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ASD と ADHD は「すき間障害」?

以前、「1人遊びは重要なスキル」のなかで、ASDは「何もしない」という事が彼らにとって苦痛になると書きました。

それらの神経学的な根拠が「デフォルトモードネットワーク」です。
どうやら、定型発達の人は「ぼーっとする時」に使うネットワークがあるようです。

例えば、
「これから食事の時間です。食事の準備をしましょう」といった場合、
食事の準備をするという目的的行動になります。
これが、
「15分後に食事の準備をはじめましょう」となると、15分間目的のない時間が生じます。

この何もすることのない時間にデフォルトモードネットワークが機能し、ぼーっとして待つ事ができます。

どうも、このデフォルトモードネットワークがASDやADHDの脳では機能しにくいという報告があるみたいです。

ADHD たしかに。
「ゆっくり休んで」「じっとして待っててね。」
めちゃくちゃ苦痛です。

ASD 何か本人にとって意味のあることをしようとします。
ウロウロしたり、飛び跳ねたり、早く次のスケジュールにしようとしたり。

だから、ASD(ADHDもですけど)の療育を考える場合、すき間時間をどのように過ごすかを考えておく必要があります。
そして、すき間時間の過ごし方のレパートリーをたくさん身に着けておくと、日常生活のすき間時間を上手く過ごすことができるようになると思います。

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