さち

創作の森。こころあったまる場所でありたい。ほかほか ゆったり。止まり木のような場所にな…

さち

創作の森。こころあったまる場所でありたい。ほかほか ゆったり。止まり木のような場所になればしあわせ。有料には、いろんな世界を閉じ込めたいです。なにより 自分との対話かな。

マガジン

  • 大切にしたいもの

    子どもの本を愉しむ。素直なこころを置く場所。仕事を通して出会った大切なひとたち。

  • そっと そっと~つぶやき~

    そっとしておきたいつぶやきを入れました

  • こころに残るnote

    ぐっと来たnote、ずっと浸りたいnote。愛しいnote。

  • つぶやきおもちゃ箱①

    大好きな本とかあなたへのお手紙とか ぎゅっと詰め込んだおもちゃ箱。

  • ことばのおもちゃ箱

    ♬音楽が聴こえてきそうな。。ほっこりしそうな。。あしたも生きて行こうって元気がでるような場所。いつでもくつろいでください。。。

記事一覧

会いに行く。

あ 行かなくちゃ、 でも。 そして 読んだ。 ああ またひとつ あなたの素顔を見た。 懐かしい匂いのする朝。 あなたの。 3日の連休明けの雨の日はしんどい。でも。 で…

さち
6時間前
38

初夏の雨降る夜更けには

ハミングと夢みることで生きられた ふわふわしてても それが私の。 憶えてる?小さなあなたの傍にいた 母さん小川で菜を洗う背を かあさんの餅つく傍で夢みてた なに見て…

さち
17時間前
47

プライド

鮮やかに咲き誇れよと風のいう混じりけなきやそれがプライド 野の花の名前呼んでは語らいぬすっくと伸びた素直なるきみ ここで咲く小さな場所でひたすらにあなたにわたし…

さち
1日前
64

ある町で

「えっ」と二度見する 素通りしてたはずじゃないのに また 来て読むと違う顔してそこにある 小さな本屋で見つけたあなたの本 なんでこんなに懐かしいんだろ 読み込んでな…

さち
3日前
67

こもりうた

おやすみ 眠いのがしあわせ あしたは またやってくるから あのこの無垢な寝顔を思い浮かべて 眠ろう はぐれた鳥はねぐらに帰ったかな かあさんのこもりうた聴いてるかな …

さち
4日前
63

つぶやき もうひとりのあなたへ

いいんだよ 仕方ないってこと あるんだ がんばっても だめなこと 一日中 あなたの胸の水たまりがあふれそうになったのを わたし 知ってる そのこころを打ち消すように…

さち
4日前
61

あした

九重山父の跡踏み見渡せば未だつぼみのももいろじゅうたん 部屋の隅キーボード打つ手触りがまだ見ぬ明日の吾を探す  純真なきみに応えて生きたいと願うのに分別が邪魔を…

さち
5日前
67

休み明け

あふれ出る想い込めてきみの声「待ってるよ」ってわたしも返す 後ろ向きなことば泳いで後ずさるああ 渇望はなにを求める 限界を知ることはまだ怖いからきみと飲んでるレ…

さち
6日前
53

 ほんとはね

「それでいい」そういって微笑んだあなたがいたねそっと隣に 懸命に走れど届かぬ我が思い身じろがぬきみ道端の草 いいやんかひとの評価は勝手だよ太陽さえも気まぐれなん…

さち
6日前
60

列車

「またね」は 約束なきさよならときみの教えし夕暮れの駅 漂流す言葉飲みつつ佇んでそれでもきみの傍に居たいな 暖かき時は時折りはぐれたる気まぐれな風連れてったの?…

さち
6日前
60

フジコヘミングさん。92歳。知ったのはいつだったろう。リストは彼女しか弾けない、右にでるものはいないと言われ。。一度だけでもコンサートに行きたかったな。CDを擦り切れるほど聴いた。また大切なひとが逝ったんだな。。

さち
10日前
78

 ちいさなちいさな「ありがとう」

いやあ 世の中には たまに面白い場面がある。 それは大抵 しんどいことで、こころが弱っているとき出会う。 ほんま 笑えるくらい 神様は1パーセントのしあわせ感を そ…

