キライの裏

気付いたよ。
誰よりも人を嫌ってるあなたが嫌いなんだってこと。
嫌いって言葉を使いたくなかったし、思いたくない。
自分が言われたとしても嫌なものは言えない。
でも、もう限界に近いのだろう。

変わってほしい、変えてほしい、そんな願いを込めた。
言ってもいい?言わないほうがいい?
同時に、好きだと言いきれないことが何より辛かった。
自分にも同じものがあるんだろうかと、苦しくもなる。

見ないふりはできないし、見ずには生きられないし、
変えたいものが大きすぎると今度は自分が消えていくの。
だって自分を変えたほうが早いから、って……
やだなあ、こんな真っ黒のこころ抱えたくないのに。
息を止めて耐え忍んでるみたいだ。

だから人は分かりやすくて、迷わないものを
安心材料に好きになるのかもしれない。
そんな救いを求めて、願って、やり過ごしている。
生きているとは言えない居心地の悪さが邪魔をする。

感じたくないから見たくなくて、有耶無耶にさえした。
でももうやめようよ、そんなの。
誰のためでもない。自分の今を感じていたい。

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眠れない夜に

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