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ロジカルシンキングの仕事術

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ルールに沿って仕事を効率的にこなすテクニックを紹介します。
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注意x1 には 褒めx3 をセットにする

概要自分の行動や意見に対しての批判や注意。これは多くの人が受け入れるのが難しく、一つのネガティブなコメントやフィードバックで一日の気分が台無しになることも少なくありません。しかし、良いパフォーマンスを持つチームや組織では、この「注意」と「褒め」のバランスがとても大切にされています。 成功するチームや組織は、成員同士のコミュニケーションにおいて、注意や指摘は1回、それに対して褒める回数は3回というルールを意識的に持っています。この3倍の褒める回数があることで、注意や指摘を受

やる気を台無しにする伝え方【図解】

概要間違った呼びかけをすると、相手はやる気を失います。相手の性格を考慮して、適した呼びかけをしましょう。 命令・強制系:■頑張って続けなさい(命令) 改善:「あなたなら頑張れると思います。そのまま続けてみてはどうでしょう?」 ■続けた方があなたのためになる(説教) 改善:「続けることで、新しい学びや経験が得られると思います。」 ーなぜやめるの?理由は何?(尋問) 改善:「やめたいと思う感情の背後には何か理由があるかもしれません。それについて一緒に考えてみましょう。」

不毛なレビューから抜け出す方法【図解】

概要レビューをする側もされる側も不毛なレビューから抜け出しましょう。 レビューにおける失敗ケースを7個示します。 思いつきレビュー レビューアーの間で指摘すべき問題の観点が定まっておらず、思いつくままに問題を挙げる。結果として、軽微な問題が多く指摘され、重大な問題が見逃される。 つるし上げレビュー ドキュメントの内容に関する問題を指摘するのではなく、作成者の人格を攻撃するような指摘が行われる。これにより、作成者のモチベーションが低下し、レビューの効果が薄れる。 数字

業務フロー:タテ向き vs ヨコ向き【図解】

概要明確性vs連続性、列vs画面で考え、タテ向きフローは「エクセル」、ヨコ向きフローは「パワポ」で作ります。 失敗エピソードあるプロジェクトチームが、新しい製品開発のプロセスを描くフローチャートを作成することになりました。チームリーダーは、特に考える風でもなく、横向きで描くことを決めました。 開発が進むにつれ、多くの手順と詳細資料が作成されました。しかし、横向きのフローチャートでは、手順が続くごとに見づらくなっていきます。結果、全体像が把握しにくくなり、重要な手順が見落と

説明がヘタな人のパターン【図解】

概要「話が分かりにくい」と言われたことがある人は、この3点だけ解決すれば大丈夫です。 説明が下手な人には3つのパターンがあります。それぞれ、ロジカルシンキング/ラテラルシンキング/クリティカルシンキングの観点で対策を整理してみました。 何をどの順番で説明するかを考えていないパターン ロジカルシンキング: 説明の流れを明確にし、順序立てたプレゼンテーションを作成する。 ラテラルシンキング: 説明の仕方を変えてみる。例えば、ストーリーを用いたり、図や表を使って説明する

弱いメンタルから脱却する方法【図解】

概要 うつ病になりやすい人のメンタル面での特徴は様々ですが、以下に代表的な7つの特徴を挙げます。「よわよわメンタル」から「つよつよメンタル」に変わるためのアプローチとして参考にしてみましょう。 過剰な責任感: 仕事に対して過剰な責任感を持ち、自分に厳しすぎる人は、ストレスを溜め込みやすくうつ病になりやすい傾向があります。 完璧主義: 完璧主義者は、どんなことにも100%を求めるため、ストレスを感じやすく、うつ病になりやすいとされています。 自己評価の低さ: 自分の価値

プレゼン上手になるためのテクニック【図解】

概要あなたには伝えたいことがありますか? それはちゃんと相手に伝わっていますか? 相手に伝わるプレゼンをするなら、伝えたいコンテンツは「構造化」、「類推」、「フラットな視点」で整理してみましょう。それがわかりやすいプレゼンのカギです。 伝わるプレゼンは、ロジカルシンキング、ラテラルシンキング、クリティカルシンキングが重要な観点になります。 ロジカルシンキング的な発想として、 プレゼン内容が構造化され、整理された形で伝わりやすくなります。また、論理的な根拠が示されることで

