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セレブリティ・クルーズで南極へ!クルーズ船内の様子、ルートからアクティビティのまとめ【前田家の世界一周】

南極へ行きたいと思ったことはありますか。

海外旅行が好きな方であれば、少なくとも南極に興味を持つのではないでしょうか。私もその1人でした。ただし、行きたいの度合いとしては、「六本木のホテルでいちごのアフタヌーンティが始まったらしいので行きたい」くらいのノリ。つまり、誘われたら行くわ程度で、本気では思っていない感じです。

そんな軽いノリだった理由は、南極なんて遠すぎて行ける場所だとも思っていなかったからです。どこかに旅行で「行く」って、行ける前提で考えるじゃないですか。家から電車に乗って空港へ行って、空港から直行便で行ける、みたいな。南極は、どこから、どうやって行けば良いのかすらも、分かっていませんでした。

私の夫は生粋の旅人であり、行きたいと思ったら行く人です。行きたいけど行っていなかった場所(単純に「面倒だから」という理由で行っていない場所もあった)があれば、どうにかして行きます。この腕力のおかげもあり、今までも夢みたいな景色を見てきました。

南極は、彼の「行きたい場所」でした。今回の南極クルーズは、そんな彼の後に着いて行った場所になるのですが、行った結果、その後40度の熱を出し続けるくらい濃厚で、地球のポテンシャルを知るめちゃめちゃ良い経験になりました。

今日のnoteはそんな旅の話です。


乗船した船

クルーズ会社:セレブリティ・クルーズ
船の名前:セレブリティ・イクリプス(Celebrity Eclipse)

今回、乗船したのは「セレブリティ・イクリプス」と呼ばれる船です。数字で見るとこんな感じ。

乗客定員: 2,852名
船の重さ: 121,878 トン
全長: 317.33 メートル
全幅: 36.88 メートル
階数:16階建て
速度: 24 kts (24 kts)

南極行きの船はセレブリティ以外にも多くあり、会社によっては大陸に降り立つものもあります。大陸に降りる船は、料金が高く、船のサイズもひと回り小さい印象です。セレブリティのような、いわゆる大手のクルーズ会社は南極大陸には行きますが、氷山の間を通りながら、船から南極を楽しむスタイルです。

私たちは、コストと快適さ、そして旅行の日程を加味してセレブリティを選びました。

セレブリティクルーズでは、乗船前に専用のアプリをダウンロードするように言われます。自分のアカウントでログインをすると、客室やダイニングの情報、セーフティトレーニングの事前学習、予約しているツアーの詳細、お客さん同士で使えるチャット機能などが使えます。

セーフティビデオには、日本語訳が自動的に付いていました。全体的なUIも使いやすく、さすがクルーズってお金かけているのねと感心しました。



クルーズのルートと日数

乗船期間:2024年2月3日 〜 2024年2月17日 
乗船日数:14日間

ルート:

上の画像がルート図ですが、書き出すとこんな感じです。なお、[*]がついている場所はクルーズで通過した場所で、実際に降り立ってはいません。

・ブエノスアイレス
・ウシュアイア
・ショラールトチャンネル*
・パラダイスベイ*
・Gerlache海峡*
・エレファント島*
・フォークランド諸島
・プエルト・マドリン
・モンテビデオ
・ブエノスアイレス

余談にはなりますが、いずれのクルーズ会社であっても、おそらくですが、予定されている場所へ行くことは完全に約束はされていません。なぜなら、天候などの予期せぬ事態によってルートや目的地を変更しなければいけない可能性があるからです。

これをあえて書いた理由は、私たちと同じルートと目的地で、翌日に出発した「ノルウィージャン・クルーズ・ライン」が、はっきりとしない理由により、ブエノスアイレスを出発した後に「南極には行かない」と目的地の変更を行い、プチ炎上したからです。

@ruinedvacation

Replying to @Sarah update!! Still veey little information from @Norwegian Cruise Line #cruise #cruisetok #help #southamerica #antarctica #ncl #vacation #cruiseship #fyp #fypシ

