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みんなのけテぶれマガジン

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全国の先生方による、素敵なけテぶれ実践の記事をまとめていきます。
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記事一覧

体育けテぶれ初日 〜けテぶれ導入の具体〜

最近ありがたいことに 「体育ではどのように学びを任せていますか?」 「体育にけテぶれを導入する手順を教えてください」 という質問を受けることが最近増えてきました。 本当にうれしく思うと同時に、身が引き締まる思いです。 そこで今回は、今年度、私がどのように体育授業においてけテぶれを導入したのかについて書いていきたいと思います。 この記事が誰かのお役に立てばうれしいです。 けテぶれの紹介まず、体育の授業開きの際に「けテぶれ」という言葉と、どのようなものなのかを簡単に紹介し

#けテぶれFC で切磋琢磨【けテぶれ伴走企画】

小学校教員のsmyle(スまイル)です。 今年度、6年生の担任をしています。 長い長い4月を乗り越え、 ようやくGWに辿り着きました。 長かった… なんとか無事に乗り切った 私のこの1ヶ月を支えてくれたのは、 間違いなく葛原実践です。 けテぶれサロン→サロンplus+ 以前のnoteでも書きましたが、 コロナ休校の頃に出会った「けテぶれ」。 そこから書籍を読んだり様々な講座に参加したりしながら 見よう見まねで葛原実践を試行錯誤する日々。 そんな中、Facebook

4月からの授業革命!深まる学びの輪:「QNKS」サイクルで学ぶ喜び

「あ!そういうことか!」 「だんだんわかってきたぞ!」 子ども自身が「知りたい」と思ったことを自分で調べ、考え、結論を出していく。 「勉強って面白い」 これは、大人も子どももきっと同じではないでしょうか。 「できるようになる」サイクルがけテぶれ(PDCAサイクル)だとすると 「分かるようにする」がQNKS(問い、抜き出し、組立、整理)のサイクルです。 「総合的な学習」の課題の設定、情報収集、整理分析、まとめのサイクルと似ていますので、今までの実践にも入れやすいと思

『けテぶれ』やっててぶつかる壁は、言葉かけを見直すところから。

けテぶれ始めて4年目。 『けテぶれ』って何って人は、こちらをどうぞ↓ けテぶれ実践が進まないのは? 様々な壁にぶつかってきた。 「なかなか、けテぶれ思考しない子がいる」「分析が深くならない」「同じことばかり書く子がいる」etc 先生も、けテぶれすることが大切なわけで。 自分に矢印向けてみた。 まずは目的を確認した。 私が、けテぶれ実践している目的は「自分でしあわせに向かって学んでいける子を育てたいから」 そう。自分で。子ども自身で。 子どもが自分自身で「学びって楽

vol.4 "けテぶれ"を塾ではどこまでできる?

順番が前後しましたが、今回は「塾でけテぶれを実践したこと」を紐解いていきたいと思います。 ※前回の記事はこちら ↓ まず、そもそも「けテぶれ学習法とは何だろう?」と思った方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。 ぼくは「けテぶれ学習法」を、普段の宿題レベルから汎用的な資質・能力を磨ていく学び方と解釈しています。 予測不可能な社会(VUCA)、生涯学習社会などがトレンドになる中で… このような学びの経験や、汎用的な資質・能力を育むことが求められていると言えます。 【全教

修了式に語ったこと

 今日は、私が修了式に子ども達に伝えたことを紹介したいともいます。一部、実際のスライドを見せながらお伝えできればと思います。 多くのことに挑戦した一年  4月から3月までの一年間を、思い出と共に振り返りました。様々な行事や、ちょっとしたハプニング。嬉しいこと、悲しいこと、悔しいこと、色々あったけれど、本当にたくさんのことをやってきた。そんなことを話しました。  子ども達は、本当に自分たちでよく考え、行動し、どうしたらよりよく活動できるかなどを試行錯誤しながら過ごしました。

WHY けテぶれ?

