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西会津ひととき旅①

前々から言っていた。会津にいきたいねぇ。でも私が決めないと、行けない。行くには行く理由が少なすぎていたからかもしれない。しかし今年1月にaizuloverと、青山での西会津イベントそして、今秋田のプロジェクトを一緒に続けている長い友人とゲストハウスサミットに参加してから、理由が固まってきた。

こういうのってやっぱり"導き"みたいなのがある。

2日間にギュッと詰め込んでみた。郡山から車で行くので詰め込めるだけ詰め込んでみて良いよ、とのとこで私の"連れていきたい、食べて欲しい"欲求を投入してみた。中々の充実スケジュール。

まず郡山から猪苗代を通り会津へ。その前に私の父が眠る大塚山墓地へ。相棒にお墓まいりに付き合ってもらった。ここは前方後円墳の山にある墓地。会津はこんなような縄文土器や古墳時代の歴史も深い。完成時期は四世紀前半。お墓まいりに付き合ってくれた相棒に感謝。お父さん、会いに来たよ。よろしくね。

そして私たちが目指すところはジロリアンの相棒が行きたいと言っていた「ラーメン二郎会津若松駅前店」である。ここは東北で仙台と二つしかない二郎。野猿系である。

開店と同時に入ることができたので、良かった。すぐに着丼。麺が美味しく豚もほろり肉肉しい。ずっと連れてきたいと思っていたので一つまた夢が叶った。

次に飯盛山へ。白虎隊が自害した場所である。数えで15.6歳くらいの子供たちも戦っていた戊辰戦争。そんな彼らが飯盛山から見た方向には、故郷の城鶴ヶ城から煙が出ている様子がみられた。しかしこれは、周りが焼失している煙であったのだが、子供ながらに勘違い。今で言う中学生くらいの子供たちが自分の腹や喉を掻っ切って自害とは…。たまに実家に帰ったときは散歩でいくけれど本当に涙しかない。

さざえ堂からお墓、そして実際自害した場所から戻らず、舗装された裏道を通って下山。相棒はいつも私に楽しさとワクワクをくれる。えっ?そっち?いいね、行ってみよう。ってなるのだ。多分これってこれからもそう。いつもワクワクしている。

そのあとはお城をチラ見し、信じられないほどの湿気に耐えられなくなった私たちは東山温泉方面へ。あまり来たことがなかったのだけど結構良いのね。川が流れて渓谷が見える温泉に浸かってぷはー。楽しかったな。貸切風呂。

その後いつもお世話になっている渡辺宗太商店へ。こちらは会津に帰ると必ず立ち寄る酒屋さん。相棒にもよくお酒を送っていた。

今日宿泊するゲストハウスひとときに、日本酒を持って行こうと言う話。みんなで日本酒を飲み交わす、楽しみ…!

ちなみに選んだお酒は2本。会津娘の限定酒と、国権のスワローラベルだ。

そして西会津に行くための途中、会津坂下(ばんげ)へ。二つ目的があった。一つはひとときに持って行くための「馬刺し」を買うこと。

もう一つはaizuoverに紹介してもらった「EII Lab.」に立ち寄ることだった。

こちらの商品で「ヤマハカマ」というプロダクトがあるのだが、先日逗子でひらいたイベントにて心友に貸してもらってから俄然ほしくなった。こちら私の会津の心友aizuloverのブログより。

しかしながらサイズ1しか私のほしい色がなかったため、再販を強く願うばかり。

そしてとうとう今回の目的である西会津へーーー!一泊は「ゲストハウスひととき」の佐々木夫妻の元でお世話になることに。このお二人とは今年一月の西会津イベントで、さらに「ゲストハウスサミット」にて再会した。

西会津イベントではこちらのHPに掲載されている映像を元にたくさんの西会津の魅力を発信していた。特にこの映像は驚愕。製作元はギークピクチュアズ。様々な映像を作り出しているプロ集団だ。

そんなご縁やほかのつながりを感じながら今回は導かれるままに行ったのである。それはそれは学びと喜びと楽しさあふれる二日間であった。

ひとときに到着。なんと入った瞬間私の大好きな羽後町にある民宿「阿専」の香りが。

夜はいろんなご縁で知り合った、西会津国際芸術村を管理運営しているbootの方々、ひとときのオーナー佐々木ご夫婦、そして私たちUGO HOME PROJECTの二人とで日本酒と酒を飲み交わし、たくさんの学びと楽しさを共有した。本当に楽しかったなぁ。

こちら生で食べられるトウモロコシ。次の日道の駅に行って探したが、野生動物に食べられてしまったらしく、出せなかったとのこと。また次食べられるかなぁ。そして食べながらビールのグラスを持ちながらみんなで蛍を見に。

8時近かったのにも関わらず、白夜のような空。蛍を見つけるために懐中電灯を点滅させる。反応して蛍も光る。山道をてくてく歩く私たちは夏休みの子供のようだった。そして帰り道、ひとときのお隣さんとお話し。こう言う地域の方々と言葉を交わしているところを見るのは好き。どんな活動をどんな人がやっているのか実に興味がある。何かで繋がるかもしれないし。人生は実験であるのだ。どこでケミストリーが起こるかワクワクしながらその糸を手探り続ける。

ひとときへ戻ってからまた晩酌スタート。

祐子さんの手作りご飯。上はピザ、下はナンプラーを隠し味にしたしゃぶしゃぶ。んー!美味しい。そして私たちが買って行った日本酒と馬刺し。

こちらの会津娘は、花坂境という一画の田んぼで作られた酒米を使用している限定酒。会津娘と言うだけいつも華やかさと軽やかさがある。高橋庄作酒造の日本酒。馬刺しとこれがまた合う。

1日目はこれでおしまい。幸せな酒を飲んだ後は、幸せになるだけである。

次の日は一般社団法人bootの代表、矢部さんが今度始める楢山集落へ朝早く行くことに。2日目もモリモリである。


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