シンプルタスク管理術【図解】

概要GTD(Getting Things Done)は自己管理や生産性向上に役立つ方法論であり、個人やチームのタスク管理に広く適用されています。GTDをベースにした「シンプルタスク管理術」なら、やるべきことがスッキリします。 このワークフローを繰り返すことで、タスクが整理され、効率的に処理できるようになります。リストの1番から6番までがそれぞれ取り組む優先順位です。 失敗エピソード こんなエピソードがあります。 あるプロジェクトチームが、期限が迫った重要なプロジェクト

聞き上手になるためのテクニック【図解】

概要聞き上手なあのコンサルは、アタマの中でこんなことを考えています。相手の発言を3つの観点に照らし合わせ、まだ聞いていないことを聞いてみましょう。 聞き上手であるために実践すべきことを、3つの思考の観点で捉えると次のようになります。 ロジカルシンキング: 論理的・系統的な問題解決 ラテラルシンキング: 創造的・発散的な発想 クリティカルシンキング: 情報の正確性・妥当性評価 ロジカルシンキング: 質問の構造化: 相手の話を整理し、明確な質問を投げかけて、相手の意見や課

結論が最初 vs 結論が最後【図解】

概要プレゼンがうまい人は感覚的に知っていることです。「結論が最初」、「結論が最後」のどちらで伝えるか、3つの観点で判断しましょう。 ロジカルシンキング: 議論前提がシンプルかで判断最初に結論: 線形的な思考や因果関係が明確な場合。 例: 報告の結果や分析結果 「売上が前年比20%増加しました。」その後、各部門の貢献や要因を説明する。 最後に結論: 複数の前提や条件を説明してから結論に至る場合。 例: 複雑な問題解決 市場環境や競合分析を説明した後、「新たな市場戦略

タイプ別ファシリテーション術【図解】

概要会議の進行にネガティブな影響を与える参加者のタイプを次のように整理しました。会議参加者のタイプを知っておくと、さらにうまく会議をうまく回せます。 独裁者タイプ: 良い接し方:彼らの意見を聞き入れ、その後に他の参加者にも意見を求めることで、議論が均衡に進むよう促す。また、彼らの専門知識を活かす場面を設けることで、ポジティブな貢献を促す。 ダメな接し方:彼らの意見を無視しすぎると、反発を招く。一方で、彼らの意見だけを重視しすぎると、他の参加者が意見を言いづらくなる。

会議のうまい回し方【図解】

概要会議の進行役をファシリテーターと呼び、その進行する技術を「ファシリテーション」と言います。会議の進め方がうまいと言われる人たちは全員がファシリテーションスキルに優れています。ファシリテーションは3つの観点を意識できると抜群にうまくなります。 会議の仕組みをつくる 意見しやすい雰囲気をつくる 中立の立場で議論を俯瞰する やっておきたいファシリテーション方法優れた会議のファシリテーターになるために、ロジカルシンキング、ラテラルシンキング、クリティカルシンキングの3つの

まず考えろ vs すぐに聞け【図解】

概要分からないことに直面したとき、「まず考えるべきか」、「すぐに聞くべきか」は3つの観点で判断しましょう。 分からないことがあったとき、すぐに聞くべきか、しばらく考えてから聞くべきかを判断する際には、状況やタスクの緊急性、自分の理解度、他者への影響などを考慮します。 すぐに聞くべき場面: タスクの緊急性が高く、遅れることが大きな問題を引き起こす場合や、他者との連携が必要な場合は、すぐに質問して解決を図るべきです。 しばらく考えてから聞くべき場面: 自分で調べたり、少し時

アイデアをブラッシュアップするやり方【図解】

概要ゼロから着想を得るより、他から刺激を受けてアイデアをまとめると新しい作品を作りやすいです。 ロジカルシンキングの視点他の人の優れた作品を自分の作品に活かすためには、まず作品の構成要素や手法を分析し、その中で特に効果的だと感じる部分を明確にします。 足し算 自分の作品に他の人の作品の要素を追加します。これには、デザインの特徴、物語の構造、技術的な手法などが含まれます。ただし、独自性を保つためにも、単純にコピーするのではなく、自分の作品に合った形で適応させることが重要で