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『うつ』がやってきたらできる対処法

うつ病の方で、ひどい人は一日中抑うつや悲しさに苦しんでいるかもしれません。

そういう方が、うつから脱出するには、まずは薬を飲んで、よく寝て、つらいときはとにかく「寝逃げ」して、決して「自殺」しないことです。

死にたくなったら、とにかく「寝逃げ」が特におすすめです。私は16時間くらい寝ていたこともあります。

そんなに簡単に寝られないよ、と言われる方もいるかもしれません。ここでOD(オーバードーズ、薬を多量に飲むこと)はよからぬこと(また別の記事で書きます)が起こるので決してしてはいけないのですが、寝やすくなる薬を処方しておいてもらうのが手です。

どの薬が寝やすいかは、ひとそれぞれだとおもいまが、私がよく眠れたと思った薬を列挙すると

ヒルナミン(レボメプロマジン)、コントミン(クロールプロマジン)あたりですが、効いてくるまで1時間くらいかかります。とても早く薬効が現れるのはシクレスト(アセナピン)でした。シクレストは飲み込むのではなく舌下投与(舌の下から薬を吸収する)なのですぐに効いてきます。新しい薬で言えばデエビゴ(レンボレキサント)も比較的眠りやすいと思います。

余談ですが、ベゲタミンという本当によく眠れた薬があったのですが、残念ながら生産中止になりました(ベゲタミンを知っている方はかなり病歴が長い方かもしれません)。

話を戻して、つらい時は寝る、を繰り返してゆくと、初めは寝起きも不快だと思いますが、徐々に一日中鬱に苦しんでいたのが、少し楽な時間が出てくると思います。ほんの短期間かもしれませんが

つまり、うつに波が出てくるわけです。そうしたら、次にうつの気分がやってきそうな気配を、素早く感じ取れるようになってみてください。もし、「あ、今からうつが来そうだ」と思ったら、何でもよいですので、それを打ち消す対処法を見つけてみてください(自傷、ODは回復につながらないので×です)。ポイントは3つで、「うつが来そうなのをどれだけ早く察知できるか」と「来そうなうつを打ち消す対処法をいくつ持っているか」、そして3つ目のポイントは「それらを組わせて使えるか」です。

例えばどういうことかというと、私が実践している対処法を10個くらい挙げます。

・今やっている作業を中断する。

・甘いもの(チョコレートなど)を口にする(過食ではなく)

・暖かい飲み物を飲む(冷たいものが好きな方はそれでもかまいません。コーラ、コーヒーなどお好きなものを)

・頓服を使う(どの頓服がうつに効果があるかは人それぞれですが、私の場合はリスペリドンがうつの時には効果的でした)

・すぐに寝る(昼間でも眠剤を使って寝る。そして夜も寝る)

・散歩する(太陽の光を浴びる)

・熱いシャワーを浴びる。

・官能的なことに浸る(ビデオを見たり、やり方は人それぞれ。官能的なことでうつが一瞬消える場合もあります)

・つぼマッサージ(お店に行ってもいいかもしれません)

・「なんとかなるさ」「なるようになる」を心で連呼する(そうすると若干心が楽になります)

・泣く(枕にタオルを巻いて顔押し付けて大声で泣いてみる)

・大好きなぬいぐるみを抱いて横になる

・好きなアイドルのDVDや、YOUTUBEをひたすら見る。

・懐かしい音楽を聴く(逆効果になる場合はダメです)

・チャットや電話相談で思いを話し聞いてもらう

・カラオケができる元気があれば一人カラオケに行く

・座禅、瞑想、マインドフルネスの実践

・認知行動療法(これはいろいろ書籍が出ているので学んでみてください。特に、うつなどに明らかな外的原因がある場合などとても効果的です。)

などです。うつが来そうだな、と思ったら、私の場合、上記のどれかを一つします。しかし、一つでは効かないときは、2つ、3つくみあわせてうつがくるのを予防します。例えば

・チョコレートを食べて、眠剤を飲んで寝る(歯磨きもしない)

・頓服を飲んでシャワーを浴びて好きなビデオを見る。

などです。そうしてゆくうちに、徐々に、うつとそうでないときの波が小さくなってゆきます。

今うつに苦しんでいる方(私も含めて)は、波があれば、落ちていきそうな時を素早く察知して、対応する、ということで良い心のサイクルができると思います。

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