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【クリスマス】本を子供達にプレゼントしてサンタになろう、その弐

「ブックサンタ」続報。

今日もまた参加してしまいました。
ブックサンタ。

先週ですか、
書店のポスターではじめて、
このチャリティ活動を知り、
はじめて参加して、
その興奮さめやらぬ印象を
記事にしたばかりです。
  
参加方法は至ってシンプルです。

書店やネット書店で本を選び、
書店やネット書店にそれを託します。
シンプルですよね。
そうして私が買った本は、
NPO法人「チャリティ・サンタ」の
活動によって、
普段はなかなか本を買えない子供たち、
主に、幼児や小学生、中学生に
本をプレゼントしてまわる、
というシステムです。
 
ブックサンタのサイトを
先ほど見たら、
今年2023年は、
既に20000冊もの本が
集まっているそうです。

まだまだクリスマスには
一月以上前だというのに、
既に20000冊も集まるなんて
凄いですね。

このブックチャリティ活動が
スタートしたのは、
2017年だそうですから、
今年7回目でしょう。

もともとは、
あるお母さんから、
NPO法人チャリティサンタに
1通のメールが届いたのが
きっかけでした。
「子供にプレゼントしたいけど、
何も買ってあげる余裕がなく、
不甲斐なくて、   
クリスマスが来るのが辛い」
そんなメールを見たスタッフが
本屋業界の人と話したりして
プロジェクトが誕生しました。

スタート当初は 
参加書店は58軒、
贈られた本は376冊でした。

それが今では、
参加書店は1683軒で、  
集まっている本は、
今年、既に20000冊を
超えているそうです。

書店業界、
印刷業界、
取次業界などが手を組んで
サポートしているから、
わずか7年で、
こんなに大きくなったのでしょう。
普段は批判ばかり受ける取次が
このチャリティ活動では
他業界をくっつける役割を担い、
大事な存在になっているらしい。
取次もたまにはいいこと、
してるんだな(笑)。

今日は、
言葉好きな子供が増えるよう
読んでほしいな、と思って
三浦しをん『舟を編む』を選び、
レジで買って、
お店の方に
「これ、ブックサンタに託してください」と伝えました。
書店員さんは毎回ちょっと
びっくりし、喜んだ顔になります。
それを観て、私もちょっと幸せな
気持ちになります。
『舟を編む』をプレゼントされた
子供もまたちょっと嬉しい顔に
なってくれたら嬉しいな。

それにしても、
去年までは、なぜこの活動のこと、
知らなかったんだろう?
目に入らなかったのか?
視野が狭かったのかなあ?

まだまだクリスマスまで
日にちはあります。
書店に行くたびに、  
このブックサンタの
システムのシンプルさで
本をまだまだ
子供たちにプレゼントしそうで
ちょっと怖い、、、(笑)。

今日買った、
三浦しをんの『舟を編む』は
辞書編集者たちの仕事が
骨の髄までしっかり描かれてる。
私も子供時代に
これをもし読んでいたら、
辞書編集者という存在を知り、
辞書編集者になろうと
目指したにちがいありません。
 
前回、伊坂幸太郎『重力ピエロ』を
選んだ時には、
放火やレイプや乱闘騒ぎが
描かれてる伊坂さんの小説を
子供にあげるのは
大丈夫だったのだろうか?と
後から大いに悩みましたが、
辞書編集者のお仕事小説
『舟を編む』なら
悪影響になりそうな不安はない。
安心してあげられる内容です。

もちろん、子どもの感性や
理解力を侮ってはイケないですね。
『重力ピエロ』で
乱闘や放火の話があるからと言って
悪影響を受ける訳ではないはず。
自分だって、子供時代に、
エッチなくだりや、
悪だくみをするくだりを
読んできましたし、
だから悪くなったか?
というと、まあ、
子供なりに判断して、
理解してきたじゃないですか?

うん、でも、エッチには
なってしまったかも?(笑)。

それはさておき、、、
本を誰かにプレゼントする、
というのは、
両手を上げて素晴らしい行為か?
というと、 
ちょっとナイーブな側面もある、
ということを、
このブックサンタでは
痛感させられましたね。

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