さち
10日前
76

春と夏のかくれんぼ

昼下がり 遅出の日の電車は ごとごと のんびり走ってく 満員の朝や暗い夜には見えぬ景色たち 山はくっきり誇らしげに居り 畑やたんぼは 実りの種まき ねえ 光ってるね ふ…

さち
2週間前
78

拙くも。

小さな小さな本を作りました。 自作 一個め。拙くも 初めての本。始めの一歩。 あなたに届くかな。。 もし 買おうかなと思って下さったら 問い合わせで声かけてくださ…

さち
2週間前
86

あ、風?

ただただ 染み入りました。 今日 11歳の孫くんが遊びに来ました。成長して眩いこともあれば 心配なこともあり それでも やっぱり嬉しい時間が過ぎて行き 駅で別れて …

さち
3週間前
79

つぶやき

目が覚めた 障子の色は薄墨色 まだ外は昏いんだ 起きよかな 起きよ 部屋は夕べの名残りの景色 リビングは なぜかあったかく 読み差しの本がパソコンのそばにあり とにかく…

さち
3週間前
52

会いに行く。


行かなくちゃ、
でも。

そして 読んだ。

ああ
またひとつ
あなたの素顔を見た。

懐かしい匂いのする朝。
あなたの。

3日の連休明けの雨の日はしんどい。でも。
でも
新しい今日に会いに行こう。
わたしの物語を。

おはよ。

初夏の雨降る夜更けには

初夏の雨降る夜更けには

ハミングと夢みることで生きられた
ふわふわしてても
それが私の。

憶えてる?小さなあなたの傍にいた
母さん小川で菜を洗う背を

かあさんの餅つく傍で夢みてた
なに見てた?なんて聞くきみの笑み

窓打って初夏の雨降る夜更けには遠い母との日常滲みてくる

プライド

プライド

鮮やかに咲き誇れよと風のいう混じりけなきやそれがプライド

野の花の名前呼んでは語らいぬすっくと伸びた素直なるきみ

ここで咲く小さな場所でひたすらにあなたにわたし見えますか?

ある町で

「えっ」と二度見する
素通りしてたはずじゃないのに
また 来て読むと違う顔してそこにある

小さな本屋で見つけたあなたの本
なんでこんなに懐かしいんだろ
読み込んでなかったかな
苦笑しながら 目を落とす
ああ
そこにあるものの
ひとは一人じゃなくて
喜びもかなしみも
ひとつだけじゃないと
今更に知る

大型本屋の読み物に飽きて
ふと 立ち寄ったちいさな書店で
息をつく

大切なひとの
面影がズーム

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こもりうた

おやすみ
眠いのがしあわせ
あしたは またやってくるから
あのこの無垢な寝顔を思い浮かべて
眠ろう

はぐれた鳥はねぐらに帰ったかな
かあさんのこもりうた聴いてるかな
もう 眠ろう
あしたを夢見ながら

おやすみよ
ゆっくりおやすみ
もう 考えないで
かあさんの夢をみて眠ろう

おやすみ

つぶやき もうひとりのあなたへ

いいんだよ
仕方ないってこと
あるんだ
がんばっても だめなこと
一日中 あなたの胸の水たまりがあふれそうになったのを
わたし 知ってる

そのこころを打ち消すように パソコンに向かってた

あなたの想い
あふれそうだったね
つらいよね
届かないこころ
届けたいね 
あのこにね

でも
それが また 傷を広げるとしたら

きみは 夕飯を作る
包丁を持ちながら涙をふぃた
それでも 涙がこぼれて
歯を

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あした

九重山父の跡踏み見渡せば未だつぼみのももいろじゅうたん

部屋の隅キーボード打つ手触りがまだ見ぬ明日の吾を探す

 純真なきみに応えて生きたいと願うのに分別が邪魔をする

関係ないけど 急に流れてきた曲。なつかしいな。

息子が この連休中 急に思い立って九重に登りました。夫が3年前の6月に登った山です。その時 深山きりしまは満開。
息子は 残念ながら その満開のすばらしさには 会えませんでした。