3/26のけテぶれスタートアップセミナーでいただいた問いに答えてみます。 … … 現在、書き起こし始めて4日目に突入しました。 なぜけテぶれ実践をしたいのか、 言葉にしてみると自分の中で明確になっていないことがわかりました。 ひとまず、現時点での解として以下に記します。 Q.あなたは、なぜけテぶれ実践をしたいの? けテぶれサイクルを回すことは、自分の人生を自分でよりよくしていく生き方そのものだと思うからです。 子どもたちの中でけテぶれサイクルが日常になっていくことは、

体育授業を子どもに任せるために私がすること

「学びを子どもに任せよう」 と考え実践するとしても、全てを任せてしまっては子どもはうまく学べません。 完全に自由に学ばせるのはかえって子どもにとって不自由になってしまうのです。 そのため子どもに学びを任せるからには、任せられるだけの「環境」を作る必要があります。 そこで今回は、体育で子どもに学びを任せるために私がしていることを紹介します。 学び方を教える学ばせるのなら「学び方」を教える必要があります。 私は「けテぶれ」を教えます。 この「計画」「テスト」「分析」「練習

バスケットボールでけテぶれ。

いま、校内で「けテぶれ学習法」を広めようと、画策中です。 バスケットボールの授業での「けテぶれ」は、どうやって行うのか。 特に、「テ」って、試合ってこと? って思いますよね。 まさに、その通りです。 一旦、授業の流れを説明します。 ・チームごとに整列し、(軽く指導を含めた)説明を聞いた後に各チームごとで「計画」を立てる。 ・「計画」を立てたら、各チームごとで準備体操と、ボールを使ったアップをして筋肉を温める。 ・次は、「テスト」。つまり、「試合」をする。 ・

"子どもの成長”を促進!「けテぶれ」で実践する学び方

「今日はここね!はい! じゃあやろう!」 という指示だけで 「よし、じゃあこれやるぞ!」 と目をキラキラさせながら学びを始める授業。最高ですよ、本当に。まさに「主体的な学び」です🧘 ですが、正直なところ、「え、なにすんの?」で止まるのでは?と考えませんか?? 私も初めはそうでした。 無策だと確実に止まってしまいます。 「学び方」を知らないと、自分では学べません。カードゲームを渡されても「遊び方」を知らなければ遊ばないのと同じです。 今回はその「学び方」を道具として

けテぶれを導入するときの伝え方と保護者の方の反応

今回のテーマ  今回は、自分が実践しているけテぶれについて書いていこうと思います。 内容は、「保護者の方にけテぶれを導入しますと伝えるときの伝え方と反応についてです。あくまでも私が行ったものなので、一つの例として捉えてもらえればと思います。また、導入は家庭学習からしました。これらを踏まえて読んでいただければと思います。 伝え方について  私は2通りの方法で伝えました。  一つ目は学級通信。(この時は学年で導入したので学年通信としての位置付で出しました)内容としては、「子

けテぶれを初めて手渡した日

 今回は、子ども達に初めてけテぶれを手渡した日のことについて書きたいと思います。  何を語り、手渡したのか。手渡した瞬間の子ども達の姿を。何か参考になれば幸いです。 家庭学習から始めた  私がけテぶれを始めて子ども達に手渡しのは家庭学習からでした。これまで、私の学校では、教師が決めた内容を子ども達がノートに書き写して、漢字などを練習するという形で、家庭学習に取り組んでいました。(学年によって出し方が異なる場合もあります)  上記のシステムだと、子ども自身が本当に必要な学習

練習は楽しい!

「今日も練習かー」「休みにならないかなー」「やれって言われるしやらなあかんよなー」「お腹痛いことにしようかなー」 部活動でも、習い事でも、なんでもそうですが、こういうネガティブな気持ちで練習すること、なかったですか? 僕はありました。 まあまあ、ありました。 ごめんなさい、しょっちゅうでした。 きっと最初は楽しみだったはずなんです。 長男は、スイミングとピアノを習っていますが、毎回の練習をそれはそれは楽しそうにやっています。 僕自身のことを振り返ってみても、最初はとって

けテぶれがうまくいかない?

けテぶれがうまくいかないんです・・・ けテぶれをやってみたいけれどうまくいくか不安で・・・ という相談を受けることがある。 その時に毎回言うのは、けテぶれサイクルに失敗はないということだ。 けテぶれはサイクルだ。 サイクルに終わりはない。円環しているのだから当たり前だ。 失敗は、その時点で見れば失敗かもしれないが、サイクルとしてみれば、ただの過程である。 成功も同じ。今は今でしかない。人生には先がある。引きで見れば、その成功の後に失敗があるかもしれないし、さらに先には