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「大好き」はもっと日常にあっていい【子育てエッセイ】

「あなたは親から愛されていたと思いますか?」

そう聞かれて、シンプルに「イエス」か「ノー」で答えられる人はどのくらいいるのだろうか。自信を持って首を縦にふる人は何人いるだろうか。

私の場合はすごく曖昧な回答になっていたと思う。親から愛されていたとは思うけど、面と向かって「大好き」「愛してる」と言われた記憶はないしな~~~~これってどうなんだろう~~~みたいな。


それなりに愛情を受けて育った自覚がありながら、自信を持って答えられない。


しかも、大半の親からの愛情を、自分が親になったことで、知った。

でも、これってもしかしたら、とてももったいないのではと思う。



親の愛は子どもにほとんど伝わっていないってことだもんね。



お腹にいるころから、生まれたての赤ちゃんから、小さな子どもから、ある程度大きくなったティーンエイジャーまで。いや、もっと大きくなったとしても、いつだって親の愛が伝わったらいい。親の愛が感じられたらいい。

だって、子どもが親になって、やっと「ああ、自分の親は自分のことを愛してくれていたんだなぁ」と伝わるの、めちゃめちゃ遅くない???もっと前から知っていてもよくない???



そんなことを思った。
きっかけは、駅でたまたま見かけた外国人の親子が別れ際(たぶん、子どもは小学生で習い事or遊びに行くところ)に「I love you」をナチュラルに伝えていたこと。

これくらい、日頃から、ナチュラルに「大好き」を伝えるの、いいなぁと感じたんだよね。



よく、「食事がレトルトや冷凍食品だなんて愛情がない」とか「完ミは愛情不足」とか「家事ができないのは家族のことを思っていないから」とか耳にする。

けど、愛情ってそんなまわりくどいものじゃなくない???というのが私の意見。

完璧なお料理よりも、心を込めて伝えた「大好き」とか。
泣きながら搾乳した母乳よりも丁寧に調乳したミルクとか。
大好きの気持ちがこもったはぐとか。

そういうものから愛情が伝わるものだと私は思う。




そんなわけで、仕事から復帰して一緒に過ごす時間は短くなってしまったけど、毎日気持ちを込めてはぐして、「大好きだよ」と伝える時間を改めて大事にしようと思った。

思っているだけじゃ伝わらないから、私は「大好き」を言葉にして伝えていこうと思う。子どもたちにも、旦那さんにも、あと自分が大好きと思う周りの人に対しても、ね。



明日もいい1日になりますように。





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