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私はこんな人たちが好き!

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大好きな作家や作品、また好きなフレーズなどをまてめています。
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#読書

【自費出版】少女へのプレゼントから始まった「不思議の国のアリス」

最近、アリスと島崎藤村に 関心が行ってしまう。 共通点は、自費出版!です。 アリスは、最近…

【作家】松本清張は文豪と呼びたいけど、呼べるのか問題

1960年代は、全集が様々な企画で 出版された珍しい時代。 最近読んだ本で一番、 愉快だったの…

【無気力な読書】つげ義春、杉浦日向子がくれるのは現実逃避ファンタジー?

読書によって 無力、無気力を楽しみたい。 そんな時ってないですか? 普通は、読書によって …

【発作】年に一度の「ばなな読みたい」病がやってきた?

毎年、いつともなく、 でも必ずやってくる。 年に一度は、必ずやってくる。 よしもとばななさ…

【鴎外没後100年】どうしたら鴎外をもっと好きになれるだろう?

森鴎外の没後100年らしい、 今年は。 そんな鴎外の記事が 新聞やネットで出回るし、 書店にい…

【村田沙耶香】「西加奈子と仲良くするな」と3回言われた

「西加奈子と仲良くするのをやめろ」 村田沙耶香のエッセイ集を 読んでいたら、いきなり こん…

【読書】ベスト30冊から見た、平成は遠くなりにけり?

「平成の30冊」(20019年3月発表) 1位「1Q84」村上春樹(村上春樹) 2位「わたしを離さないで」 (カズオ・イシグロ) 3位「告白」(町田康) 4位「火車」(宮部みゆき) 4位「OUT」(桐野夏生) 4位「観光客の哲学」(東浩紀) 7位「銃・病原菌・鉄」 (ジャレド・ダイアモンド) 8位「博士の愛した数式」(小川洋子) 9位「〈民主〉と〈愛国〉」(小熊英二) 10位「ねじまき鳥クロニクル」 (村上春樹) 11位「磁力と重力の発見」(山本義隆) 11位「コンビニ人間

【吉行淳之介】心にポッカリ穴をあけてくれる小説家

心が奪われる読書について。 吉行淳之介という作家がいました。 (1924〜1994) 芥川賞、谷崎…

【大江健三郎】何を書いても、大江健三郎であること。

この作家はまだこれを 書き続けているんだあ? と感嘆したのは、宮本輝だ。 ライフワークとい…

【作家】たまたま書いたら旨かった作家・幸田文や武田百合子が羨ましい。

夜、寝る前なら たぶん向田邦子のエッセイを取る。 構成がわかりやすいし、 文章も極めて平易…

【真善美】善の作家VS美の作家、あなたはどっち?

読書はその理解力、読解力の 深さ、高さに尽きる、 と思ってきました。 そうして、自分はどう…

【作品論】作家の私生活やプロフィールは無用?必要?

「作品と作家は独立した別ものだ」 「作品は作家の私生活とは関係ない」 まだ20代だった頃、 …

【太宰治】好き過ぎて、生家「斜陽館」に怖くて行けなかった?

私は太宰治の大ファン。 今から30年前、 歳は20、21才の頃、 私は青春18キップで、 東北に…

クリスマスのエッセイなら、やっぱり向田邦子のコレ?

クリスマスに打って付けの エッセイがあります。 毎年読み返したくなる。 向田邦子「チーコとグランデ」 『父の詫び状』文春文庫収録。 御存知の方も多いとは 存じますが、抜粋しながら ご紹介したいと思います。 「それにしても私のケーキは 小さかった。 甘党の母や弟妹達の頭数を 考えると、やはり小さすぎた。 せめてもの慰めは、  銀座の一流の店の包み紙だ ということである。 来年はもっと大きいのにしよう、 と思いながら、私は眠ってしまった。 …略… 終点に近いせいか、 車内はガ