚策でもあります。例えば、サッカーなどのスポーツで、作戦通り進んでいるのに、選手を変えたり作戦を変える必要はありません。問題が起こらないということは、現状においてはそれが正しいということです。

しかし、現状において正しいだけで、それでいい訳ではありません。今は順調に進んでいても、後々うまくいかなくなることはあり得ます。
例えば、不沈艦と言われた「大和」や「武蔵」が沈められたように、順調に航海していたタイタニックが氷山に衝突して沈んだように、高度経済成長によって経済が発展した後、バブル経済が崩壊してしまったように、どんなにうまくいっていても、必ずいつかは衰退します。

なので、現状問題が起こらないことは順調を意味しますが、忘れてはならないのは、いつか必ず問題が起こるという心構えを持っておくことです。それは「備えあれば憂いなし」という防災意識も似ているかもしれませんが、何も準備せず、災害が起きてからでは遅いのです。

問題が起こることは、改善のタイミング

今回なぜこのテーマで創作ことわざを取り上げたかというと、最近自分がそういう経験をしたからです(笑)
わかりやすくする為に、自分の経験を開示します。

仕事でいつも利用しているサービスを今回も利用したら、問題が起きてしまったんです。今までと同じように準備をして、同じように利用したにも関わらず、私にとっては原因不明のトラブルが起きたので、サービスを提供している企業(A社)に

「こういう問題があるのですが、おかしくないですか?どう責任を取ってくれるんですか?」

という旨のメールを送りました。しかし、その返答は、

「こちらに不手際はなく、そちらに問題があるのではないですか?こちらでは対応しかねます」

という、若干悪く言っていますが、ようはこういう返答でした。

おいおいマジか。ふざけんな。どうしてくれんねん。

一連の事情をそのまま取引相手に説明し、謝罪したところ、お詫び状で対応しましょうという話になり、ひとまずはそのまま商品を用意することになりました。とりあえず傷口は少なく済みましたが、一応こちらに問題はなかったかを確認すると、今までと同じ方法で準備していたのに、問題があったんです。それが原因不明なのですが、結果的にはA社の言う通りでした。ちくしょう。

とは言え、感情的にはもうそのサービスを使いたくはない訳です。他の企業を探さなくてはならなかったので菅、今までもコストを下げる為に色々調べて、行き着いた所がA社だったので、コストが高くなってしまうのは仕方ないと、新たなサービスを探したら、見つかったんです。B社が。A社の3/4のコストで利用できることがわかり、サービスの使い方もA社よりもわかりやすく、「これめっちゃええやん!」と10回くらい言いながら、新しいサービスを利用するようになりました。

問題が起こったおかげで新たな価値を発見できる

こんな顛末で、今までよりも良いサービスを発見し、利用することができるようになりました。
これは、問題が起きたから、現状利用していたサービスに不満を感じ、新しいサービスを利用探したおかげで、もっと良いサービスを利用できるようになったのですが、問題が起こった時は、「どうしてくれんねん!」と、問題が起こったせいにしていましたが、可能な手を打ちつつ、問題を受け入れて正直に対応したら、結果的には問題が起きたおかげでより良いサービスに出会えたのです。

A社を発見した時も、色々探して辿り着いたので現状一番良いサービスだと思い込んでいました。しかし、そうではなかったのです。それを教えてくれたのが、まさにトラブルが起こったおかげだったのです。

全てにおいて、問題が起こった方がいいかどうかはわかりませんが、それは受けてによるものだと思います。「問題は起こった方がいい」と思っていれば、きっと問題が起こった時に、良いことが起こる可能性は十分にあります。また、その時には良いことが起こらなくても、後から振り返った時に、「問題が起こったおかげで」と思えることがあるはずです。そこで問題が起こらなければ、もっと大変なことになっていたこともあり得ます。

最近は交通事故が多いですが、車が故障していたおかげで、事故を起こさずに済むことだってあります。

全ては考え方次第です。トラブルを悪いことだと思わず、良くなる為に起こったことだと、考えてあげたら、問題も喜ぶし救われることでしょう。

皆に嫌われてる俺(虎舞流)だけど、俺を必要としてくれる奴もいたんやな。役に立ててよかったわ。せやったら、お礼にええもん用意せなな。

そんな風に、虎舞流くんは思ってくれるかもしれませんよ。

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