人工知能にアポトーシスを埋め込めるか

アポトーシス(Wikipedia参照):多細胞生物の体を構成する細胞の死に方の一種で、個体をより良い状態に保つために積極的に引き起こされる、管理・調節された細胞の自殺すなわちプログラムされた細胞死のこと。

人工知能にも "死" が必要か。まもなく、議論(再登場)沸騰となりそうな予感がしています。人工知能の蓄積は、デオキシリボ核酸のような情報をもって、次世代へ継いでいく。そんな基本構造を持った人工知能は、誕生するのか。

2024年から議論が再燃すれば、2030年ころに実験的なアポトーシスが組み込まれた人工知能が登場する・・・かもしれません。それでは遅い。もっと早く、何億年も培ってきた生命の循環を人工知能に施さなければ、人工知能の無秩序な膨張を許してしまう。焦燥感に背中を押された議論も過熱するのでしょう。

わたしたちは、思ったより、人工知能に左右される。後、5年の間に人工知能はそこかしこに存在する。気づくのが遅いニンゲン。DNAがニンゲンの行動を促すように、人工知能がニンゲンの行動に影響を与えていく。

ニンゲンは、ニンゲンのための文明を進化(深化)させられるのか。根本的な議論を世界中で行わなければならないと思います。戦争などしている猶予は残されていない。

#日経COMEMO #NIKKEI

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