中里潤|NakasatoJun

拠点である千葉県と地元の岩手県(宮古市出身)の中小企業・個人事業主さまに向けた経営支援…

中里潤|NakasatoJun

拠点である千葉県と地元の岩手県(宮古市出身)の中小企業・個人事業主さまに向けた経営支援をしています。 7社での幅広い業種・職種で培った実務経験と、中小企業診断士としての知識を活用しながら、経営支援を通じて人・組織・社会にうるおいと豊かさを育むことを目指しています。

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  • 中小企業の【財務】まとめ

    中小企業の経営者や会計担当者向けに【財務】に関する記事をパラパラと記載しています。

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「経営コンサルタント」とは?現時点における私なりの定義

2023年5月に13年勤めた会社を退職した。 その後、中小企業診断士資格取得など準備期間を経て、いよいよ経営コンサルタントとして独り立ちしようかと考えている。 ただ、昔から「経営コンサルタント」という職種名を聞いても、なんかふわっとしていてしっくりこないと思っていた。 これまで6社の就業経験の中で、「○○コンサルタント」といった肩書の方とあまり一緒にお仕事をしたことがないからかもしれない。 いわゆる士業(弁護士、司法書士、行政書士、公認会計士、税理士、社会保険労務士など)の

    • 【知識】販売士という資格について

      みなさんは「販売士」という資格をご存知でしょうか? 私がはじめてこの資格を知ったのは、当時70くらい店舗があった、チェーンストア型のスポーツ用品小売業に新卒入社したときのことでした。新卒1年目に、会社として推奨していたため、同じ店舗の先輩や同期と中野の専門学校まで出向いて3級を受験した思い出があります。 流通業では、一定の知名度がある印象ですが、あまり名刺などでは見かけたことがないので、その有用性を改めて調べてみました。 1.販売士とは販売士という資格は、一般社団法人日本商

      • 【財務】収益性分析の重要性

        だいぶ前回の投稿から時間が空いてしまいました。何をしていたかといえば、色々と動き回っていたというのがシンプルな回答で、詳細は追ってボチボチ報告できればと考えています。 ともあれ、決意も新たに日々ビジネスに邁進する皆さまと私自身の成長のために今後も更新していきたい。今日は、経営にとって非常に重要な「収益性分析」について。 1.収益性分析とは?企業にとって、収益性を分析することは経営状況を把握し、将来の成長戦略を策定するために不可欠。収益性分析は、企業がどれほど効率的に利益を

        • 【財務】キャッシュフロー計算書の見方

          私は前職で13年間、管理部の責任者として勤務していたが、財務三表の中でもキャッシュフロー計算書については、決算書で見る以外、あまり意識したことがなかった。 入職後、5年間は借入金もあったが、キャッシュの動きは資金繰り表で掴んでいたし、実務で必要性をあまり感じていなかった。 ここで改めてキャッシュフロー計算書について、理解を深めたいと思う。 キャッシュフロー計算書とはキャッシュフロー計算書とは、「ある一定期間のキャッシュ(現金・預金など)のフロー(流れ)を把握し、その増減の原

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        • 中小企業の【財務】まとめ
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          【財務】損益計算書の理解

          前回、貸借対照表の私なりの理解を示した。 次は、みなさまに馴染みの深い損益計算書について、改めて整理したいと思う。 損益計算書のつくり損益計算書とは、企業の一定期間(1年間)における収益(売上高等)と費用(売上原価、販管費等)、およびその結果としての利益を計算した計算書である。簡単に言えば、企業の1年間(事業年度)の経営成績を示すものである。 損益計算書の6つの利益1.売上高 商品や製品の販売額。 ▲売上原価 売上高を作るために費やされた製造原価や仕入原価。 2.

          【財務】損益計算書の理解

          【財務】貸借対照表から掴むべきこと

          前回、貸借対照表のしくみについて記載した。 ”そんなこと知ってるよ”という方が大半だと思うが、中小企業・小規模事業者の経営者の方はプロ気質の方が多く、意外と財務諸表については任せっきりということも少なからずあるように思う。 そのため、もう少しわかりきったことを改めて記載していきたい。 貸借対照表が意味すること貸借対照表から掴むべきことは、どこから資金を調達して、どのように運用しているかである。 どこから資金を調達して=負債・純資産 負債=他人資本・返済義務のあるお金の事

          【財務】貸借対照表から掴むべきこと

          【財務】貸借対照表のしくみ

          私は前職で月次決算を元に次月以降の施策を考える立場ではあったが、貸借対照表についてはあまり重要視していなかった。 それはなぜか?理由はいくつかあるが 大きな支出は大体頭の中に入っていたから 勤続期間の後半は無借金経営でキャッシュリッチだったから BSを見ても単月の変化が見えにくいから といったような理由だと思う。 そのため、月次や年次決算で作成はするものの、あまり活用はしてこなかったというのが正直なところ。改めてここで、簿記資格を取得した時のように、基本に返って貸

          【財務】貸借対照表のしくみ

          中小企業診断士資格取得を志すに至った経緯

          私はこれまでに小売業2社、卸売業、印刷業、情報通信業、医療業と様々な業種を経験してきた。 職種も、小売店舗運営(店員・店長)、マーチャンダイザー、法人営業、ECサイト運営・商品企画、システムエンジニア、管理部門マネージャーなど、それぞれの企業で幅広い職務を行ってきた。 計6社での就業経験である。 なぜ、これまで多くの転職をしてきたのか。 その一番大きな理由は、学卒時(2000年3月卒)が就職氷河期であったから。いわゆるロストジェネレーションである。 当時私は運良く、大学2年

          中小企業診断士資格取得を志すに至った経緯

          noteを始めた

          noteを始めた。 動機は、経営コンサルタントとして独立の準備をする中で、情報発信(生存報告)の手段として、少し遅れているけどnoteくらいやってみようかな、といったところである。 2023年5月に13年間勤めた会社を退職し、日本生産性本部の中小企業診断士登録養成課程に入った。優秀な同期生の中で、自身のできることと、まだ足りていないことがよくわかった。現時点では、講師の先生方も第一線で活躍されている方ばかりで、いつかはこうなれるのか?といった不安しかない。 この9月に登