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私たちも、天候の理由によりフォークランド諸島は寄らないことになりました。クルーズ会社から理由の説明もありましたし、クルーズ会社経由でツアーを予約していた人には返金の対応もあったので、騒動にはなりませんでしたが、こういうこともあるんだなと学びになった経験でした。

しかし、南極クルーズなのに南極に行けないってかなりショックですよね。私たちは行けてラッキーでした。

船内の様子

クルーズ船は16階建てと巨大です。16階はデッキのみですが、その他はエンタメ施設、ダイニングルーム、客室、カジノなどが各階に準備されています。

15階、16階には、このように屋外スペースが準備されていて、天気が良い日にはランニングをしている人や、プールサイドでチルっている人が多くなります。当たり前ですが、南極に到着した際にはプールはクローズされていました。

船内はとにかく煌びやかで、24時間こんな感じです。クルーズに乗っている人は、客室で休むよりも共有スペースの椅子でくつろいだり、談笑をしていることが多かったです。

メインのダイニングルームは天井が高く、開放感がありました。席は多く設置されていたので、若干窮屈さはあったものの、苦痛には感じませんでした。

客室

セレブリティ・エクリプスには、5種類の客室が準備されています。

・AquaClass® Stateroom
・Concierge Class Stateroom
・Veranda Stateroom
・Ocean View Stateroom
・Inside Stateroom

1番上のAquaClass® Stateroomがシンプルに1番高級な部屋で、下に行くごとに価格帯が安くなります。

カリブ海クルーズをした際には Inside Stateroom と呼ばれる、船内の真ん中に準備されている部屋で、窓がない部屋に滞在しました。私たちは部屋でのんびりすることが多かったので、今回は窓が欲しいと思い Ocean View Stateroom を予約しました。Ocean View Stateroomは、窓はありますが、外には出れません。

いざ当日、乗船してみると、Veranda Stateroomにアップグレードされていました。外に…出れるだと…???

無料でアップグレードされたことなんて、生きてきてなかったのでテンション爆上がり。ベランダの目の前には救命ボートがありましたが、余裕で外が見えます。嬉しすぎる!

待ち望んでいたクルーズ旅がより良いものになりそうだ!と幸先が良いスタートが切れました。

夕方になると、自分の部屋から一歩外に出るだけで、こんな景色が見れます。最高です。

ベランダ付きの良さを知ってしまった今、今後クルーズに乗ることがあれば、ベランダ付き以外を考えられなくなってしまいました。クルーズ会社にしてやられたかもしれません。

食事

セレブリティ・エクリプスには、無料で使える4つのダイニングスペースがあります。その他にも、追加の費用を払って使う4つのスペシャリティ・ダイニング、10つのバーやカフェがあります。

私たちは基本的に無料で使えるダイニングスペースを利用していました。

Oceanview Cafeは、乗船中に1番よく行ったビュッフェ形式のダイニングです。

パスタ、アメリカンフード、サラダバー、チーズバー、などは常設で、毎日違うメニューが出てくるようになっていました。なぜか、インド系の料理が多かったです(そして本格的で美味しかった)。

アジア人の方もそれなりに乗っていたので、アジアンフードも結構あるかな?と想像していましたが、中華は少しだけ出てきたものの、あまり期待はできなかったです。

アイスクリームバー、デザートバーも充実していたので、他のレストランで食事をした後、ここでデザートだけ食べて帰るなんてこともやっていました。

Main Restaurant は、コース形式の食事ができます。部屋ごとに席が決まっているので、行くと同じウェイターさんが話しかけてくれます。

ディナーは毎晩ここで食べている人も多いようで、最終日にはウェイターさんとマブになっている人もいました。私たちは、気になるメニューがある時だけ行っていたので、5回くらいしか行っていません(コースなので食べ終わるまでに時間がかかりました。私たちは食べるのが早いので、ビュッフェが性根に合っていたのかもしれません。)

