見出し画像

文章におけるジェンダー

先日、ちょいちょいネタにされてきた私の性別についてです。
あ、ご安心下さい。別に、間違えられた方々を、特に責めようというわけではありません😁
3/8は「国際女性デー」ということで、少し文章における「性別」について考察してみたいと思います。

HNやアイコンから判別できない

まずHNですが、これは本名のもじりです。ただ、かつて性別が分かった後、ネット上でのナンパや女性蔑視など、面倒な事案に巻き込まれた経験が何度かあります。
noteでもやられたことがありますしね(苦笑)。
そのため、あえて性別が判明しにくいHNやアイコンを使用しています。
ですが、特に性別を隠すことにこだわっているわけではありません。
喧伝することもないですが、知られたら知られたで構わない、というスタンス。

性別特有のネタが少ない

性別が判明しにくかったとすれば、女性特有のネタを出さないようにしている、というのも大きいかもしれません。
意図していたわけではないですが、家庭料理などそれらしいものだけではなく、ビジネスやDIYなど、どちらかというと男性読者が多いイメージのトピックも、時折取り上げています。
そういえば、よく女性のクリエイターさんが取り上げている色恋ネタも、ほぼゼロだった😅
先日、俳句幼稚園の仲間との会話で、ようやく使ったくらいでしょうか。

後は、(不本意ながら)「法律上の各種権利・社会的問題」について触れざるを得ない機会が多く、その関係で語調が強めなトピックが多いのも関係しているでしょう。
今さらですが、そういえば、しゃあしゃあと「奥さんが弁護士とか、夫婦喧嘩になった時に言い負かされそうで、絶対イヤだ」と言ってのけた男性もいたなぁ~(苦笑)。
失礼しちゃう^^;
←法律系の学部出身です。

ですがもちろん、普段から毛を逆立てて「来るなら来いや!」でいるわけではありません。
「逃げるが勝ち」の戦略を取ることもあるし、Win-Winの関係で終われば、それで良し。
その辺りの機微は、年の功というものです。

女性らしさを強調してもメリットを感じない

いわゆる、女性らしいとされるスキルってあるじゃないですか。料理だとか、お菓子作りだとか。あとはハンドメイドも、このジャンルに含まれるでしょう。

ただ、これがマウンティング材料というか、僻みのネタにされるという経験も何度もしています。

例えば、職場でお弁当を持参する際に。
私は基本的に冷凍食品を使わなかったのですけれど、それは冷凍食品で胸焼けしたり、後は単純にコストがかかるから、というこちらとしてはネガティブな理由で使わなかっただけです。
ただ、それすら「女子力アピール、キモい」と言われかねないとか、本当に面倒。
後は、ファッションに疎い……というより、ほぼ興味がないのですが、それも「女性ならば云々」で、よく同僚に突っ込まれていました。

あー、うぜえ!

というのが、正直な感想……。

女性の権利を尊重するのと、振りかざすのは違う

最近ズドーンと来たのが、私的なやり取りをネットで引用されたことでしょうか。
DMという気楽さもあり、お互いに、少し強めの言い方になっていたというのは認めますが(感情的になっていたんでしょうね)、それを一部ネットで晒されて、文字通り「背後から撃たれた」。

具体的には、私が「生理を理由にされるのが嫌だ」と言う趣旨を述べたのを、ほぼそのままnoteのネタとして引用された次第です。

ただこの言葉を言われたのが、今まで一度や二度ではなかったんです。それが、ずっと私の中でもやもやしていた。Twitterでも時折TLに流れてきていましたしね。

「ジェネレーションギャップ」と言ってしまえばそれまでなのですが、女性が感情的になる言い訳として、生理的なことを全面的に押し出すのって、正当化というか、ただの自己弁護じゃない?とワタクシは思うわけです。
相手に対して、わざわざ言う必要がどこにあるの?と。
「今は気が高ぶっているので、そっとしておいてほしい」だけで済んだはず。
そして、何よりも。

以前に当人が別の人に私的ないざこざをネットで流され、悔しい思いをしているのを私は知っていました。
だからこそ、平然と同じような真似をされた、というのがショックです。

◇◇◇

この件については、私自身は当面の間、当人とは距離を置くという決断を既に下しています。
お互いに、その方が傷つかないで済むでしょう。
ただ、そういう決断を下したことに、一番戸惑っているのは自分自身なのかもしれません。
今後付き合うとしても、この件をなかったことにしてしれっと付き合うかもしれないですし、もしかしたらこのままフェードアウトするかもしれない。
それは、もう少し時間が経過してみないと分からないことなのでしょう。
女性の生理現象というデリケートな話題を、公然と晒されたのがショックだったのか、それともそれを含めて私的な会話を晒されたことがショックだったのか。
自分でも、今はまだ感情の整理整頓が出来ていないところがあります。

今の心境としては、怒り心頭……というほどではないにしても、ため息しか出てきません。

幸い、新しい出会いも増えて、この件のみにとらわれずに済んでいるのが救いでしょうか。

まとめ~性別関係なく付き合えるのが一番

まあ、先日よねちゃんとのやりとりでも出ましたが、性別関係なくフラットに付き合えるのが、一番気楽です(笑)。

かなり前にもジェンダー論について述べたことがあるような気もしますが、さすがに記事が増えすぎて忘れました😅。

ただ、女性が「女性の権利」を振りかざすのは、実は諸刃の剣だとは感じます。これは、noteを始めた頃から一貫して気をつけている部分。

同性だからこそ直感的に感じる、「オンナのズルさ」みたいなものは私も感じることがあるし、自分自身も気づかないところで内包しているとは思います。だからこそネット上でそういうのものがにじみ出ていないか、これでも結構気を使っているのですよ。

異性だんせいだけでなく、同性じょせいでもそのような手法を嫌う人は、案外多い。
意識的に「女性の権利云々」を声高に叫ぶのではなく、一般論的なヒトとしての権利を主張できる社会。
そういう社会であってほしいと、切に願います。


©k_maru027.2022


#国際女性デーによせて
#エッセイ
#習慣にしていること
#言論の自由
#ジェンダー
#ジェンダーレス







この記事が参加している募集

習慣にしていること

これまで数々のサポートをいただきまして、誠にありがとうございます。 いただきましたサポートは、書籍購入及び地元での取材費に充てさせていただいております。 皆様のご厚情に感謝するとともに、さらに精進していく所存でございます。