ベトナムを知る～大切な家族とテト

2024年2月1日 23:48

今日は職場の仲間に、教えてもらいながら、ベトナムのテト（旧暦のお正月）について、お伝えます。

ベトナムの旧正月は、テト（Tết Nguyên Đán）として知られています。

テトは、ベトナムの最も重要な伝統的な祭りであり、通常は、西暦の 1 月末から 2 月初めにかけて行われます。テトは、春節とも呼ばれ、旧正月を祝うためのお祭りです。

今年の旧正月、テトは、 2 月 10 日となっています。

テトの期間中、ベトナム全土が興奮に包まれ、家族や友人が集まり、伝統的な儀式や儀式が行われます。テトの期間中に行われる一般的な伝統的な習慣のいくつかをまとめてみます。

バインチュンとバインテットづくり

テトがやってくるたびに、すべての家庭は葉っぱ、藁（またはバナナの葉）、新しいもち米、緑豆、そして豚肉を買います。これらのバインチュンとバインテットは、祖先への崇拝のために祭壇に捧げられ、ベトナム人のテトの食卓には欠かせない料理です。

正方形のもち米ケーキで、豚肉と緑豆が詰まっています。これは、主に、ベトナム北部のテトの料理です。

ベトナムテトの伝統料理① お祝いと幸せの祈りを準備する

円筒形のもち米ケーキで、豚肉が詰まっています。これは、主に、ベトナム南部のテトの料理です。

ベトナム伝統料理バインテット① ジィエンドアイ村のテト

このバインチュンとバインテットを作る伝統的なプロセスは、家族や友人が集まり、協力して進められます。

豚肉、緑豆、新しいもち米が詰まった包みは、テトの祝祭の一環として、多くの人々に、とても、愛されています。

五果盆は、子孫が敬意を表し、先祖の祭壇に捧げる象徴的なものであり、亡くなった人々に感謝の気持ちを表現します。

各地域では、五果盆のデザインや異なる種類の果物を選ぶ方法が異なります。

北部では、五果盆には、必ずバナナが含まれることが一般的であり、南部では、通常マンゴーを選ぶことがあります。しかし、どの地域でも、五果盆は新年に、平和と幸福を祈る意味を持っています。

新年を迎える前に、子孫は集まり、祖先の墓を訪れる習慣があります。
この慣習は亡くなった人を新年の時に家族と一緒に迎え、子孫にとって新しい年に幸運、健康、そして繁栄をもたらすようにとの願いも込められています。

年末の崇拝は、ベトナムの伝統的なテトの日に欠かせない習慣です。この重要な儀式は、通常、旧暦の 12 月 30 日に行われ、年越しの瞬間に古い年に別れを告げます。古来の信仰によれば、家族の主人は塩と果物の盛り付けをして、先祖と神々に新年が平安で繁栄するように祈ります。

年始回りは、テトの日に欠かせない伝統的な儀式です。年越しの瞬間が過ぎた後、新しい年を始める最初の人物は、家族のために「年始回り」として知られる儀式を行います。もし訪れる人物が家主との年齢や星座などが合致する場合、それは幸運をもたらし、新しい年には良い天気と繁盛が訪れることを象徴します。

紅包は、赤い封筒に入れられたお金で、子供たちに対して親や親戚から贈られる習慣があります。これは幸運や繁栄を祈るためのものです。
昨年は、私もテト期間中に、ベトナムを訪れていて、紅包のために、たくさん、細かいお金を用意しました。

テトは、ベトナム文化において、とても大切な、特別な時期であり、人々が新しい年を迎えるために、労働者階級や農村地域を含む広範な社会的な慣習となっています。

ベトナムを身近に感じていただけると幸いです。

1月もみなさまに、とてもお世話になりました。

今月もよろしくお願いいたします。