戦争は絶対に嫌です。

自分が小さい頃(昭和50年代)は、毎年8月になると太平洋戦争を
取り上げたテレビ番組や映画に触れる機会が多くありました。

毎週楽しみにしていた番組が休みになり、特番として放送されたりして
いました。ある意味強制的に触れざるを得なかった訳です。
もちろん楽しんで観ていた訳ではありません。
しかし何となく気になり、つい観てしまう、そんな感じでした。

番組が終わった後は、決まって「重い気分」になりました…。
毎年毎年「重い気分」になっていました。
でも、この「重い気分」を経験したことは非常に大切だと思っています。
何故なら、戦争が引き起こした様々な悲劇を、知ることが出来たからです。
知ったからこそ、こういう状況になるのは嫌だ、と思えました。
そして、今でも嫌だと思っています。

この時代は、戦争体験者が多くいらっしゃいました。このような番組や
映画を制作する現場スタッフにも相当数の方がいらっしゃったと思います。
だから、現在新たに制作されるどんな映像よりも、「リアル」でした。

今は普通に生活していると、このような情報はほぼ入ってきません。
映像でも書籍でも展示施設も意識しないと情報に触れることが出来ません。

現代は情報に溢れており、不要なメルマガの削除に時間を使いますが、
このような本当に大事な情報は入ってきません。何ともバランスが悪い。

日本人として決して忘れてはいけないことを、自分の子供に、そして
後世に伝えていかなければならないと思っています。

さて「あの頃のこと」(吉沢久子著)に書かれているのは、著者が
当時生活していた杉並での日常風景。戦争中の生活です。

今自分が住んでいる場所から自転車で10分くらいのエリアです。
そこで70数年前に実際にあったことなのです。
したがって、出て来る地名などから、よりリアルさが伝わり、かなり
「重い気分」になりました。だから良いのです!
自分に近い情報とつなげると、一気にリアルさが増します。

資源に乏しかった日本は、いざ戦争になるとすぐにこの問題に直面し、
すぐに国民は日常生活で様々な我慢を強いられました。

我慢することが当たり前とされ、これに反することをすれば、隣近所から
「国賊」「非国民」と罵られたのです。

何と窮屈なことでしょうか。想像しただけでも逃げ出したくなります。
もちろん、逃げたら、そこに残った家族や親戚が「国賊」「非国民」と
後ろ指をさされます。

更に戦局が悪化してからは、日本各地が空襲の恐怖にさらされました。
それも深夜に…。

一日の疲れを取るための睡眠すら許されず、もちろん当時は、これが
いつ終わるのかも分からないのです。

人間として正常な精神状態でいられるとは、到底思えません。

さらに「こんな状況嫌だ~」と声に出そうものなら、捕まります。
政府や軍への文句言えば逮捕されたのです。

こんな状況、一日、いや一時間だって御免です。

こう思えるのも、戦争があったことを知り、その中でどんなことが
あったかを知ることが出来たからです。

空襲被害の写真を見て「重い気分」になること、悲しい気持ちになること、
目を背けたくなることはとても大事なことだと思います。

二度と同じことを繰り返さないためにも、事実は事実としてちゃんと
知らなければいけないと思います。

決して美化されるものではありませんし、二度と繰り返してはいけないと
思います。

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ジバコ

昭和の東京の風景と当時の世相風俗に興味があります。 1960年代生まれとして、昭和のカルチャーを後世に伝えたいと思っています。 仕事:キャラクターマーケティングコンサルタント

日々のボヤキ

毎日のちょっとしたことの備忘録です。
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