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コミニティカフェから「ライフスタイルカフェ」へ ①

2023年4月16日

<天人学>

コミニティカフェからライフスタイルカフェ その1

必然デザインの凄み

4月8日復活オープンを果たした「Cafe MINTO実人」

お店や会社の立ち上げ、お引っ越しなどなど、

ライフスタイルを新しい転機になる出来事で、僕はあるルールを作っています。


それは、


「必然のデザイン」…


リサイクル、リユース、リデュースとよく言われますが、1番地球環境にいいのは、リデュース(使い切る事)です。

かつて中崎町でつかっていた資材が生き返ります


リサイクルというのはその再生工程の中で結構エネルギーを使います。

仕分けする…運搬する…実際リサイクル工場を建てる…そしてそこから新しい製品を作る…ということを考えると、あまりエコではありません。


リユースと言うのはとても良いことなんですが、リユース用の商品をさらに作ったり、普段使うものとは別に用意して場所をとったりと大変手間のかかるものです。


リデュースはあまり聞かない言葉ですが、一旦作ったものを何度もなおし、修理をし、最後はそれを使い切ると言うことを指します。


リデュースが終わった後、僕はそれを自分でリサイクルします。

廃棄したものや粗大ゴミ、リサイクル品を加えて新しい家具や道具を作るんです。

かの伝説。天芸で使われていた平台は、その先代演劇学校から受け継いだもの!


お店が作品!天然藝術家の場合

これは、天然藝術家を自称する僕の中では「ジャンクアート」にあたるアーティスト活動でもあります。

古くなった椅子もヤスリをかけて蘇らせます


ジャンクアートといっても僕の場合は、日常使うことができるものをデザインするわけで、「使えるジャンクアート」というわけです。

自分でリサイクルすることの大切さは、共に過ごしたものの、歴史を感じながら、その活かし方を考えて、新しい命を与える物語が生まれることです。


大切にしてきたものには、それぞれ思い出があって、拾ってきた時のこと、いただいたときの事など、その物や道具との出会いがあるわけです。


それらのものやコトが、その場所に絶妙なバランスで配置された時、自分では計算できないような美しさや、シュッした清潔感が生まれてくるのはなんとも不思議なものです。

皆古いものばかりなのですが、エネルギーの通りが良いと言うのか、気の流れが良いと言うのか…

モノが喜んでくれているような気がします。

みんなでリデュースするとさらに心がこもる空間へ


それがただ僕が勝手に思い込んでいるだけの自己満足なら大した事は無いのですが、多くの人がやってきて、ここに詰まった歴史や時間、その物語を知らないはずの人が同じようなことを感じて様々な感想を言ってくれることがとても興味深く思います。

生むデザインと産まれるデザイン

つまり、人が感じているデザインというものは誰かが何かの意図を持って、その人が感じたいものを作り上げる行為と、人と共有する時間の中で、自分とその場所が自然に生み出す雰囲気によって決まっていくデザインがあるのだと思います。

産まれる必然デザイン

自分の望み通りのものを作り出す事は気持ちは良いものですが、僕はどちらかと言えば、後者の方が好きです。なぜならば、それが自然に優しい人を大切にする行為でもあるからです。

消して予算やお金がたくさんあればできると言うものではなく、その人の生きるセンス、生き方やあり方がデザインに影響していくことってとても素敵なものだと思っています。

現代の社会生活では多くの場合がスクラップ、アンドビルドを繰り返し、この地球環境に負担をかけてしまいます。

リサイクルやリユースが、自分のライフスタイルに合ったものならば問題はないのですが、僕の場合、全国どこでも同じリサイクル食器を使っているのはあまり美しいとは感じません。

コップや食器もほとんどがいただいたもの

新しい場からスタートする事

僕のやり方は、まずその場のエネルギーを感じて、自分がリデュースしてきたものをどう配置し、どう使うのかその必然を感じてみることから始めます。

そしてその時、偶然に集まった人々に、思い切ってデザインを任せてしまう事もよくやります。

まさしくそんな時の偶然のコラボや化学反応でビックリするようないいものが生まれるからです。

コラボ化学反応は決して受け身ではない!


新しい「Cafe MINTO実人」も、そうして生まれました。


そしてここから生まれる新しい文化は、多くの人々の交流と僕らが提案していく新しい2拠点生活による地方と田舎の同時活性化と言う試み、そしてそれを支えるライフスタイルと文化をより豊かなものにしてくれると信じています。


これからここでは、不耕起栽培の農法や、様々なオフグリットに対する取り組み、エコロジーな生活、サステナブルな暮らしを目指して様々な実験を行っていくつもりです。

具体的に1000人の米の自給を不耕起でするには…!夢が膨らみます!


自宅でこれら始めるのと違い、実店舗において、それをやっていく事は今までとてもハードルが高いとされてきました。

しかし一番環境を破壊しているのがビジネスの現場なのですから、ここから挑戦するのもやりがいのある事だと思っています。


オーガニックや体に良いもの、手間ひまをかけるものと言うのは結構コストがかかり、そのためには様々な無駄や必要なものを切り捨てる必要がある場合があります。

カフェとしてこだわりつつも地球に優しい場所の生み出し方を模索していきたいと思います。

ここで行われる様々な取り組みが、全国の皆さんの新しい場のスタートの時の参考になるように、「天人スタイル」「EART LIFE スタイル」を確立していきます。

これからこのシリーズでは、丹波篠山のCafe MINTO実人と大阪のSalon de AManTo天人での取り組みを皆さんにご紹介していきたいと思います。

どうぞお楽しみに!!

=EART LIFE LABO=

この記事は、オンラインサロン EART LIFE LABOに投稿されていました。
どうぞ、多くの皆さんの目にとまり、美しい生き方を一緒に模索していければ幸いです。

サロンは最新の記事が読めるだけでなく、本気で学び、繋がりを作り、この社会を具体的によくしていく学びと実践の場です。ご関心を持たれた方は、ぜひご入会検討ください。

=JUN AMANTO=

幼少より武道武術をたしなみ、スタントマンから大道芸人を経てパフォーマーに。
世界を旅するうちに日本人独自の運動特質と環太平洋の古い部族の動きを各地の格闘技、伝統舞踊学び、研究しその共通点を編集、独自の哲学をもとに傾舞(かぶくまい)を創始した。
アートパーフォーマンスとして、単独で古民家の公開改装パフォーマンスを行いカフェ、サロン・ド・アマントを設立。 中崎町を中心に、アートスペース等活動拠点を展開中。

#天人学
#ライフスタイルカフェ


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