Main Restaurantでは正装をする必要はないですが、短パン、ビーサンはNGとなっていました。とはいえ、ウィンドブレーカーにジーンズみたいな人もいたので、よくわからない基準でした。

The Spa Cafeはプールサイドにある、ちょっと健康志向な軽い食事が取れる場所でした。ピーナッツバターにバナナ、ブルーベリー、りんごが乗っているベーグルとか、アボカドトーストとか。

同じメニューが毎日出てくるので、たまに行く程度ですが、開放的な雰囲気の場所でゆったりと食事ができました。

スペシャリティ・ダイニングのひとつである Sushi on Five では、お寿司の他にもラーメン、うどんが食べれます。クルーズ船でも麺活をしてきました。

関東風の醤油強めなうどんでした。しっかりと出汁は取ってあるので、スープも楽しめます。わかめとかまぼこが乗っていて、なんだか嬉しかったです。変なアレンジが加わっていないおうどんでした。少なめの麺だったのが惜しかったです。

エンタメ

船内には、朝から晩まで何かが行われています。アプリ内でも確認ができますが、部屋に毎日ニュースレターが届くので、これを見ながら「今日は何しよう」と考えることができます。

部屋の中では、オンデマンドの映画やテレビが見れるようになっています。私は映画「バービー」を見ました。めっちゃ良い映画ですね。

部屋の外に出ると、カジノ、プールなどもあります。

船内の至る所で、異なるエンタメが準備されていました。シアターで見れる音楽のショーや、ライブバンドに合わせてダンスできる場所、お昼に突然始まるズンバなど、とにかく飽きさせない工夫があります。

どの港にも寄らない日は、船内で過ごすしかやることがありません。乗客は老若男女、様々ですが、皆さんアクティブに楽しんでいらっしゃいました。

私たちは、部屋でYouTubeを見ながらお昼寝をしていることが多かったです←

あ!ちなみにインターネットは追加費用を払えば繋ぐことができます。一応Starlinkのネットを引いているようで、場所によってはZoomミーティングができるスピードが出ました。夫が、オンラインイベントに参加できていたので、速さはお墨付きです。


港に着いた時の過ごし方

クルーズ船で港に着くと、現地で参加できるアクティビティが準備されています(追加費用あり)。クルーズ会社経由でアクティビティに参加するもよし、個人で手配するもよし、アクティビティ無しでゆっくりするもよし、時間の過ごし方は様々です。

すべての場所でアクティビティに参加をすると、さすがにお金がかかります。私たちは、国立公園に行けるウシュアイアと、ペンギンが見れるツアーがあるフォークランド諸島のアクティビティをクルーズ会社経由で予約しました。

クルーズ会社経由でアクティビティを予約すると、おそらく割高なのですが、メリットもあります。

① ツアーに参加する動線が分かりやすい。聞けばすぐに教えてくれる。② ツアーからの到着が遅れたとしても、船は絶対に待ってくれる。③ クルーズ船のルート変更により、港に行かなくなった場合、全額返金される。

今回のクルーズ船では③に該当する事象が起きたので、この方法で予約していて良かったです。

クルーズ会社経由のアクティビティを予約する方法

クルーズの部屋を予約した上で、そのクルーズ会社のアカウントを作ると、自分の予約したクルーズ船の情報が紐づけられます。アカウントにログインをすると、各港で準備されているアクティビティが出てくるので、ウェブまたはアプリ経由で予約することが可能です。

クルーズ船に乗船した後に、ツアーの予約をすることもできますが、人気のアクティビティになると、だいぶ早い段階で売り切れます。例えば、夫はフォークランド諸島で予定されていた皇帝ペンギンを見るツアーに行きたかったのですが、クルーズが出発する3カ月前、12月の段階で売り切れていました。

クルーズ会社以外のツアー会社にも問い合わせをしました。しかし、このような島の自然に関するツアーになると、そのアクティビティを行う場所に対して、島単位で入場人数を制限しています。クルーズ会社を経由しない他のツアー会社のツアーも、全て売り切れていました。

