曲から一句

短日に
軍拡の靴音
立ち尽くす

風冴えて
来た道かなと
教えたる

冬萌えの
いのち愛しき
目を凝らす

冬夕焼け
孫子(まごこ)の希望
潰さないで

この曲が出たのは、1970年。
わたしは、子どもではなく、学生だった。
だが、確かに戦争は知らなかった。
ベトナム戦争の最中だったが、遠い気がしていた
今。どうだろう。メディアを通じて 遠い国の惨状を見る。
近隣の国の動きを報じて力には力と声高に流す。
大国に勝ると競えば、どれだけの巨額か。
また犠牲を強いるのか。
泣いてるこどもやおかあさんが数多いる。
この国が世界で唯一大きな犠牲を払って受けた悲劇を
忘れたのか。
武器を持ち戦う国になるのか。
流行り病に、世界中が傷んだ後で。

こんな記事を見つけた。

【コラム・天風録】いつか来た道

中国新聞 - 7 時間前


物価高が加速する年の瀬は例年になく寒さが身に染みる。なのに政治は国民の困窮など忘れたかのよう。防衛費増額を巡り与党内のごたごたが連日、伝えられている▲岸田文雄首相が突然打ち出した43兆円。この巨費の調達で増税だ、いや国債発行だとやり合う。だが増額がそもそも必要か。そこから議論を始めるのが筋では。根拠を欠く数字を独り歩きさせず、立ち止まって考えたい。国の将来も危うくなる、と▲先の大戦の暗い教訓が脳裏をよぎる。膨大な軍事費を戦争国債で賄い、日本は泥沼の道を突き進んだ。世界最大の戦艦大和が呉で建造され、就役したのは81年前のきょうである▲戦争の主軸は航空機による空中戦に移りつつあった。軍部が巨艦大砲主義にこだわって対応は後手に回る。大和がわずか3年半後に鹿児島県沖に沈んだのは皮肉な話だ。敗戦で国家財政は破綻。国債は紙くずになった▲バブル景気の世、大和への巨費投入を青函トンネル、伊勢湾干拓と並べて「昭和の三バカ査定」と言い放った官僚もいた。今回のどたばた劇はどうだろう。議論は生煮えではないのか。国民生活をどん底に突き落とした過ちを、令和の世で繰り返してはなるまい。


  戦争は、外交の失敗以外の何物でもない。

ピーター・ドラッカー(オーストリア出身の経営学者 / 1909~2005) Wikipedia

いかに必要であろうと、いかに正当化できようとも、戦争が犯罪だということを忘れてはいけない。

Never think that war, no matter how necessary, nor how justified, is not a crime.

ヘミングウェイ(米国の小説家、ノーベル文学賞受賞 / 1899~1961) Wikipedia

我々に武器を執らしめるものは、いつも敵に対する恐怖である。しかもしばしば実在しない架空



もし 心に留まって下さったら、、、本を出すと言う夢に使わせていただきます。