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熱帯夜|詩


「熱帯夜」

夏をまる呑みした感覚に
フローリングの冷たさが心地いい
目覚めてから一時間の空は
どこかの誰かにとても優しかった

夢を見ていたのかもしれない
それはきっと素敵な夢だったはず
飲み干した空のペットボトル
本物を求めて投げ棄てた真昼の月

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