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『鉄人と凡人』〜生涯現役を目指すためのバーテンダーの仕事術

バーテンダーは現場主義者が多いのではないだろうか?

それは、自分を尋ねてやってくる人が多い、人気商売だから自分がカウンターに立ってないといけないからである。

過去にも北海道の有名な老舗BARやまざきのマスターがなくなる96歳まで現場に立ち続けたのを新聞で見たことがある。

私は、常々新しく開業したりする同業者が訪ねてくるといつもこうアドバイスする。

『健康第一だよ、無理は禁物です』

技術のことなどは余計なお世話になりそうだし、何よりそれが本当に大切だからだ。

店が潰れる理由の最初にくるのは経営難だと思うが第二位は身体を壊してやめることだと私は思う。


さて、私が敬愛する『キングカズ』こと三浦知良さん。

60歳に近づいた今も現役で選手を続けられるには並々ならぬ努力と人生の楽しみ方があるようだ。

※ちなみにJリーガーの平均引退年齢は27歳と見たことがある。

一見、60歳まで現役をやるということに彼を鉄人だと思う人もいるかもしれないが、

私が思うに、彼は鉄人ではない。

以前、自伝の中で自分自身が決して天才的な選手ではないと言っていた。
そういった自分自身への理解があるからこそ、普段から努力を怠らず、年齢に合わせたトレーニング法や健康管理術を考えているのではないかと思う

長く続けるための第一歩、それはまず己を知ること。

それを知った上で、長く続けていくためのやり方をそれぞれが自分自身で築き上げていく必要がある。

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