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本を選んで自分を探す

どうも。
Kabaddiです。

noteでは何回も何回も言っていますが、本屋が好きです。
もはや本より好きかもしれないくらいには本屋が好きです。

何が好きなのかを冷静になって考えてみたときに、「本を選ぶ」ことが好きなのだということに思い至りました。

買いたい本があって本屋に行くことは稀で、本屋で本を選びたいから本屋に行くことがほぼ全てです。

文庫本の棚の端から端まで見て回って、気になったタイトルの本を抱えつつ、最後はハードカバーまで。

そうするとだいたいそのときに自分がなんとなく興味を持った本が6冊程度手に入ります。

本を選ぶ基準は、「読みたいと思うかどうか」のみ。

そのときの自分が何に興味を持っているのか、どういう心の状態なのか、どんな文章を、どんなストーリーを読みたいのか。

静かに繰り返し自問自答しながら本を選んでいるとき、本を選んでいるというよりは自分を探しているようだ、と思います。

自分の中にある、より純度の高い自分というものがどんなものなのかをつぶさに観察しながら、それを投影できる本を探す。

静謐で貴重な時間です。

ひとつだけ本屋に苦言を呈すとするならば、そうやって自分を見つけに行っている身からすれば「出版社別」の陳列方法はなんの役にも立ちません。

もはやノイズです。

著者ごとに文庫もハードも織り混ぜて陳列するか、もっと節操なく、テーマごとに、小説もエッセイも図鑑も旅行ガイドも一緒くたに並べてもらった方が探すときのインスピレーションというか、自分の内部への入り込みがしやすいです。

蔦屋書店なんかはそういう陳列をしているので大好きです。

さて、次はどんな本を探してどんな自分を見つけようか。
楽しみです。

今夜はこの辺で。

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