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【読書感想文】客観的な感想?主観的な感想?どっちが正解?

少しでも、沢山の人に
記事を読んで欲しい。
そう願わない日はありません。

でも、入りやすい記事を
ワタシは書いているか?というと、
その反対に、
入りにくく、読みにくい記事を
書いているのではないかしら?

それは、煎じ詰めると、
客観的な読書感想文か?
主観的な読書感想文か?
という問題なのかもしれません。

一般的には、
本の感想文というのは、
中身を客観的に要約したような、
その記事を読んだだけで、
得したような、
あるいは、それを自分も
読んでみようか、判断材料になる
客観的な感想文、 
客観的な紹介文を書くのが、
安定した王道でしょう。

客観的な読書記録は、
たくさん読まれるのも頷けます。

それはわかっているんです。
わかってはいるんだけど、
もう1人の私はこう言うんです。

本に関して、
NHKのニュースじゃないんだから、
客観とか中立とかから離れて
主観的な読書記事を書いてみたい。

たぶん、私の記事が
読みにくいとしたら、
主観的な話を主観的に
書いているからです。

そもそも、
私の信条では、
客観!なんてものはない、
NHKのニュースがもたらす
ただの幻想だと、
これは、私の人生観です。
客観的な話をしようとすると、
たいていは、
人畜無害な内容にしかならない、
芯を食った発信には
ならないでしょう。

客観という虚像よりは、
主観という真実を刻みとろう、と。
それが私の信条でした。

しかしこのnoteでは、
本の要約や
客観的な紹介にこそ、
ニーズがあります。

今、ビジネス書の要約文が読める
「フライヤー」などが
人気になっているのも
そうした需要でしょうね。

そんな環境の中で、
意地を張って、
主観的な読書感想文を
書いていくのは、
まあ、虚しい行為かもしれない。

でも、このnoteの中には、
まだ未読の本の「客観的」な
紹介なんて、クリエイティブとは
言えないんじゃないか?という
同志がいらっしゃるんじゃないか、
そう信じたい一心で、
流行りというか、
現代の潮流であるところの
客観的な読書感想文だけは
書くまいと、やってきました。

ただ、普通は、
忙しい日々を生きるみなさんにとり、
他人の主観なんてものに
付合う暇も義理もありませんよね。
そんな暇があるなら、
よほどの有名人や
よほどの人気ブロガーの主観を
読みたい訳で。

元編集者として、それは、
頭では理解してるんですよ、
さすがに(笑)。

ただ、昔から、
「文は人なり」です。

客観的な感想文には、
人が見えてきませんが、
果たして、それは
文章を書く本来の意義から
外れた道なのではないかしら?

やはり、
たかだか、私みたいな凡人にだって
文章を書く以上は、
私のパーソナルな感想をこそ、
皆さんにそこはかとなく、
お伝えしていたい。

客観的な要約なんて、
顔の見えない文章ですね?
それは、もはや、noteが推奨する
クリエイティブとは
正反対の行為ですらある気が…。

とはいえ、
私はブログというものを
はき違えているのかもしれない。

毎度毎度、客観的な記事を
読みながら、心が折れそうになる。

でも、まあ、
私のような無名の、
決してなんのお役立ちもできない
へそ曲がりの嘆き節を
読んでくださる方々が
いらっしゃるのも、
事実としてあります。
「客観的」事実として(笑)。

ただ、本当は、
もう少し、本の記事なら、
要約した内容紹介を
書いてくれよなあ、
そう皆さんも、内心、
思っているかもしれませんね。

客観的理解、
客観的メッセージ、
客観的伝達、
そうしたものが果たして 
可能なのか?存在するのか?
私なりにもっと納得できるよう、
しっかりと自問自答しながら、
これからも書いていかねば、
なりませんね。

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