詩音。
今日の空は、いつもより表情がたくさんあった。 雲の大きさも、流れの早さも、動き方も見入るほど。 夕日に染まる色もとても鮮やかで、綺麗なオレンジ。 ただ目の前に広がるこの景色を見て何を思う? 何も思わない人もいるんだろうなあとか耽りながら この景色にすら文章を書きたくなる自分がいた。 "この空について文章を書きなさい" なんて問題があったら面白いかもなんて そういうとこだわ〜なんて思いながら笑ってた。 字制限とか細かい規則とかそんなことは置いといて、 私なら全然楽しいと思っ
自分なりの解釈だった。 ちょっとチクッとしただけ。 いつもと違うことが起きて驚いただけ。 起きなきゃよかった、やめとけばよかった、 そんなことを思うのはもう違うなって感じた。 決めつけることももうやめたいから、感謝はする。 今、この時間に集中する。もっとも向き合うべきこと。 何があっても、人生でほんのわずかなワンシーン。 ”一日一日を大切に”、なんて言葉はしっくり来なかった。 でも”ワンシーンずつ撮っていけばいいから”、って そんな言葉には納得ができた。 毎日を本の1ペー
あぁ、何より恐れてるのって 他人なんかより遠くなる距離なんだなって感じた。 距離感のバグ。 そういうのに誰より敏感に気付いてしまうから…… なかなか扉を開けようとしない人に限って 心を開いた途端、急に近づこうとしてしまう。 相手の意思はどこ?気持ちは重なってるの? 敬語とタメ口が入り混ざったような会話をする。 立場も月日も関係なく、自分の近くにいてほしいと そんな願いがどこかにあるように思う。 遠い人ほど当たり障りのない会話ができて そこそこの距離感でいられて、フラットで
人と違っていいと思って納得していても、 人と違うから入り込めない領域はある。 共感できることはあるかもしれないけれど、 共有はできないものがあるのかもしれない。 ある人と、ない人。 そこに良い悪いもないし、決めるものでもないけど、 お互い触れられないような場所。 みんなと同じがいいからって、同じになりたいだとか、仲間はずれは嫌だって無理やりそこを目指すのも違う。 好きと嫌い。 それだってきっと同じようなもの。 誰かとの熱量が同じ人なんているのだろうかと 果たして色んなもの
どんな気持ちも素直に話してあげたい。 辛くても、悲しくても、楽しいことも、嬉しいことも。 それは自分のためでもあるし、 誰かの存在を確認できる手段なのだと思う。 そばに居るってそういうこと。 あなたにはあなたがそばにいるし、 私にも私が一番そばにいる。 そんな2人が合わさった時、花束のように想える? どんな心も美しいと想える?
何もない日々も、何かに追われる日々も、自分には辛かった。ぼんやり生きたい選択も防衛反応なのかもしれないね
孤独から抜けた光。 それもやはり人だった。 自分の居場所がここにあった。
ここは夢の中。 初めて知らない場所に辿り着いた。 船のいるような場所だった。 親しそうな誰かに連れられてやってきた。 昔好きだった歌手もいて、驚いて、話したりもした。 初めて行ったライブはあそこで、 好きになったのはあの頃で、ラジオでも読まれて… 彼女は嬉しそうな、泣きそうな顔をしていた。 友達は用事があると出ていったので、私も出掛けた。 そこにまた彼女が現れた。 ここにはひとりで来たようだった。 空き地のような、公園のような場所にいた。 ここは借りてるの?こういう所で歌
本当は嬉しくないって思ってる? 嬉しくないって思ったらいけない? 胸のざわざわが止まらない。 そこに自分はいないのかと思う時、 見なきゃよかった、そう自責してしまう。 グループラインひとつに、こんなにも動揺する。 抜けてしまいたい、そこですら居心地は悪かった。 集団の中ってなんでこんなに辛いんだろう。 文章の中にすら、人の視線を感じる。 文字以外の、目に見えないものを見ているようだった。 何事もないはずの空気感に耐えられない。 顔は見えないのに、感情は丸出し。 全員に向
ルーズな人って始まりだけだと思ってた。 遅刻するとか、遅れるとか、そういう。 自分はちゃんと守れるって油断してない? でも、終わりにもルーズって存在していた。 だらだらと続けたり、終わりを見ていなかったり、 そういうものには意識が向かない人もいること。 なるほどね、と呟いた。 きっと始まりと終わりはセットで、 片方だけ抜け落ちるというのは今しか見ていない証。 先を見据えるには、もっと見渡す必要があるね。 相手もいるのならなおさら。 時間って本当に、刻一刻っていう表現だと
夜中に目覚めて、誰かと話せる安心感。 たとえそれが知らない相手だとしても…… そんなネットの世界にも、いいわるいは付け難い。 少なくともわたしは救われてきた一人。 悩んでいる人たちが集まる場所は、 悩んでいる自分にとっても心地が良かった。 同じ気持ちの人がたくさんいるからだった。 嘲笑ったり、軽く見たりなんかしない。 重ければ重いほど、なんだか人の生々しい部分を 見せてくれてるような気がして嬉しくなる。 変わってる?ううん、誰も変わってなんかない。 泣く人って、人の涙って
人には、変わってほしい面と変わらないでほしい面がある。 変わっていくことが楽しい人がいれば怖い人もいる。 見ようとする自分自身と、 それを見ていてくれる人がいることの存在。 見ないうちにずいぶんと変わってしまう人がいる。 見た目だけなんだろうと思っても、 実際に見てたものはどこへ行ってしまったのかと、 どこか置いてきぼりな感覚が抜けなかった。 変わらないでいてほしかった思い出が 壊れてしまいそうで悲しくなった。 私の知っているあなたは消えてしまうの? 好きな人を見続ける