どうしても諦め切れず、毎日ようにアクティビティのサイトを見ていて、キャンセル枠が1人枠だけ出たので、夫の分だけ急いで予約した記憶があります。

どうしても参加したいアクティビティがあれば、早い段階で予約することをおすすめします。

ティエラ・デル・フエゴ国立公園(ウシュアイア)

アルゼンチンのウシュアイアでは、ティエラ・デル・フエゴ国立公園へ行くツアーに参加しました。クルーズ船を出てすぐにバスが準備されているので、それに乗って向かいます。楽すぎる。

ティエラ・デル・フエゴ国立公園は、1960年10月15日にアルゼンチン政府によって国立公園として認定されました。とても大きな公園で、63,000ヘクタール、東京ドーム13,474.4947個分の大きさがあります。つまり、莫大です。

実際に足を運んでみて、期待をはるかに上回る素晴らしい国立公園であることがわかりました。確実に、世界一周で見た絶景の1つです。

景色が素晴らしいだけではなく、その澄んだ空気も他では味わえないと感じました。ガイドさんが言っていましたが、この国立公園では新鮮な空気がないと生えない植物もあるそうです。その植物の写真を撮り忘れたのは凡ミスです。

左手を前に出して、謎の枝を持って元気にポーズする中国人のおじさまがいて、めっちゃ可愛かった。真似した。

そして、この国立公園には「世界の果て」にある郵便局があります。

郵便局内ではポストカードを買うことができ、その場で郵送ができます。ペンも準備されていました。

観光客で賑わう郵便局内

かなり混むので、ツアーで来るとツアーの出発に遅れる可能性大です。私たちもギリ置いて行かれなかったくらいです。

日本にいる両親たちにポストカードを送りましたが、2週間くらいで到着しました。こんな場所からどんなルートで栃木と千葉へ葉書が渡ったのだろう?と考えるとワクワクします。

ツアーは4時間くらいで終わり、ウシュアイアの街へ戻った後はお散歩タイム。

ウシュアイアの街にはシーフードレストランが多く、カニが安く食べれるっぽいです。金額を見ても確かにお求めやすかったのですが、クルーズ船という豪華な買い物をしてしまった私たちは我慢しました。

ウシュアイアは風がもんんんのすごい強く、リアルに吹き飛ばされそうになりました。すれ違った車椅子のおばあちゃん、大丈夫かな。

ハードロックカフェもあるような超観光地です。安心して歩き回ることができました。

南極大陸

長い船旅を経て(ブエノスアイレスを出発してから7日が経過)、南極大陸にやってきました。

と、その前に。ドレーク海峡ってご存知ですか。

ドレーク海峡は、南アメリカ大陸と南極大陸の間に位置する海峡です。そして、この海域は非常に荒れる場所として知られており、クルーズに出かける前はTikTokのレコメンド機能により、すんごい怖い動画がたくさん流れてきました。

次々に出てくる荒れ狂った波と、顔面蒼白で吐きそうになっている(というか多分吐いている)乗客の動画を見続けて、私はビビり散らかしていました。普通の道をバスで通るだけで酔うので、船でどんぶらこされたら多分キレながら泣いて、吐きます。

ところが、海峡は驚くほどに静かで、「あれ?ドレーク海峡渡りきってる…?」と知らぬ間に終わっていました。

これはドレーク海峡に入る前ですが、虹が出ていました

私も他のTikTokと同じように、ぐわんぐわん揺れている船の動画を撮りたかったなと思う気持ちもありましたが、健康に南極までたどり着けたことにホッとしたのも事実です。


クルーズ7日目の早朝、船内のアナウンスが流れたので目を覚まし、部屋のカーテンを開けると、目の前は真っ白で雪が降る景色が現れました。

ところどころで氷河に乗ったペンギンさん達も見えます。腕を後ろに上げてテクテク歩く姿が、とても可愛かったです。

ペンギンが少しでも姿を現すと、人間達がこぞってスマホやカメラを取り出して「cute!!!」を連発しながら写真を撮っていました。ペンギンは世界を救うかもしれません。

