装釘のすばらしい書物10

「大手拓次 藍色の蟇抄」
大雅洞


深沢幸雄オリジナル銅版画4葉
本文用紙は越前特漉板目文庫紙。表紙が紺紙雁皮。夫婦箱
別刷り解説なし

大手拓次(1887~1934) 萩原朔太郎と同時代の詩人。朔太郎と同郷で日本近代の口語自由詩を完成させたひとり。

ウィリアム・モリスは「理想の書物」のなかで「できるだけ良質な手漉紙に刷るべき」(晶文社川端康雄訳)と言っていますが、この本文紙は(手漉きかどうか分かりませんが)とても手触りが良いです。
28日の書物とアート07「書物と装釘」に持って行きますので、是非手にとってご覧になってみてください


深沢幸雄[1924-2017]
深沢幸雄は1924年山梨県に生まれ、東京美術学校(現・東京藝術大学)を卒業後、咲子夫人の実家のある市原市鶴舞に移り住み、アトリエをかまえ、生涯にわたって旺盛な制作活動を続けました。1955年に独学で銅版画に着手して以降、多くの技法を開拓し、幾度かその作風を変化させながらも、一貫して「人間」をテーマに制作を続け、1300点を超える作品を発表しました。国内外の多くの展覧会に出展し、受賞を重ねるとともに、紫綬褒章、メキシコの文化勲章であるアギラ・アステカ等も受章しました。その作品はニューヨーク近代美術館(MoMA)、ボルティモア美術館、メキシコ国立版画美術館、ケルン文化会館、ウフィツィ美術館、チェコ国立近代美術館等、国内だけでなく海外の美術館にも所蔵されています。(市原湖畔美術館HPより)

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