移ろう曖昧な感情

部屋にひとりいると、自問自答が止まらなくなる。
そんな時、仕事という存在が一つの気そらしなのだと、今日ばかりは外の世界に連れ出してくれてありがとうと思えた。空は青かった。

見慣れた景色は時に飽きた狭い世界に見えて辛くなる。
だけど、見慣れた景色は時に安心していつも通りの日常があるのだと、どこかホッとしていた。

これが本当の自分なのかもしれないと平然とこなす作業。
ふと意識が自分の中の内に向かった時、過去に感じていた気持ちが沸き起こり、その感情に浸らせる。

もしも怖いと思っていた自分がいたのなら、今している自分の行動も怖くなるし、でもそれは自信のある自分だよと思えたなら、その行動も自信がついたものになるのだと感じた。

それはとても曖昧で、移り変わりが激しい感情。
結局は自分が今どう思っているのかにすぎないし、
その判断材料が今までに思っていた自分の感情らしい。

いつだって内に向かった矢印があるのだと、
だから周りに向かう目線ではなく、
気づいたら自分に向かう目線ばかりを味わっている。

ほら、またここに戻ってきたね。

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