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いつかの、|詩


「いつかの、」

理不尽な雨が降る森の夜は
破壊と再生を繰り返す

いつかの蝶は乾かぬ羽根ひろげ
疲れきった手のひらのなか
とおく儚い夢をみる

泪に溺れることなかれと
祈りにも似た子守唄

君は、あの子によく似ている

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