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愛猫との出会い~絆~


我が家の中心的存在の愛猫。

↓我が家に来て1ヶ月経過したころ。

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我が家に来たのは2018年10月。生後4ヶ月のとき。

娘達と映画を観たついでにペットショップの猫ちゃんを見て癒されようという単純な理由。
わんちゃん、ねこちゃん、小動物、色々見ていた。

ふと目にとまったのが畳1畳分ほどのガラス張りのスペース。子猫が5匹くらい。みんな生後3ヶ月、4ヶ月。近づくと近寄る子もいるし、娘の指を追う子もいるし、子猫同士でじゃれあってる子もいる。

そんな中1匹だけ隅っこでうずくまって怯えてる。他の子達よりも痩せてる。プロフィールのようなものが貼られていたので見ると

「マンチカン、四肢長め、生後4ヵ月、男の子、血統書付き、54000円…」途中まで「へ~そうなんだぁ」と思いながら読んでいたが

「54000円(゜.゜)?」

他の子たちのプロフィールを見ると、同じように四肢長め。生後3ヶ月~4ヶ月。でも値段は2~3倍以上の値段がついている。

「なんでこのうずくまってる子だけ安くなってるんだろ?何が違うんだろ?」

次女「ねぇ、あの子、もしかすると集団が苦手なんじゃない?1人がいいのかも。ご飯もしっかり食べてなさそうじゃん。あの子だけ痩せてるし」

長女「わたしもそう思った」

そう話をしていると後ろから店長らしき人が

「気になる子がいたら抱っこできますよ」

と、声をかけてきた。

どうする?と、娘達に視線をおくると次女が「あの子抱っこできますか?」と、指差した。

店長「あ、この子ですね。」と鍵を開けて次女に差し出した。

次女「軽い、ゴツゴツして痩せてる」と、小さい声で言った。

長女が撫でてみる「ホントだ、ゴツゴツ」

私も撫でてみた。背骨がはっきり分かる。

娘達「この子連れて帰ろ」

わたしは、少し冷静になって考えようと娘達に話した。

とりあえず保留という形にしてもらった。

帰りの車の中で3人で話した。

娘達「あの子あのまま売れ残ったらどうなる?あんなに痩せて。あのままだと病気になるよ」

しばらく沈黙が続いた。。「うちの子にしようか」と3人で決めた。

翌日、ペットショップに連絡、すると店長から

「あの子ですね、今ちょっと目がですね」

私「何ですか?」

店長「今、かかりつけの獣医さんに診てもらってるんですけど目やにが出てて。しばらく、1週間くらいは様子を見た方がいいようなので」…

そして1週間後、お迎えに行った。色々、説明や手続きで2時間くらいかかった。

名前は「エイト」に決めた。

説明の時にスタッフの方から「男の子なんでちょっと体を壊しやすいかもしれません。人間の子供と同じで男の子ってよく熱とか出すじゃないですか?そういう感じで…」

「あ~そうなんですね」

我が家に帰宅し、キャリーから出すといきなり元気におもちゃで遊び、そしてトイレもすぐに覚えた。

柱とかで爪をとぐって聞いてたけど、エイトは1度もしなかった。ちゃんと専用の爪とぎでといでいた。家の中もいたずらをしなかった。ご飯も、もりもり食べていっぱい遊んで元気。毛並みもフワフワ。

1週間は慣れるまで様子をみて健康診断に連れて行く予定だったが、くしゃみ、目やに、鼻水が出るようになったので、病院に連れて行くのを早めた。

病院で「猫風邪ですね」

血液検査の結果は「そこまで悪くないんですけどちょっと白血球の数値が…ん~まぁ、このくらいなら」と、猫風邪の薬をもらって帰った。1歳くらいまではこの症状をよく繰り返していた。

そして、2019年10月エイトがご飯を残すようになった。大好きなおやつも欲しがらない。あまり遊ばない。どうしたんだろ?
朝起きてご飯をあげる。口にしようとしない。そういえば水も飲んでない。ずっと段ボール箱の中に身を隠して寝てる、爪とぎもしない。キャットタワーにも登らない。おかしい。病院へ連れて行く。

白血球の数値が高い。熱もある。ステロイドと抗生剤の注射、そしてステロイド、抗生剤を処方され、定期的に受診するようになった。

2020年2月エイトが何度も吐いた。元気もない。病院へ。

エコー診断の結果、腹部大動脈のすぐ横に腫瘍。悪性リンパ腫の可能性。
詳しく検査するため全身麻酔で細胞採取。腫瘍の位置、大きさも把握するためにMRI。

検査結果…『FIP(猫伝染性腹膜炎)ドライタイプです』
この病気の診断が出るまでに発症して4ヶ月が経過していた。

初めて聞く病名。。。『治りますよね?』

『腹部の腫瘍は大動脈に近すぎて切除できません。この病気は残念ながら今の動物医療では難しいんです。延命治療になります。長くて1年です』
2019年10月~2020年4月までかかりつけで治療を続けた。

そして、エイトを助けるため家族でこの病気にもっと詳しい病院を探した。
発症から家族みんなで『寛解』を迎えるまでが長かったような…寛解を迎えるころ、お腹の腫瘍は跡形もなく消えていた。

今は元気に走り回ったり、遊んだり、お散歩している。1歳4ヶ月で発症し、2歳半で寛解。
現在4歳。

ペットショップがどうこうと言うつもりはないけど、他の子達よりも半額以下だったこと、体が弱いとの説明。もしかして分かってた??いや、思い込みだ、思い込みはよくない、…考えることもある。でもエイトには出会えて家族になってくれたことに本当に心から感謝している。💕✨


💁闘病の内容はかなり長くなるので…以前、愛猫のことを絵本ストーリーのような感じで書かせてもらってます。【だから、ぼくは生きるんだ】(←読んでいただけると嬉しいです)
※この時は名前を仮名で書いてます。

✳️⚠️猫は強いとか、放っておいても平気という考えの方もいらっしゃるのですが猫はとても警戒心が強く繊細でストレスで命に関わる病気を発症する事もあります。
どの動物も無邪気(邪気がない)です。人も動物も良いご縁で結ばれますように😌🌸💓

最後まで読んでくださりありがとうございました😊

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↑現在のエイト(4)です。爪のとぎすぎでキャットタワーが…ボロボロ😅

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