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休み明け

あふれ出る想い込めてきみの声「待ってるよ」ってわたしも返す

後ろ向きなことば泳いで後ずさるああ 渇望はなにを求める

限界を知ることはまだ怖いからきみと飲んでるレモンスカッシュ

13のきみにかけることばなく知らぬ世界を彷徨う思い

なにひとつ確かなことがなきようなGW明けパッカー車の音

それでもな生きてきたなあひたすらに自分くらいは労おうよ

こどもの日 孫娘と町に出た。我が息子たちの子育て

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 ほんとはね

「それでいい」そういって微笑んだあなたがいたねそっと隣に

懸命に走れど届かぬ我が思い身じろがぬきみ道端の草

いいやんかひとの評価は勝手だよ太陽さえも気まぐれなんだ

あきらめという名の希望に出会ったらわたし、今度は笑って見せる

happyな結末があると信じてる近くて遠いあなたとの距離

縮まらぬと嘆かなくてもいいんだと訳知り顔の夜風過ぎてく

枯れかけたビオラ生きてたあの朝のふいに胸つく暖か

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列車

列車

「またね」は 約束なきさよならときみの教えし夕暮れの駅

漂流す言葉飲みつつ佇んでそれでもきみの傍に居たいな

暖かき時は時折りはぐれたる気まぐれな風連れてったの?

それじゃあと手を振り笑うあなたの背線路沿いのヒメジョオン揺れ

手を振りぬきみ乗せていく列車の灯遠くなってく寂寥残し

フジコヘミングさん。92歳。知ったのはいつだったろう。リストは彼女しか弾けない、右にでるものはいないと言われ。。一度だけでもコンサートに行きたかったな。CDを擦り切れるほど聴いた。また大切なひとが逝ったんだな。。

 ちいさなちいさな「ありがとう」

 ちいさなちいさな「ありがとう」

いやあ
世の中には たまに面白い場面がある。
それは大抵 しんどいことで、こころが弱っているとき出会う。
ほんま 笑えるくらい 神様は1パーセントのしあわせ感を
それはそれは 絶妙なタイミングでくれるものだと思う。
 もう あかん
限界を見て これ以上頑張れないと さーっと見ている景色の色が
変わる時。
あれほど 空の色 庭のあおさ ひとの語らい こどもたちのさんざめく声に こころ癒されてたのに 

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春と夏のかくれんぼ

昼下がり
遅出の日の電車は
ごとごと のんびり走ってく
満員の朝や暗い夜には見えぬ景色たち
山はくっきり誇らしげに居り
畑やたんぼは 実りの種まき
ねえ
光ってるね
ふたり並んだこたちが
なにやらスマホを見ては笑い声をたてる
ああ
あんな風にわらうんだ
ふっと零れそうになる
胸のうちのちいさなちいさな
あったかいもの

電車は 春街道から初夏の風を切っていく

拙くも。

小さな小さな本を作りました。
自作 一個め。拙くも 初めての本。始めの一歩。
あなたに届くかな。。

もし 買おうかなと思って下さったら
問い合わせで声かけてください。

あ、風?

あ、風?

ただただ 染み入りました。
今日 11歳の孫くんが遊びに来ました。成長して眩いこともあれば
心配なこともあり それでも やっぱり嬉しい時間が過ぎて行き
駅で別れて 電車のこに手を振りながらみた月がぼんやりと
おぼろ月で ほっこりしました。
 そんな今夜 このお話しに出会い あ 風が吹いた?と思いました。
よねちゃん 素敵なおはなしを ありがとうございます。

つぶやき

目が覚めた
障子の色は薄墨色
まだ外は昏いんだ
起きよかな
起きよ
部屋は夕べの名残りの景色
リビングは なぜかあったかく
読み差しの本がパソコンのそばにあり
とにかく 疲れて休みたかった自分を映してる

しどけなくうたたねして
片付けもしないで寝たのだ
その部屋は 懐かしい顔のまま 
いいよ、大丈夫って微笑んでいる
あれこれしながら 珈琲を入れる
歳の離れた姉と旅をすると
「夜明けの珈琲を飲もう

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