ぼっちペンギン

冒頭でも話しましたが、セレブリティクルーズで南極に行く場合は、クルーズ船で大陸の横を通過していきます。アドベンチャー感は欠けますが、めちゃめちゃ優雅に、無理することなく大自然を拝めるのは、かなり大きな利点です。

それこそ、ランチをしながら氷河を眺めることもできます。

ベランダが付いている部屋であれば、ソファーに寝そべりながら大陸を眺められます。超贅沢です。

船内から南極を見ることもできますが(人生の先輩達は、船内から眺めている人も多かった)、やはりガラス越しではない生の南極を見たく、大きな大陸が現れた時にはなるべく外で過ごすようにしていました。

大陸付近に到着した時はかなり曇っていて、なんとか大陸の片鱗がうっすら見える程度だったのですが、数分後には雲が動き景色が変わっていました。

数分ごとに全く見え方が異なり、自然の尊さを感じます。

そして、南極大陸を生で見て1番衝撃だったのは、その色彩でした。

白と黒のグラデーションのみの景色です。それだけなのに、見る方向や角度で異なる風景が出てくるし、圧倒的な力強さも感じます。なんなんだ、ここは。

南極はとても静かでした。きっと、はるか昔の地球も、これくらい何も色がなくて、静かだったんだろうな。渋谷もこんな感じだったはずなのに、今では煌びやかな街になっています。

自然ってすごいし、人間もすごい。心を打たれた場所でした。


クルーズの日程表では、南極大陸の後にフォークランド諸島に行くことになっていましたが、悪天候によりルートが変更になりました。そのため、1日早めにプエルト・マドリンに到着し、この港で2日間過ごしました。


プエルト・マドリン

プエルト・マドリンは、アルゼンチンのパタゴニア地方に位置する都市です。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスから南西に約1,300km離れています。プエルト・マドリンは、その美しいビーチや近くにある自然保護区で知られています。

クルーズのアクティビティの一種で、Punta Tomboと呼ばれる場所にある。ペンギンのコロニーを見学するツアーに参加しました。

プエルト・マドリンから車で1時間半ほどかけて移動し、コロニーに到着すると、いきなり多くのペンギンと出会いました。

ペンギンに人間が出会うとどうなるか。

こうなります。

ペンギン=GODなので、GODが出てきたら人間が並んで写真を撮りますし、GODが横切る場合は、数メートルの距離を空けてGODを通します。

Punta Tomboには、とにかくそこら中にペンギンがいました。こんなに至近距離でペンギンを見たのは人生で初めてだったので、恐ろしい量の写真を撮っていました。

この写真はお気に入りです

ペンギン達は、木の元に掘った穴の中で休憩をしていました。

一応、ロープが張られているので、ロープの中には入れない
ベストショットだと思っています

Punta Tomboにはペンギンだけではなく、ラマの一種であるグアナコを見ることができます。海を背景に爆走していました。

Punta Tomboのコロニーは、片道ゆっくり歩いて30分くらいのトレイルが準備されていて、そこを進んでいくと海へせりでているポイントに辿り着きます。

海に近寄ると、さらに多くのペンギンがいました。

波に突入していく姿は、かなり愛おしかったです。

南極でもペンギンを見ることはできましたが、ここで至近距離のかわい子ちゃん達を眺めることができ癒されました。


ウルグアイ・モンテビデオ

最後の寄港地はウルグアイのモンテビデオです。ここではツアーに参加せず、自力で街めぐりをしました。

ほんの少ししか街中を歩いていませんが、港の近くは緑が多くて、きれいな街並みでした。

おしゃれなアパレル店も多く、金額もそこまで高くなかったので、ショッピングも捗りそうでした。

もう少し長く滞在して、広範囲のモンテビデオを見てみたかったな〜と思った1日観光でした。

余談ですが

体調崩しました

南極大陸を見た直後です。そもそも、部屋の中がびっくりするくらい乾燥していたので(びしょびしょに濡れたTシャツが半日で乾く)、ウイルス万歳な環境であった上に、急に寒い空間で過ごしたのが原因です。

