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【読書】プーチンの愛読書を知って感じた、読書の危険さ?

プーチンにも愛読書がある。
というか、彼は相当な読書家らしい。

プーチンが愛読してきた
本のリストもある。
それも、1位がなんとも皮肉なんです。
彼の愛読書についてお読みください。

プーチンの好きな本、ベスト10

1:「戦争と平和」トルストイ。
トルストイが描いた戦争は、
フランスのナポレオンがロシアを
倒そうと迫りくる、
19世紀の対仏戦争で、
ロシアはその時、襲われる立場、
か弱き存在でした。
プーチンは、この本が
平和を願うために書かれたという
ことは重々知っているはずで、
ということは、
人間は本を勝手に解釈する、
自分勝手に読むことができる、
その症例のひとつに見えてくる。
本好きは、時には、愚かにもなる。
自分の都合や解釈で
本を読むことはゆめゆめ、ないよう
気をつけなくては。

2位:「ロシアの民話 コロボーク」
とってもお人よしの人間が騙されて
きつねに食べられてしまうという寓話。

3位:詩人レールモントフ
レールモントフの詩をプーチンは
暗唱しているほど、好きらしい。
その根拠は、レールモントフは
国のため、軍人となって
戦った側面があり、血気盛んだった。
それがプーチンを鼓舞させるのか。

4位:ロシアの古典「森は生きている」

5位:「星の王子さま」サンテグジュペリ
ええ?これがプーチンの愛読書?
どこをどう読んだら、
戦争までしちゃえる人間に
この物語がどう影響を与えたのだろう?

サンテグジュペリは、プーチンに
愛されてることをどう思うだろう?

これもまた、本なんて、
どんな名作でも、自分に都合よく
読めるってことの一例ですね?

6位:アレクサンドル・デュマの全作品
『三銃士』『モンテクリスト伯』
『王妃マルゴ』など
情熱的な長編の作品が多いデュマ。
それをほぼ読んでいるとは、
相当な速読家だなあ!

普通の自己啓発本でいうなら、
プーチンにも「教養」や「知性」は
たっぷりあるというべきでしょう、汗。
実際にそうなんでしょう。
ただ、それとは別のところの脳みそで、
勝ち負けや、戦術、生き残り策を学ぶ
ツールとして、本を読もうとしたのか?

実際、本を戦術のために読む人は
この日本にもたくさんいる、、、、、
プーチンはそうした傾向を誰よりも
極めた人なのかもしれない。

本を読む時に、
承認欲求や自己肯定願望を根っこに
読むことの危険性を
改めて教えてもらった気がします。

7位:ヘミングウェイの諸作品。
ヘミングウェイは、比較的
プーチンのツボであることは
容易に想像がつく。
男らしさ。勇敢さ。戦うこと。
そうした事柄を、自分勝手に
解釈しているのでしょう。
いや、それにしても恐ろしい。
ヘミングウェイなら、
自然と人間の対立や調和こそ
テーマなのに。

8位:イワン・ツルゲーネフ
「初恋」や「父と子」など、
素朴で繊細なロシアの古典まで、
しっかりプーチンは読んでいるのか。
中でも狩猟の小説「猟人日記」が彼の
お気に入りらしい。

9位:ウマル・ハイヤーム。
ペルシアの詩人まで、、、、。
読書領域は広い人だなあ。
せっかくなら日本の文学も
何か読んで欲しかった。
『黒い雨』とか?

10位:セルゲイ・エセーニン
ロシアの農村詩人らしい。
この方のロシア愛、祖国愛に
強く共感し、惹かれてきたらしい。

読書って実は危険をはらんだ行為
なんですねえ。
自分の愚行や悪行を立派に
正当化してくれるツールだ。

人は何を読んだか?ではなく
どう読んだか?が大切ですね。


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