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誰かに好かれるための行動ほど無意味なものはない。~ 幸せに生きるために『嫌われる勇気』を持とう ~

誰もが他人の目を気にした行動やふるまいをしていると思います。外出する際は、身だしなみに気をつかいます。近頃はマスクをして外出しないと後ろめたいです。

他人の目を気にするぶん自分の気持ちが律せられて、「真っ当に生きている」「周りからの期待に応えられている」といった感覚や自信を得られるので、他人の目を気にして行動することは悪いものではありません。
「社会生活を営む上で大事なことだ」と学んだ『ルール』を、誰かに強制されるのではなく、自分自身で設けて、きちんと守ることができている人は「自律(自立)」した立派な人だと思います。

ただ、その『ルール』を課すことができるのは、自分だけです。他人に課すことはできません。

国家や会社、学校、家庭といった「コミュニティ(共同体)」が作った『ルール』であれば、その「コミュニティ」の中で生きている以上は従う必要があります。「コミュニティ」の『ルール』を破った者には、制裁や罰が与えられても仕方ありません。

なお、大きなコミュニティが定める『ルール』に違反した『ルール』を、小さなコミュニティが定めることは許されません。例えば、「法律」に違反する「会社の内規」は許されません。

しかし、「コミュニティ」の『ルール』には至らない、自分が設けた『ルール』に縛られるのは自分だけです。自分以外の他人を縛る理由はありません。

例えば、一方的に好意を持った相手に、自分を好きになってほしいと色々と好かれることをしたのに、自分を好きになってくれなかったからといって、腹を立てたり、落ちこんだり、気持ちが左右されるのは無意味です(逆恨みする人は筋違いです)。
「自分を好きになってほしいと色々と好かれることをした」行為は、自分が設けた『ルール』に沿った行為でしかありません。
その行為によって、相手(他人)が好意を持ってくれるという『ルール』はありません。
同じ『ルール』を設けている者同士(同志)であれば、その行為で好意を持ってくれるかもしれませんが、世の中に自分と全く同じ他人はいないので、そんな期待はできないのが普通です(期待するほうがおかしいです)。

相手(他人)の『ルール』が簡単に分かればいいですが、他人の心は読めません。
また分かったとしても、他人の『ルール』に合わせてばかりいる人は、自分の『ルール』に従って生きている「自律(自立)」した人ではないので、魅力的ではありません。


結局のところ、自分の行為に、相手(他人)の好意や高評価といった他人からの直接的な「見返り」を求めるから、しんどい生き方になってしまっています。

・ 自分にとって「面白い」と思えることがあるなら、勇気を持ってやってみましょう!
【自分と同じように面白いと思ってくれる人はきっといる】

・ 自分はこういう行動をする人が「好き」だと思う行動があるなら、勇気を持ってやってみましょう!
【自分がされたらありがたいと思えることは、他人にもしてあげる】

・ 自分がこういう行動をする人は「嫌い」だと思う行動があるなら、他の人がやっていても勇気を持ってやらないようにしましょう!
【自分がされたら嫌なことは、他人にもしない】


「コミュニティ」の『ルール』として禁じられた行動はしてはいけませんし、「コミュニティ」の『ルール』でしなければならない行動はすべきです。
その上で、「コミュニティ」の『ルール』の枠外のことであれば、自分の『ルール』に従って行動すれば良いと思います(行動に他人の「見返り」は求めません。勇気を持って行動したことに意味があります)。

ただし、「嫌い」だと思う行動については、思いやりと寛容さをもって、許せるものは許してあげてください。自分の行動範囲も縛られる上、他人に厳しく自分には甘い人間になりかねないと思います。

その行動は、自分以外の他人の『ルール』に違反しており、嫌われたり、悪口を言われたりするかもしれません。むしろ世の中には必ずアンチが存在し、何か行動を起こせば必ず悪く言う人は出てきます。
そういった誰かに嫌われることを気にして、自分が面白いと思う(好きだと思う)行動をとれないのは、自分らしく生きることができておらず、自分にとって不幸な生き方ではないかと思います。


「コミュニティ」の『ルール』に反する行動ではないのなら、他人の『ルール』による「見返り」を気にせず、『嫌われる勇気』を持って、自分の『ルール』に従って行動しましょう。
それが幸せに生きるための第一歩だと、私は考えます。

あの人に好かれたいから、こういうことをしているわけじゃない
私がこういうことをしたいと決めたから、やっているだけだ
それで好かれるか、嫌われるかは、私が決めることじゃない


以上、学生時代に読んだ『嫌われる勇気』という自己啓発本の内容を、今の私はどういうふうに消化していて、どういった文章を書けるだろうと思い、noteに書いてみました。
『嫌われる勇気』の中で書いている内容とは違った考えになっていると思いますが、私なりの言葉で書いてみました。

長くなりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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