喉風邪からの熱で、2日ほどダウンしていました。部屋にセルフロックダウンして、夫がカフェテリアを往復しながらご飯を持ってきてくれる毎日です。

プエルト・マドリン1日目に、夫が風邪薬を購入してきてくれたのですが、この薬がとても効きました。もしアルゼンチンでダウンした場合は、ぜひ。

ちなみに、アルゼンチンの公的医療制度においては、アルゼンチン国民だけでなく外国人も、公立病院の受診は原則無料です。そのお陰なのか、薬もとても安く、下の薬で500円もしなかったそうです。

次回、クルーズ船に乗ることがあれば、簡易的な加湿器を持って行こうと心に誓ったエピソードでした。


クルーズガチ勢から学んだクルーズのイロハ

クルーズ船では、一緒に乗船している人との交流を推奨している節があります。レストランでは相席が当たり前、みたいな世界です。何度か他の乗客と話す機会があり、クルーズのイロハを学びました。

① 1年単位で計画をするリピーターが多い
まず分かったのは、クルーズガチ勢は、1年単位でクルーズのバケーションを計画しています。春は地中海、夏はカリブ海、秋はアジア周遊、冬は南極、など。クルーズに乗るお客さんは、多くがリピーターで、かつクルーズ以外の旅はほぼしないことが分かりました。

② 何を目的に、誰とクルーズに行くかで、クルーズ会社を選んでいる
アメリカ人のお姉さんが言うには、「子供がいたらディズニークルーズ。大勢で行くならロイヤルカリビアン。セレブリティは大人向けで子供向けのアクティビティは少ないので、大人だけの時に使う。」とのこと。

以前、ホーランドアメリカと呼ばれるクルーズ会社の船に乗りましたが、確かにセレブリティと雰囲気や内容が違いました。例えば、ホーランドアメリカの方が、ご飯が圧倒的に美味しかったです。グルメさんなら、ホーランドアメリカかも。

③ 航空会社と提携しているクルーズ代理店がある
これも上と同じアメリカ人のお姉さんに聞いたのですが、この方はクルーズ船を予約する時にはデルタ航空のグループ会社である、クルーズの代理店を経由して予約をしているそうです。そうすると、デルタ航空のマイルも貯まると。

これはデカい。クルーズ船は、決して安い買い物ではありません。1人で数10万するのが当たり前の世界なので、仮に上のスクショのExclusive Offerに書いてあるとおり「1ドル使うごとに、2マイルが貯まる」のであれば、結構おいしいのでは無いでしょうか。


クルーズ旅、やっぱ良いな

終わりのない海と、目が癒された緑と、偉大な大陸と、ペンギンのぴょこぴょこと、おいしい食事と、いつも整頓された部屋が準備されている世界で過ごす14日間は、あっという間でした。

私は生粋の面倒臭がり屋なので、船でぼーっとしながら次の土地に到着できて、何も考えずにおいしいご飯が食べれる旅のスタイルが、めちゃめちゃ気性に合っているなあとつくづく感じました。

次、いつ、このような贅沢ができるかはわかりませんが、狙うは「ポリネシアンクルーズ」です。あ、私の「行きたいところ」ができたかも。

目指せ、ポリネシア!



\私はこんな人です/

プロフィール:
1987年生まれ。埼玉出身、11歳まで大宮で育つ。そこから親の仕事の都合でアメリカ・ニュージャージー州へ。2011年に帰国し日系メーカーに新卒入社。そこから外資金融メディア→外資製薬→外資メディアへ転職。2021年7月11日(セブン・イレブン)に前田塁と入籍し、2023年8月に仕事を退職し夫と世界一周、新婚旅行へ。

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