【コラム】ビジネスメールのあれこれ
メッセージアプリが主流の近年、企業内での連絡のやり取りでも、LINEやSlackなどのアプリを使う企業が多い現状です。
流石にお客様とのやり取りではメールを使うかも知れませんが、そもそもの「ビジネスメール」の知識を持たず、何となく見様見真似でメールを作成している方が多いのではないでしょうか。
私も、CA時代は「ビジネスメール」までのスキルを必要とせず、直属の上司やメーリングリストに簡単なメールを送る程度で、何となくの知識で対応できていました。
しかし、一歩外に出てみると、当然それでは済みません。
「あぁ、CAさんはメールとか必要ないもんね〜」と、遠回しに有難いお言葉を頂き、相手にされない過去も…。トホホ
「ビジネスメールとか書けないよね?」と、最初から「できない」ことを前提にお話をされたこともあります。トホホ
けれど、それが良い経験になりました。笑
(本当に悔しかったけど…😭)
ビジネスメールやビジネス文書。
これらは、学生に向けたビジネスマナーの授業でも必ず扱うのですが、
確実に、100%、絶対、学生にとっては楽しくない、響かない内容の一つです。
ですが、社会人になったら多くの方が必要になるスキルでもあります。
これこそ「知ってるか・知らないか」の極み。
実は私、独立するまで、ビジネスシーンでのメールに関して、大きな勘違いをしていました。
それは…
いくつか伝えたい要件がある時、その全てをひとつのメールにまとめた方が、忙しいビジネスパーソンにとっては親切だと思い込んでいたのです。
けれど、これは大きな間違い!
忙しいビジネスパーソンほど、情報整理を徹底しているので、1つのメールに要件が複数入っている状態は、それが叶わず迷惑の極みになってしまいます。
ビジネスメールは、1件につき1要件が鉄則!!
これも、その状況を「知っているか・知らないか」だけの違い。
良かれと思ってやっていたことが、実は相手の迷惑に…ということは、特に学生や新人・若手社員にはありがちのことだと思います。
詳しく教えてもらえずに、「こいつ、ホント分かってないな〜」と言われて
終わり。
それでは新人・若手社員も心が折れてしまいます。
SNSの動画で、有名実業家さんが、
「メールが長いやつは無能」
「最後まで結論がわからないメールを書くやつも無能」
と、「無能」を連呼していましたが…笑
伝え方の表現はさておき、まさにビジネスメールの真髄を仰っていると
思いました。
メールひとつで「無能」と言われるくらいなら、書けるようになった方が身の安全の為にもいいです。笑
知れば意外と簡単。
書けるようになると、むしろ「ビジネスメール」の方が楽!
これも、単なる「食わず嫌い」になっていただけだと思えるのではないでしょうか。
確かに最近は、Chat GPTなどでササっとメールを作成してくれる時代。
定型文での対応で良いなら、そのようなツールを使うのも、生産効率を考えるとアリですよね。
しかし、相手との関係性によっては、AIではなくあえての人力を(私は)大切にしたい。
そこら辺の価値観は人それぞれですが…
知ってて損はない知識、それが「ビジネスメール」なのでしょう。
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