ストレス解消は、「ひとり」で。
ストレスを溜め込みやすい夫婦である。
自分で言うのもなんだが、真面目で、人を頼るのが苦手で、引きこもりやすい体質のわたし。
そして夫。
我々夫婦は、仕事でも育児でも家事でも、がんばりすぎて疲弊してしまう。
むしろストレスがないときなんて、ある?
特に、年度末、年度はじめ、ほか6.10.11.2月頃は大打撃を受けがちだ。
‥あれ?ほぼ年中やん。
夫も、小学校教諭だ。
同職夫婦。しかも同い年。
同職なので、忙しい時期が被る。
忙しさも分かりすぎる。
結果、共倒れである。
そうはいっても、本当に共倒れできたのは夫婦だけで生活していたころだけ。
いまは、子どもたちがいる。
簡単に、共倒れるわけにはいかないのだ。
踏ん張り、粘り、耐えて、しのぐ。
おかげでストレスは、いっぱいいっぱい。
コップは溢れそうである。
そんな私たちのストレス解消は?
という、珈琲次郎さんの今週の企画テーマ「夫婦のストレス解消」について考えてみた。
答えはすぐに出た。
「ひとり」になることだ。
いやいや。
「夫婦の」ストレス解消じゃないじゃん。
と言われそうだが、わたしたち夫婦には、「ひとり」がものすごく大事なのである。
ひとりで、何をするのか。
好きなことならなんでも、と言って終わりたいが、それでは元も子もない。
たぶん、私たちのストレスがいちばん発散されるのは、「カフェか家で、心ゆくまでのんびりと本を読むこと」ではないかと思う。
わたしはこれに、「noteを書くこと」が加わる。
夫はたぶん、「ランニング」。
「本を読む」というのは、ほんとうにストレスを洗い流す。
本の世界に没頭すると、それまで頭の中でごちゃごちゃ考えていたあれやこれが、自然と頭の隅によってくれる。
無意識に、本のためにの脳の場所を空けているようなかんじだ。
脳が読書モードになったら、あとは本を楽しめばいい。
6分の読書でストレスは68%減る、という話を聞いたことがあるが、それは実感として強くある。
子どものいない頃は、ふたりでカフェを訪れ、カウンターに並んで本を読むこともあった。
ふたりでいるのも、それはそれで楽しい。
となりには好きな人がいて、目の前には好きな本があり、手元には好きな飲み物がある。
わたしったら、幸せモンだな。
ちらちら夫を気にしつつ、本とコーヒーを楽しみながら、わたしはこっそりニヤついた。
ああ。
思えばあの頃は、もうすこしストレスは少なかったような気がするなあ。
なんせ、「ひとり」でいること。
そして、本を読むこと。
これが一定時間とれれば、ストレスはやんわり減ってくれるのだが。
親になると、ほんとうにその時間をとることが難しい。
子どもがいて、仕事も忙しく、お互いの「ひとり」が保証されない期間が続くと、やっぱりどことなく夫婦ともトゲトゲしてくる。
両者ゆとりのない一面が目立つようになってしまい、ふたりとも顔に「つかれた」の文字が浮かぶ。
断じて、子どもがいるのがイヤだと言いたいのではない。
でも、子どもがいるということは、それだけ親自身の「何か」が削られ続けるということだ。
睡眠、自由時間、座ること、トイレすら。
そして、それらはどう我慢してもストレスにつながる。
だから、「子どもたちのせいで毎日ストレス!」なんて思わないようにするためにも、夫婦で力を合わせて、それぞれの「ひとり」の時間を生み出す必要があるのだ。
ストレス発散には、「ひとり」がいちばん。
でも、その「ひとり」をつくるためには、「ふたり」が必要。
お互いが相手のために、「今日はわたしに任せてひとりになっておいで!」と言えること。
それがわたしたち「夫婦の」ストレス発散の鍵なのだ。
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