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NTTの企業研究まとめ

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このマガジンではNTTの企業情報や最新の動向、業績をまとめています。 銘柄分析や企業研究に使用していただけると幸いです。
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記事一覧

生成AIでDCの需要拡大

生成AIでDCの需要拡大

世界でデータセンター(DC)の電力消費量が急増しています。

膨大な計算が必要な生成AI(人工知能)の利用拡大が主な理由で、2026年の電力消費量が2022年から最大で2.3倍になるとも言われています。

そのため、欧米のDC集積地では供給力が逼迫しており、DCの新設が相次ぐ日本でも電力契約が急増しています。

AIが使用する電力量は非常に大きく、DCで消費される電気の半分以上をAIが占めるように

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【NTT】IOWNで目指す産業用ロボット

【NTT】IOWNで目指す産業用ロボット

NTT東日本と三菱電機は「IOWN」を使った産業用ロボットの遠隔操作に成功したと発表しました。

従来の通信環境では遅延によるズレが大きく、技術者が現地に赴く必要があったのですが、IOWNを使うことで遠隔でもズレがなくなったということです。

遠隔操作できれば工場の立ち上げや生産ラインの改造などを効率化できると期待されています。

産業用ロボットとは主に工場での搬送・加工・組立・洗浄など、人間に代

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NTT東日本の注力戦略 農業とIOWN

NTT東日本の注力戦略 農業とIOWN

NTT東日本の近年の状況NTT東日本が農業や次世代通信など新規成長分野の挑戦を進めています。

固定音声通話の減収が続き、新しい収益の柱を作る必要があるとして、NTTは2025年度までに新規成長分野が連結営業収益に占める割合を5割にまで高めるとしています。

NTT東日本の近年の業績は、新型コロナウイルス禍におけるリモート特需で光回線が伸びました。
しかし、最近ではオフィスに戻る人が多くなり、その

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NTTが再エネDC開発

NTTが再エネDC開発

NTTと東京電力HDは再生可能エネルギーで電力をまかなうデータセンター(DC)を共同で開発すると発表しました。

今後普及が見込まれる生成AIは膨大なデータ処理が必要で大量の電力を消費するため、環境負荷が低いDCの開発を進めることでDCと環境負荷低減の2つの需要を取り込みたいという狙いです。

NTTは日本や米国など世界98拠点で148棟のDCを運営しており、世界3位のシェアを持っています。

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NTT銘柄分析 ~時代に合わせた事業展開を行う通信企業の企業分析~

NTT銘柄分析 ~時代に合わせた事業展開を行う通信企業の企業分析~


概略NTT(日本電信電話)は東京都千代田区に本社を置く日本の電気通信事業者です。

世界最大規模の通信事業グループでNTT(日本電信電話)は持ち株会社です。

傘下にはNTT東西、NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ、NTTデータなど単独でも超がつくほどの大企業を抱えています。

通信事業だけでなく、NTT都市開発などの不動産やNTTファイナンスといった金融企業も抱えるまさに日本を代表する企

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